悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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IRON BOUND VOL.14

Seventh Heaven / ALTAIR / Jessy Tripper / THE UNCROWNED(f.東京) / CRY MONOCEROS

 THE UNCROWNEDの大阪での初ライブ(バンドにとっても2回目)を観に行きたいということで、3月11日の土曜日に西九条ブランニューにて催された「IRON BOUND VOL.14」に参加してきました。

 当日は5バンドが出演ということで、トップバッターとしてCRY MONOCEROSが登場。予想外によくてびっくり。しかも1曲入り(「The Eternal Sky」というタイトルです)のデモCDを無料配布もしてくれて、ありがたいことに1枚いただいてきました。

 CRY MONOCEROSは、今はギターとボーカルの二人だけでのバンド活動のようで、今回もサポートドラマーを入れた3人でのライブでした。サポートドラマーの方はうまく、もう正式メンバーとして引き抜けよと思ったのは内緒です(笑)。

 次はALTAIRというバンドの登場でしたが、ステージにいるのはギターの方お一人。いつもはバンド形態なのだそうですが、今回は事情によりギター一人とのこと。なんか、昔のシュラプネル系の人の、カラオケをバックにギターを弾きまくるというライブに参加したときのことを思い出しました(トニー・マカパインとかチャステインとかタフォーラとか)。

 なかなか曲もよくて(半分はカバー曲だったかな)、ギターの腕前も確かなのでよかったのですが、バックがカラオケ(というかテープ同期というのかな、今は)ではなく、人間のメンツの方が、このギターの方の場合はもっとのびのびとギターを弾けたんじゃないかのかな、なんて偏見に基づく気持ちではありますが、そう思いました。

 次はいよいよ個人的なメインのTHE UNCROWNEDの登場です。THE UNCROWNEDを目当てに来ている人もかなり多いようで、ステージ前のブースもそれまで以上に人が多くなりました。私も後方からの観戦のつもりが、ついつい前方に行ってしまったじゃないですか(笑)。

 吉祥寺(CRESCENDO)で1月28日に行われたレコ発ライブ(彼らにとっては初ライブ)の映像(下記YouTube動画参照)を観たときは、正直言って下手だなと思いました。でも、この日のライブでは、その後にかなり練習を積んだんだなって思わせるくらい、バンドとしての演奏になっていて、かなりうまくなっていました。1か月ちょっとくらいでここまでできるようになるのって凄いですよ(改めて鑑賞すると、そんなに下手ではないわ。あれれ???、思い込みって恐ろしいw)。



 きちんとSHAL姉さんのボーカルが出ていたっていうのもありますし、吉祥寺の映像のときに感じた、個々の演奏はうまいんだけど、バンドとしてミックスされた音になっていないという部分も改善されたのか、うまい具合に演奏が溶け合ってバンドサウンドになっていました(吉祥寺のときも実際に会場にいればそう聴こえたのかもしれません)。サポートドラマーの松崎さんもスティックをくるくる回したりしてる割には、カチっとした演奏をしてくれていたのもよかったのでしょう(うわっ、上から目線だw)。

 そして、これは同じ日に出演した他の出演者に対しては失礼な書き方になってしまいますが、バンドとしての佇まいにメジャー感が唯一あったというか、他の出演バンドとはリーグが違う(by ニール・ショーン風発言)なと思わせるものでした。演奏技術がうまい下手だけではなく、オーラというか、おそらくプロとして必要な表現力が光っていたからだと思います。

 不満点は、曲数が少なかったこと。一出演者あたり30分程度だったので仕方がないとはいえ、5曲(「SHIVER」「REVIVE」「BRAVE MY HEART」「INFINITE」「UNWAVERING」という演奏順だったと思います。もう記憶がw)の演奏でした。CDの曲、全曲演奏してほかったです。いや、せめて個人的に一番大好きな曲である「BLUE MOON」は演奏してほしかったですが、それは次のライブに期待したいと思います。

 あ、メンバーの3人を間近で拝見させていただきましたが、でかい。流石、平均身長180cmのバンドだけあります。また大阪に来られるときには観に行きたいです。

 次のトリ前は、Jessy Tripperというアラフィフ親父4人(とバンドメンバー本人が発言しておりましたw)によるバンドでした。おそらく長いことバンド活動してるからか、円熟味があって、安定感もあって、演奏も当然うまく、安心して楽しめました。うまい演奏って、こういう演奏のことを言うんだよなって思いました。

 曲やバンド演奏から、昭和時代の最後の方のARBをベースに、80年代のバンドブームの波を全身に浴びて、90年代(平成の時代)以降の演奏技術も少しずつ取り入れて今の形になってますよという匂いが、誰でもわかりますわってくらいに発信できてるのは、何気に凄いことだと思います。

 この日出演の中では、唯一毛色が違うというか、どうしてこのバンドがブッキングされたんだろうかと思ったのは内緒ですよ。

 トリはSeventh Heavenという4人組のバンドでした。ボーカルの声がよく出ていなかった(調子悪かったのかな)のがちょっと残念でした。曲はいいのになー(MCもよかったw)。そして、ドラムの人が『ドント・ブリーズ』という映画に出てくる盲目のお爺さんをロン毛にしたって感じの人で、それが一番印象に残っております。

 THE UNCROWNEDが目当てで、それ以外の出演者は全く知らない状態でのライブ公演でしたが、思った以上に他の出演者もよくて、ライブイベント全体も凄く楽しめました。

 THE UNCROWNEDからは、マスク、飴二つ、メッセージが書かれた写真1枚、メンバーによるCD『REVIVE』の曲解説を収録したCD-Rをいただきました。こんなにファンへのお土産を用意していただいて、本当に感謝しかありません。メチャクチャ嬉しかったです。ありがとうございます。

アサシン クリード

期待の裏返しはdisることと覚えたり。



 期待してたんですけどね。予告編を観て面白そうって思ってたし。なんだろう。全てにおいて歯切れが悪いと感じてしまいました。ゲームはしたことがないので、どういう形で映画化されたのかはわかりませんが、ゲームというか、世界観や設定は知ってて当たり前という前提で作られたような気もするし、そうじゃないような気もするし(笑)。

 今回の映画の中で重要視されている「エデンの果実」というものがどう凄いのかっていうのを、きちんと映画の中で提示しきれていないというのがあかんかったのかなぁ。だから、あんまりのめり込めなかったというのもあるのかも。

 主人公も悲劇的な過去があったとはいえ、そこから堕落して殺人まで犯して死刑執行されるまでになってるという設定も、主人公に感情移入できないように作っていると捉えられても仕方がないように思います。殺人について「だって相手はポン引きだぜ?」って言うような主人公はダメだよね(笑)。

 アサシンの皆さん、特に過去のアサシンの皆さんですが、日夜血の滲むような特訓をしてアサシンになられたんだと思うのですが、相手がテンプル騎士団とはいえ、かなりサクサクとやられてしまうアサシンさんを見せられて、相手は大勢だったというのもあるし、リアルな描写なのかもしれませんが、凄みがないというか、もうちょっと映画的な嘘をついてもいいんじゃないのかなぁって思ったり。

 この映画だけではないですが、血の滲むような特訓をして強さを手に入れても、リアルな描写という設定の弊害か、相手は普通の人でも何人か集まって来られたら劣勢になってしまうという描写って、全く意味がないように思うのです。そういう映画を観ると、そこにセガールやドニーさんを投入したいと思ってしまって、映画に集中できなくなるんですよ!!!

 

一週間フレンズ。

普通にネタバレしています。disってるように見えるかもしれませんが、パンフレットを買うくらいにはお気に入りです。





 山﨑賢人が主人公役で青春モノとくれば、観に行くしかないでしょう。ということで突撃してきました。

 うん、映画としては悪くはなかったと思う。テンポもいいし、サクサク観れるし。青春モノの王道っていう感じでライバルキャラも出てくるし、夏祭りの風景も登場するし(笑)。

 映画のネタバレをしていきましょう。ヒロインは中学生時代に、転校していくことになったライバルキャラに告白されます。それを知った、ライバルキャラが好きだったヒロインの中学時代の同級生女子(親友らしい、笑える)は、クラス内でヒロインをハブるように仕向け、結局、ヒロインは友達ゼロ(元々そんな奴らは友達じゃないけどね)状態に。

 ヒロインはライバルキャラの告白の返事に向かう途中に同級生女子らに遭遇し、そこから逃げようとして交通事故にあってしまい(飛び出しちゃダメ)、事故の後遺症で友達とかの情報(記憶)が一週間も保持されないという症状(解離性健忘症)を抱えてしまいます。ヒロインはその症状によって高校生になっても友達ができず、両親は環境を変えるといいのではと判断し、ヒロインは主人公のいる高校に転校してきたのでした。

 主人公はそんなヒロインとなんとかお近付き、げふんげふん、彼女になってもらおうと、げふんげふん、友達になろうと、担任の教師からヒロインの秘密を聞いても諦めず、交換日記という手法でなんとかヒロインの懐に潜り込む、ち、違う、ヒロインの心の支えになっていくのでした。

 ただ、偶然にもライバルキャラが同じ高校に転入(すぐに戻って来るなら転校するなよって言ってはダメ)してきて、紆余曲折があり、ヒロインはそのライバルキャラを思い出し(主人公の努力の結果なんだけどねw)、主人公の前でそのライバルキャラに会いたいとのたまってしまいます。主人公、大打撃。そのちょっと前までいい雰囲気だったのにね。

 結局、ヒロインは解離性健忘症の症状は改善されないまでも、ライバルキャラのことは思い出したままずっと保持される状態となり、(多分)付き合っちゃいます。勿論、主人公のことは忘却の彼方へ、です。泣ける。

 そして、時が過ぎて卒業式。主人公は卒アルにメッセを書いてもらうようヒロインにお願いします。ヒロインは主人公のことを認識していませんが、仕方なく当たり障りのないメッセを書きます(「卒業おめでとうございます」と書かれてましたねw)。

 ヒロインがライバルキャラと学校から一緒に帰ろうとしているところに、校内で呼び出しが。借りていた本がまだ返されていないということでした。ヒロインは記憶にはないんだけど(ここでヒロインは解離性健忘症という設定を忘れてるだろっていうツッコミはなしねw)、一応図書室に出向きます。そこで、偶然図書室にいた主人公のクラブの後輩が、主人公から返しておいてくれって頼まれていた本のことを思い出し、何故かずっと持っていたその本を返します。その本には主人公がパラパラ漫画で(あ、主人公は漫画同好会の部員ね)ヒロインとの出会いと別れが書かれていたのでした。突然、そのパラパラ漫画で主人公のことを認識するヒロイン。ライバルキャラも主人公のところへ行って来いと男前な発言をします。ヒロインは学校中を探して、やっと校舎の屋上で主人公を発見。主人公に対して、自分は忘れっぽいけど、友達になってくださいと言って、二人が握手して映画は終了です。

 これさ、一見主人公にとってはハッピーエンドかなってなるけどさ、実はバッドエンドだよね。だってさ、記憶が戻るたびにライバルキャラ(元カレになってしまったのだろうかw)のところに行ったり、主人公に寄り添ってきたりするビッチヒロインだよ。マーキングされたっていうか、主人公はキープ君になっただけじゃん。それに、また記憶をなくした月曜日がやってきて、主人公のことを憶えているなんていう保証はないわけで。つかさ、別にヒロインは主人公と友達になっただけであって、彼氏にするつもりなんてないよね、実際(笑)。主人公は彼女になってくれたって思ってそうだけど。そう思うと、余計に主人公はカワイソウダワ。

 こういう映画ってさ、観終わったあとは、爽やかな気分になったり、ほろ苦い気分になったり、甘酸っぱい気持ちを思い出したり、切なさに胸を焦がしたりするもんじゃん。でもこの映画は、観終わったあとの気持ちは胸糞悪いというか。卒業式の卒アルにメッセ書いてたところでさ、綺麗に別れてさようならでよかったじゃん。それなら、ヒロインはビッチ認定されずに済むんだし。原作は未読なので知らないのですが、この結末って原作どおりなんかなー。モヤるわー。

 

東京ウィンドオーケストラ

かなりの勢いでdisってます。



 映画のあらすじを読んで、面白そうだなと思ったので観てきました。屋久島と言えば、少年(明日夢)とヒビキさんが出会った場所ですよ!!!

 映画がわかってる風を嘯きたい人向けの映画。って書いたら元も子もないか。誰に向けて作ってるのかわからないし、プロになりたいのなら、それは致命傷。その傷を拗らせている映画を作りたいっていうだけの人が世界中にいるでしょ。作家性とかさ、そういうのを追求する前に、面白い映画を作ることを追求してほしい。結局、この程度の出来でしょ。自分で答え作っちゃってるじゃん。

 と、いつも以上に辛口のコメントになってしまいましたが、役者の演技が均質化していなくて、意図的ではないチグハグさが出ているし、短い時間の割にテンポが悪いし、淡々と描き切るのはいいけど、観客に淡々とした気持ちで帰らせてどうすんねん、とか。

 それに、大阪人だからかもしれませんが、オチの付け方にもっと工夫がほしかったというか。これ、オチてないよねって思いました。

 あ、また辛口コメントを(笑)。言い訳ではありませんが、私はこういう映画、大好物ですよ。マジ。お話自体は面白かったですしね。だから、お金がかからない部分、演出であったり、そういうところにもっと工夫と努力という資源を注入してくれたらなぁと思う次第なんですよ。

 

2017エキサイトシリーズ~Jr. BATTLE OF GLORY~ 優勝決定戦

 Jr. BATTLE OF GLORY(以下「JBOG」という)というジュニアヘビー級のリーグ戦が、全日本プロレスの2月のシリーズのメインとなっており、大阪大会はその優勝決定戦。なのに、メインは三冠の防衛戦(笑)。まぁ、それはいいか。

 昨年のJBOGは、主力選手の離脱の後ということもあり、選手を揃える(集める)にも一苦労という感じでしたが(出場選手は素晴らしいですよ、勿論)、今回は選手を絞るのに一苦労したという感じの豪華メンバー。昨年同様にA、Bブロックの2ブロックで、それぞれ5人の選手が激突。どちらのブロックもどの選手が出てくるのか、そしてどの選手が優勝するのかわからないという、プロレスファンなら興奮するよなっていうメンバーでした。

 しかし、星取の都合か、両者リングアウトや両者KO、時間切れ引き分け等、決着が付かない試合も多く、調整が大変だったというのがファンの目には明らかな、少し残念なリーグ戦になってしまったなぁという印象。

 また、日程の関係か、大阪でリーグ戦の試合が組まれている選手が決勝に上がってくるんだろうなっていうのがわかってしまうような形になっていたのも残念なところ。試合自体は面白いのに、そういうファンに見えなくてもいいところで損をしたようなリーグ戦になってしまっていたように思えます。

 そんな中、今回は今年から全日本プロレスの所属になった(スポルティーバから移籍)岩本選手が優勝。私の予想は、Aブロックが岩本選手、Bブロックが青柳選手で、優勝決定戦で岩本選手が優勝でしたが、Bブロックは佐藤選手が苦しみながらも突破して、優勝決定戦で岩本選手と対戦となりました。試合は、Aブロック公式戦での青木戦からの疲れか、岩本選手がかなり押し込まれていたように見えましたが、最後に逆転。レフェリーストップで勝利し、初出場初優勝となりました。

 岩本選手は負けなしでリーグ戦を突破してきましたが、1勝以外引き分けという内容で、圧倒的な力で勝ち上がってきたというわけではないので、今後どのようにこの優勝を活用していくのか、楽しみにしたいと思います。順当に考えれば、石井選手の持つ世界Jr.のベルトに挑戦でしょうか。

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 諏訪魔選手のラストライドと、ジョー・ドーリング選手のレボリューションボムの競演は凄かったです。ごっつ迫力がありました。競演じゃなく、狂宴と書きたいところです。喰らったジェイク選手と野村選手は、試合後もフラフラしておりました。

 全日本プロレスにフリーで参戦中のKAI選手について、WRESTLE-1時代の自由だーのスタイルじゃないのにちょっと残念感が(笑)。WRESTLE-1の自由だーのときの方が魅力があったような気がしないでもないような。

 メインは三冠戦。ボディガー選手が挑戦。宮原選手は勝てばV8。ボディガー選手のセコンドにゼウス選手が付き、地元ということもあり、会場は大ボディガーコール。全日本プロレス所属の三冠王者がまさかのアウェー状態。それでも、王者はふてぶてしく、ヒールのごとき戦い方でボディガー選手と熱戦を繰り広げます。最後は、渾身のシャットダウン式ジャーマン・スープレックス・ホールドで王者の勝利。熱戦に終止符を打ちました。

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 ボディガー選手の凄さと迫力、宮原選手の王者としての貫禄、両選手の攻防、この試合のどこを切り取っても、これぞ今の全日本プロレスだという試合だったと思います。宮原選手も、これまでの三冠戦はどうしても受けが目立つような戦い方になってしまっていましたが、今回は攻守バランスよく試合を運んでいました。宮原選手は試合を作るのもうまいですが、今回はボディガー選手に任せている部分もあるように思えたので、ボディガー選手がそれほどうまくなっているということなんでしょうね。最後はボディガー選手の健闘を讃え、自ら握手を求めにいくほど。これは珍しい光景でした。キャリアのスタートが全日本プロレスではない二人が、今の全日本プロレスの戦いを見せてくれたことは、私はとても素敵なことだと思うのです。

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 三冠の次の挑戦者は恐らくチャンピオン・カーニバルの優勝者。いや、今回は宮原選手が王者として優勝すると予想しているので、リーグ戦で負けた相手との防衛戦だと思っています。チャンピオン・カーニバルでは、同じブロックとなったジェイク選手とKAI選手に負けると予想しています(笑)。三冠の連続防衛記録がどこまで更新されるのか楽しみですが、夏に予定されている両国大会のメインがV11(V10が今の記録だったような)の試合となるんじゃないかなぁと思います。

 今回の大阪大会、会場(エディオンアリーナ大阪第2競技場)に入ってまずびっくりしたのは、ここ数回の同じ会場での大会より明らかに座席数が多いこと。ぎっしりでした。さらっと数えてみましたが、800席以上は用意されているようです(いや、だから数えた実数をツイッターで書いてて全日本プロレスの公式アカウントからブロックされたんだろうが、お前はw)。しかも、ほぼ席は埋まる結果に(主催者発表は877人)。これも、ボディガー選手効果だったのでしょうか。次回の大阪大会にも、これを機会に全日本プロレスをまた観戦してみようかなっていう方が増えることを、一全日本プロレスファンとして祈ります。

 簡単に総括しますと、今回の大阪大会はメインの熱気が凄く、これぞ全日本プロレスだろっていう試合で大変楽しめましたが、なんかJBOGは盛り上がりに少し欠けたのかなという印象でした。

 次回は、3月の四條畷大会、4月のエディオンアリーナ大阪第2競技場でのチャンピオン・カーニバルを観戦します。5月には守口大会も開催とのことで、チケットが発売されれば買いたいと思います。つか、買いますね(笑)。

たかが世界の終わり

かなりdisっていますね。すみません。


 題名に惹かれて(予告編も面白そうだったし)鑑賞しましたが、私には全く合わない映画でした。こういう、あんまし中身もない、大した答えも持っていない映画を、映画的な技法でさも高尚かのような仕上げにして、映画ファンを惑わす、げふんげふん、映画ファンに提供するっていうスタイルは嫌いではないのですが、それにしても浅薄すぎたというか。

 「いや、お前が理解できなっただけだろ」って言われてしまうと、「はい、そうです」となっちゃいますけどね(笑)。言い訳すると、理解できなかったというよりも、理解したいとも思わなかったということです。この映画を楽しめないなら映画ファンじゃないよって言われるのなら、私は甘んじて受けますよ。別に映画ファンっていうカテゴライズが自分にとって必要なわけでもないし。

 最近、この映画のようにメインの登場人物にリアルなキチ◯イが登場する映画(この映画はメインの登場人物の半分以上がキチ◯イですけどね)は苦手になってきているんですよねー。中身がなくても、スッキリサッパリとしている映画が今の自分には合う映画なのかなー。中身がないことが悪いわけじゃないしね。中身が詰まってようが、詰まってなかろうが、自分にとって面白いか、面白くないか、これが大事なわけなんです、私にとっては。

 この映画を観終わって思ったことは、たかが(自分の)世界の終わりなのに、他人を巻き込むのはよくないよな、っていうことです。

 

マグニフィセント・セブン

正直にネタバレしています。ちょっとdisってるようになってるかも。





 悪くはなかったんだけど、スカっとしなかったし、物足りなく感じました。実際、人物描写は薄いですしね。だからこそ、豪華俳優陣を使って、その弱点を補おうとはしたんだと思うけど。人物描写を濃くすると時間が長くなってしまうし、そうなるとテンポが悪くなるというか、間延びしちゃうかもしれないしで、バランスを取るのは難しいんですけどねー。

 物語は、『七人の侍』や『荒野の七人』の大筋ほぼそのままです。『荒野の七人』より『七人の侍』に話の流れは寄せてるような気がしましたが、記憶は曖昧なので信用しないでください(笑)。いや、どっちかっていうと、特にキャラクターの配置的な面は、ドニーさん主演の『セブンス・ソード』に近いかも(マテ)。

 メインの7人+αの顛末です。役者名横の()内が役名です。

デンゼル・ワシントン(サム・チザム):無敵です。『イコライザー』でのあのキャラみたいなもんだと思ってください。つかさ、その強さなら仲間集めなくてもよかったような気もするよ(爆)。で、やっぱし最後まで生き残ります。町をラスボスから守ろうとした理由は、かつてラスボスに家族を殺され、自分も殺されかけた過去があったからです。

クリス・プラットジョシュ・ファラデー):悪魔の銃(ガトリングガンのことです)をどうにかするために特攻し、ダイナマイトでガトリングガン諸共爆死。マックイーンポジションだと思っていただけに(劇中でもランドル銃を使っていたような)、生き残ると思っていたので、爆死は予想外でした。

イーサン・ホークグッドナイト・ロビショー):イ・ビョンホンと何故かアベックで行動しています。南北戦争の後遺症からか人を銃で撃てなくなっていて、決戦前夜に敵前逃亡してしまいますが、予定調和で戦いの途中で戻ってきます。最後は、教会の屋上の鐘のところでイ・ビョンホンと一緒にガトリングガンの餌食になって、教会の屋上から地面に落下して死亡。スナイパータイプは生き残れないジンクス更新(←ってそんなのあるのかw)。

イ・ビョンホンビリー・ロックス):イーサン・ホークと何故かアベックで行動しています。町民にナイフ使いを教えようとしますが、自分のナイフさばきに一人悦に入ってしまったため、町民に呆れられて去っていかれます。その後、きちんと教えられたのかどうかは不明。教会の屋上の鐘のところでイーサン・ホークと一緒にガトリングガンの餌食になって死亡。ちなみに、イ・ビョンホンは教会の屋上から落下しておりません。

ヴィンセント・ドノフリオジャック・ホーン):敵側のネイティブアメリカンの人にタコられて死亡。

マヌエル・ガルシア=ルルフォ(ヴァスケス):クリス・プラットと似たようなキャラ設定のせいか、クリス・プラットとよく絡みますが、なんだかんだで最後まで生き残ったのにはビックリ。

マーティン・センズメアー(レッド・ハーベスト):ヴィンセント・ドノフリオタコった敵側のネイティブアメリカンを圧倒的な差でやっつけて、生き残ります。

ヘイリー・ベネット(エマ・カレン):旦那の行為は本当にヒーローだったけど、目の前で殺されてしまいます。で、最終的にラスボスをぶっ殺すのはこの人でした。

ルーク・グライムス(テディQ):町の若者で、ヘイリー・ベネットと一緒に町を助けてくれる人を探してるんですが、なんとなく雰囲気イケメンだし、そこそこ活躍するんかなって思ってたら、ラストバトル序盤で負傷したっぽくて、活躍せず。でも、生き残ります。

 もうちょっとメインの7人が逝っちゃってくれた方が盛り上がったのになーって思ったり。意表を突いて、デンゼル・ワシントンがやられちゃうとか、そういう展開がほしかったような気もします。

 

MINSTEARS Vol.3

 TEARS OF TRAGEDYの3rd『STATICE』に物凄くはまってしまい、1st『ELUSIVE MOMENT』、2nd『Continuation Of The Dream』も続けて購入、TEARS OF TRAGEDYというバンドの沼に落ちてしまったような状態で2017年を迎えてしまい、1月21日に東京で行われたライブも勢い余って行ってしまいそうになっていました(こちらは当日仕事があったため断念)。

 当然、それほどの影響を与えてくれているバンドの大阪でのライブが決まったとなったら、行くしかないでしょう。ということで、2月4日の土曜日、ライブとしてはアラン・ホールズワースの引退ツアーと銘打たれた2014年9月30日以来(その前のライブとなると、2002年2月のRing Of Fireの日本ツアー)ということと、オールスタンディングのライブハウスということで、老体が保つのかどうかという不安を抱えながらの参加となりました。

 ライブハウスの場所は、アメリカ村FANJ twiceというところでした。ホテルが入っているビルの地下にライブハウスがあるのですが、入場前に人が集まりだしたら、おそらくホテルのおっさんがここから入ってくんなって言い出して(まぁ当然ですわなw)、でも、ライブハウスの店員さんは道路に出ないようにもうちょっと奥に(ホテル側に)って言い出して、どっちやねんと思いながら入場を待っていました。なんていうか、ライブハウス側は、もうちょっと人の裁き方を経験値として貯めていった方がいいと思いましたよ。

 入場して、とりまグッズ(T-シャツ2種と悲劇のトートバッグ(笑))を購入。キーボードのHAYATOさんとベースのYOHEIさんが売り子をしておられました。

 多分、前の方を陣取ることはできたかもしれませんが、体力的に無謀なので、後方からライブを楽しむことにしました。観客は100人弱ってところだったでしょうか。

 ライブが始めると、演奏のうまさにびっくり。最初はちょっとボーカルが楽器陣に比べて引っ込んでるような感じがしました。1曲というか実質2曲目の「Void Act」はずっとそんな感じでしたが、それ以降は音響側で調節したのかどうかわかりませんが、バランスもよくなり、より以上にバンド演奏のうまさというか凄さに驚きました。途中、ドラムが2回(「STATICE」だったかな)、曲の入り方をミスしたことは忘れてもいいと思うほどに(笑)。

 特にボーカルのHARUKAさんの歌声は素晴らしかったです。これほど肉感的で色気があるのに聴き易いのって珍しいと思うのです。BURRN!でのインタビューでも触れられていましたが、1st、2ndと3rdでは明らかに違うと思います。何も情報を知らないまま1stか2ndを聴かされて、3rdとはボーカルは別の人ですよって言われたら信じてしまうくらいに。

 そんなこんなで、ごっつ楽しかったです。行ってよかったです。大阪での次回のライブは、4/15(土) 大阪・梅田 amHALLでということで、こちらも行こうと思います。Mardelasも一緒だし、楽しみです。

 今回のライブをまとめますと、ボーカルのHARUKAさんがクルクルクネクネしてたのが、一番印象に残ったということです(笑)。

 

ガタカ

若干ネタバレしております。




 切なくて、美して、そして、希望を持つことの素晴らしさが物悲しく描かれている映画でした。

 評判のよい映画でしたが、なんとなく今まで観る気持ちにならなかったんですが、もっと早く観ておけばと思いました。

 主人公は、現実世界にとってはごく普通の生まれ方ですが、この映画の世界(少しだけ先の未来)においてはあまり歓迎されない生まれ方でした。そう、この世界では遺伝子操作で子供を作るのは当たり前だから。

 当然、主人公は不適正者として生きていかざるを得なくなります。遺伝子操作で生まれた弟に差を見せつけられて育ちますが、それでも、宇宙飛行士になるという夢だけは諦め切れなかったというよりかは、それが生きがい、それが主人公の力となっていったのでした。

 ある日、弟と遠泳勝負をしてはいつも負けていたのに、その日は弟に余裕を持って勝ってしまったのです。そこで、主人公は自分の夢に向かってどんな方法を使っても突き進むことにするのです。そう、止まってしまっては自らの可能性を手放してしまうことなんだ、と。

 ジュード・ロウに髪の毛があるよ〜〜って映画を観ながら叫んでしまいましたが、私が初めてジュード・ロウの存在を知ったときも、彼は髪の毛があって、イケメンというよりも、美しいという言葉が似合う俳優さんでした。それを思い出しました。

 ジュード・ロウは主人公が自分に成りすますために、血液、尿、髪の毛、あらゆるものを提供します。この世界、特に主人公が勤める「ガタカ」という宇宙関係の企業(?)は、入館にも血液チェックが必要ですし、何かあれば尿検査とか、色々と面倒なのです。

 ガタカ内で、主人公を怪しんでいた主人公の上司が殺されるという事件があり、野次馬してしまった主人公の睫毛が殺人現場付近で落ちてしまったため、警察は主人公を容疑者というよりも犯人と決め付けて追いかけるのですが、犯人はガタカの局長でした。

 殺人の理由は、主人公の上司が70年に一度のタイタンへの宇宙飛行のチャンスを潰してしまいかねないからというものでした。もしかして、局長は主人公の正体に気付きながらも(不適切者だとわかっていながらも)、主人公の才能だけを評価していたのかもしれません。

 殺人事件を捜査していた警察のお偉いさんが実は主人公の弟で、主人公は殺人の容疑からは解放されましたが、身分詐称という罪は残っていました。主人公は弟に、またもや遠泳勝負を持ちかけ、勝利します。そこで、弟も主人公が言う可能性を信じたのでしょう。主人公は身分詐称で逮捕されませんでした。

 宇宙飛行の当日、搭乗前にこれまでなかった尿検査が行われます。いつも検査していた医師も、おそらく主人公の正体を知っていたのでしょう。主人公も、ジュード・ロウの尿を用意していなかったのか、自らの尿を差し出します。そして、不適正者の表示が当然出ますが、医師もまた可能性を信じて表示を詐称します(おそらく、かなり前から主人公の正体を知っていた模様)。

 ジュード・ロウは、自ら才能のある人生を放棄(自殺未遂?)しましたが、主人公と出会ったことで再び人生を謳歌したんだと思います。主人公と一体になっていく感覚だったのかな。そして、主人公が夢を叶えたとき、ジュード・ロウの夢も叶ったんだと思います。そして、主人公が自身の身代わりとしてこれからも生きていけるように、自分の血液や尿を大量に残し、自分自身は死体が残らないように、そして廃となって主人公と同じ宇宙に行けるように(戻るように)と、炉の中で焼身自殺(この場合の自殺はネガティブな意味ではなくて、再生、再出発という意味が込められていると思います。輪廻転生というか)します。

 この映画は、結構淡々と話が進んでいきますが、ところどころでギアチェンジというか、急にちょっとだけ速度アップして、また淡々とした流れに戻るという形を取ることで、主人公とこの映画の中の世界との接点を強く印象付けようとしていたのかな、と思いました。

 この映画がきっかけで、イーサン・ホークユマ・サーマンって結婚することになったんでしたっけ。結局、イーサン・ホークの浮気が原因で離婚しちゃったんですよね。

 

ちょき

えっと、ネタバレしておりますが、話の筋というよりも世界観を楽しむ映画だと思いますので、特にネタバレを踏んでも問題ないような気がします(個人の感想ですw)。


 和歌山市内を舞台にした映画。たまたまこの映画を観たのですが、出来のいい映画とは決して言えないけど、なんか、心にどっしりと乘っかかられたようです。

 最初から、画面は単なる日常風景なだけなのに、その根底に悲しみの色みたいなものが見えてしまって、最後はバッドエンドなんだろうなって身構えてしまっていましたが、ハッピーエンドでよかったです。うん。この映画はハッピーエンドしか似合わない映画(もしくはハッピーエンドしか受け付けない映画)だったように思います。

 「ちょき」というのは、ヒロインが主人公に勝手に付けたあだ名で、ヒロイン以外はそう呼んでいません。どうして「ちょき」かというと、主人公は髪切り師で、ちょきちょきハサミを使って髪を切る人ということからです。

 主人公とヒロインの出会いは10年前、主人公が1階で美容室(と理髪店を合体させたような感じ)を営み、配偶者(物語時点では鬼籍)が2階で書道教室を開いており、ヒロインはその書道教室の生徒でした。

 ヒロインは、幼い頃から両親(母親だけ?)のDVに晒されていて、7歳(か8歳)のときに、鏡に頭からぶつけられたときに目をやられたことが原因で、今は完全に失明し、和歌山市内の盲学校に通っています。母親は現在服役中(色々やらかしているらしい)で、一年以内に仮出所するかもっていう状況です。

 物語は、ヒロインが10年振りに主人公に電話をかけたことから始まります。いや、正確には主人公のなくなった配偶者に対して電話をかけたことから始まります(ヒロインは主人公の配偶者がなくなった事実を知りませんでした)。

 最初は、お互いに懐かしさから会っていたのでしょうが、ヒロインはかなり年齢の離れた(20歳以上かな)主人公に恋してしまい、主人公もなくなった配偶者がヒロインを娘のように可愛がっていたことから、当初は恋愛対象になるとは思っていませんでしたが、周りが過剰に反応した結果、そういう対象になってしまいます。

 ヒロインが母親が出所して一緒に暮らしていくかもしれないという現実に直面したとき(しかもほぼ避けようのない選択肢かもしれないと思わされるような)、過去がフラッシュバックしてしまい、心の傷が大きく開いてしまいます。それに直面した主人公は、ヒロインをこれからも守っていく(結婚する、ですよね)という選択をします。という映画でした。

 この映画を気に入ったのは、主人公の選択が今ここからの「新しい出発」ではあるけど、今までを忘れてとかっていうのではなく、今までがあったからこその今からというスタンスで、新しく歩き始めようとするところなのかな(という風に私は捉えています)。『めぞん一刻』の主人公もこんな受け入れ方でしたっけ。

 パンフレットを買おうと思ったらなくて、レコードプレーヤーもないのにアナログレコード(LPですよ)を買ってしまいましたよ(笑)。3,500円はちょっと高いかなとは思いますけどね。映画鑑賞代金より高いじゃんって思ったんですが、昔もサントラの方が鑑賞代金よりも高かったですね。

 

世にも怪奇な物語

えっとネタバレしていますが、かなり昔の映画なので許してください。




 昔はよくテレビ放映されていて、それで観た記憶があり、正直、あまり面白くなかったという印象でした。こんなに面白かったっけというのが、改めての鑑賞後の感想です。ジェーン・フォンダは気品溢れる美しさだし、アラン・ドロンは陰のあるハンサム(イケメンではなくハンサムだw)と、テレンス・スタンプは狂気と幻想と妄想の間にいる演技がうまかったなぁとか。

 本映画は3話からなるお話なのですが、1話はなんとなく内容も場面も覚えていました。2話はアラン・ドロンが出ているところと、女性を解剖する場面程度しか覚えていませんでした。そして、3話目は全く覚えていなかったというか、初見のような感覚でした。実際、そうだったのかもしれません。テレビでしか観たこともないので、カットされていたのか、途中で観るのを止めていたのかどうか、今となっては知る由もありませんが。

 3話に共通しているのは、首飾りです。これがどうにかなることで、タイトルのように不可解というか怪奇な出来事が起こっていくのです。

 1話のお話。傲慢で周りを懐柔し思うがままにしている伯爵夫人(令嬢?)であるジェーン・フォンダは、従兄弟であるピーター・フォンダ(実際には弟だw)に惹かれるが、彼を懐柔できませんでした。彼への愛情が憎しみに比例し、部下に命令して彼の馬小屋を放火しますが、それによって彼は亡くなってしまいます。そして、一頭の制御の利かない黒馬がジェーン・フォンダの居城にやってきます。その馬とのランデブーに没頭するジェーン・フォンダ

 馬小屋の放火のあと、ジェーン・フォンダの部屋にあったタペストリーの黒馬が何故か焼け爛れてしまいました。すぐに修復の命令を出しますが、修復が難しくなかなか完成しません。ようやくタペストリーの馬の目が復元されたとき、落雷で燃える草原の中を黒馬に跨ったジェーン・フォンダが突進していきます。タペストリーの馬の目は真っ赤でした。修復した人によると、怒りによって赤くなっているのだと。

 2話のお話。アラン・ドロンは小さい頃は悪ガキでいじめを繰り返していました。そこに、アラン・ドロンと同じ名前の同じ年の子供が転入してきて、アラン・ドロンの悪事を咎めます。二人は学校を放校となり、やがて成長したアラン・ドロンは医学生となりました。

 アラン・ドロンは若い女性を仲間と共に攫って、生きたまま解剖を行おうとします。そこにまたしても、もう一人のアラン・ドロンがやってきます。少年時代は名前が同じだけでしたが、このときは容姿も全く同じでした(役者の都合でしょうw)。解剖されかかっていた若い女性は、二人のアラン・ドロンの登場にびっくりして、結局もみ合って後からきたアラン・ドロンを刺しちゃいます(女性が刺されたのかも、うろ覚えw)。

 また時が経ち、アラン・ドロンは軍人になっていました。あるパーティー会場で、BB(ブリジッド・バルドー)にバカにされてしまったアラン・ドロンはカード勝負を挑み、一晩かけてBBに勝利します。負けたBBは背中を鞭打たれますが、そこにまたもやもう一人のアラン・ドロンが登場し、カード勝負のイカサマを暴露します。イカサマをしたことで、アラン・ドロンの上司の軍人(多分)から除隊を言い渡されてしまいます。

 怒り沸騰のアラン・ドロンは、もう一人のアラン・ドロンとフェンシングで勝負しますが、負けてしまいます。もう一人のアラン・ドロンが去って行こうとしたところを後ろからナイフで刺して殺してしまいます。

 そこで何故か怖くなったアラン・ドロンは、カトリック信者でもないのに教会に駆け込み、もうすぐミサがあるからと断ろうとする神父にむりくり懺悔します。そう、これまでのお話はアラン・ドロンの懺悔の内容だったのです。懺悔が終わると教会の屋上から飛び降り自殺してしまいます。あれはアラン・ドロンドッペルゲンガーだったのでしょうか。

 3話のお話。イギリスの有名俳優となったテレンス・スタンプがイタリアに映画製作のために呼ばれます。ただ、彼はお酒のせいなのか、クスリのせいなのか、正常に世界を視ることはできていないようです。現に何故か白い服を着た少女をいつも見ています。

 映画製作者から贈られたフェラーリに乗って、イタリアの街を激走しますが、どうやらどこか分からない街に迷い込んだ模様。流石に彼も怖くなったのか、ローマに戻ろうとしますが、どう戻っていいのかも分からず。道が分断された道路で、分断先の向こうに待つ白い服を着た少女に会うためにフェラーリを最高速にして向かいますが、道路に張られた針金?によって首が切断されます。その首を白い服を着た少女は手毬として扱います。

 昔の映画の雰囲気を思い起こさせてもらいました。また、随分とお金がかかってるし、手間暇かけてるなーという印象です。

 Blu-rayになって映像も格段に美しくなったそうで、映像に訴えるような作り方をする、この映画の3話を監督した、ヴァディム、ルイ・マルフェリーニの作風を堪能するにはいい機会だと思います。

 

全日本プロレスの選手層を勝手に考えてみる

※1月15日追記。1月15日に、SUSHI選手が1月31日付をもって全日本プロレスを退団とのこと。また、他団体からのよく参戦していただいている選手記載の中で、レイパロマダブプロレス、Evolution<Evolution広島支部>)選手についての記載が抜けておりましたこと、お詫びします。

 平成29年1月1日から元スポルティーバ所属の岩本煌史選手が全日本プロレスの所属に、1月9日の「YOKOHAMA TWILIGHT BLUES vol.3」横浜ラジアントホール大会において岡田佑介選手がデビューと、徐々に所属の選手層を増やしている全日本プロレス。今回は、その選手層について勝手に考えてみたいと思います。

 思い起こせばもう1年半近く前の平成27年9月、まずは現在ノアに戻り所属になった潮崎豪選手が退団。続いて11月には取締役で当時の三冠王者だった元横綱の曙選手(あ、秋山選手に三冠を奪取されてからの退団発表だったかな)、当時の世界ジュニア王者の鈴木鼓太郎選手、年末には現在鈴木軍で活動中のノブこと金丸義信選手、平成28年に入ってすぐの十三でのすわまちおこし大会を最後にデビューして3か月だった佐藤恵一選手が退団(この日以降、諏訪魔選手もアキレス腱完全断裂で欠場)。

 もう、このときのほとんどの全日本プロレスファンは絶望を垣間見たと思うのです。佐藤選手を除いて相次いだ主力の退団。そして、当時の全日本プロレスの象徴と捉えられていた諏訪魔選手の長期欠場。今になって、「いやー、あのときは大変だったよー」と笑っては言えますけど。

 退団した選手を裏切り者だとか、恨むという気持ちは私自身は全くありません。理由は、ギャラが最初の契約から一方的に下げられてしまったというのが要因ですしね(佐藤選手以外。彼の退団理由はよくわかんない)。7月に結んだ契約を9月に下方修正で見直して、11月にはさらに下方修正で見直されるなんて、私でも退団してしまいますよ。退団した選手は、(佐藤選手以外は)プロレス界ではネームバリューもありますしね。それならフリーの方がいいだろうと考えても責められませんよ。まぁ、曙選手は取締役だったのと、その後に「王道」という団体を旗揚げしたことを考えると、ちょっとモヤりますが(笑)。

 過去はそこまでにして、現在の全日本プロレスの所属選手(専属フリーだとか言わない、そこw)は14名。かなり格好だけはついてきました。現在の所属選手は以下のとおりです。

※氏名(年齢、キャリア)、主な階級、ユニット・チーム名 平成29年2月28日基準

60代(年齢順)
渕 正信(63、42)、ヘビー級(以前はジュニアヘビー級の重鎮、現アジアタッグ王者)、全日本プロレス本隊

40代(年齢順)
秋山 準(47、24)、ヘビー級、全日本プロレス本隊(社長、はぐれ全日本)
大森 隆男(47、24)、ヘビー級、全日本プロレス本隊(取締役、Get Wild、アックスボンバーズ、ノーフィアー、ワイルドチャイルド)
諏訪魔(40、12)、ヘビー級、Evolution(Evolutionレスリング部)

30代(年齢順)
青木 篤志(39、11)、ジュニアヘビー級、Evolution(Evolutionレスリング部)
SUSHI(38、18<ただしSUSHIとしてのキャリアは4年>)、ジュニアヘビー級(以前はヘビー級)、全日本プロレス本隊 1月31日付を持って退団
ゼウス(35、10)、ヘビー級(現世界タッグ王者)、全日本プロレス本隊(ザ・ビッグガンズ、元大阪プロレス
中島 洋平(31、9)、ジュニアヘビー級全日本プロレス本隊(元沖縄プロレス

20代(年齢順)
ジェイク・リー(28、1<再デビュー後>)、ヘビー級、NEXTREAM
宮原 健斗(28、9)、ヘビー級(現三冠ヘビー級王者)、NEXTREAM(元健介オフィス
岩本 煌史(26、4)、ジュニアヘビー級全日本プロレス本隊(元スポルティーバ
岡田 佑介(23、0)、ジュニアヘビー級全日本プロレス本隊
野村 直矢(23、2)、ヘビー級、NEXTREAM
青柳 優馬(21、2)、ジュニアヘビー級、NEXTREAM

 渕選手は置いといて(笑)、年齢層も満遍なく分かれてますね、こうやって書いてみますと。ただ、年齢は30代の青木選手もゼウス選手も、プロレスデビューは遅かったため、キャリアが年齢に比べると低いのが今後どう作用していくか。まぁ、青木選手は若手に練習を教えたりしてましたし、ゼウス選手も最近はシングルプレーヤーとしても伸びてきてますしね。不安はないかな。

 ここに、以下のほぼレギュラー選手が加わります(平成29年2月以降)。

40代(年齢順)
ボディガー(48、8)、ヘビー級(現世界タッグ王者)、フリー(ザ・ビッグガンズ、元大阪プロレス
田中 稔(44、23)、ジュニアヘビー級、フリー(元新日本プロレス、元全日本プロレス、元WRESTLE-1
吉江 豊(43、22)、ヘビー級、フリー(元新日本プロレス、元無我)

30代(年齢順)
崔 領二(36、15)、ヘビー級、ランズエンド(元ZERO1
佐藤 光留(36、17)、ジュニアヘビー級パンクラスMISSION(Evolution<Evolutionレスリング部>)
ジョー・ドーリング(34、13)、ヘビー級、フリー(Evolution)
KAI(33、10)、ヘビー級(以前はジュニアヘビー級)、フリー(元WRESTLE-1

田中稔選手は2月のジュニアリーグに出場すること、KAI選手はリング上であいさつしたことから、当面はレギュラー参戦だろうと想定しております。

 これらのメンバーにプラスして、他団体から、DDT石井慧介選手(現世界ジュニア王者)、高尾蒼馬選手、入江茂弘選手、大日本プロレス関本大介選手、岡林裕二選手、神谷英慶選手、橋本大地選手、宇藤純久選手、菊田一美選手、野村卓矢選手、K-DOJOから真霜拳號選手、タンク永井選手、梶トマト選手、リアルジャパンプロレスのスーパー・タイガー選手(Evolution)、長井満也選手(DNM、グレート・タイガー)、みちのくプロレスの南野タケシ選手(DNM)、ランズエンドの不動力也選手、フリーのビリーケン・キッド選手、竹田誠志選手、丸山敦選手、石川修司選手、高岩竜一選手(DNM、5代目ブラック・タイガー)、シン・ブラック・タイガー選手(DNM、那須晃太郎選手?)、ブラック・タイガーⅦ(DNM、NOSAWA論外選手)らのほか、最近ではケンドー・カシン選手(はぐれIGF、はぐれ全日本)がよく参戦してくれます(ここに抜けてる選手の方がおられましたら、ごめんなさい)。

 また、WRESTLE-1との交流も昨年夏以降増え、大森取締役とのGet Wildで昨年末の世界最強タッグ決定リーグ戦で全勝優勝してしまった征矢学選手、土肥孝司選手、熊ゴロー選手、吉岡世起選手、黒潮“イケメン”二郎選手(現GAORA TV王者、でも怪我で欠場になっちゃったけど)らがちょくちょく参戦してくれるようになりましたし、2017年もそれが継続されたらなと思います。

 うん、かなりいい感じだなと思います。核になる所属選手、そしてサポートするレギュラー選手、準レギュラー選手、各シリーズや大会で彩や変化を添えてくれる他団体やフリーの参戦選手と、バリエーション豊富だし。これで、現在主に使用している各会場のキャパ最大でも満員と言える状況を作っていければ、と経営者のような感じで(つーか、阪神タイガースのファンの自分はオーナーだ的な感じでw)思ってみたり。

 欲を言えばキリがありませんが、所属選手だけでも興行が打てるようになり、そこに他団体やフリーの選手が、昔で言うところの外国からやって来た選手のような感じで参戦してくれるという形が理想のような気がします。そして、所属選手が増えると、昔の海外武者修行のような感じで、所属選手が他団体のシリーズに同行するとか、3か月、6か月とかの短中期的に参戦してみるとかすると、選手の視野や交流関係も広まるだろうし、いいのではないかなと思います。

 若い練習生も募集するだけではなく、逃げられないように、きちんとデビューまでできる体制を作っていかないと、未来なんてありませんからね。

ドラゴン×マッハ!

少しdisってかるかもしれませんし、少しネタバレもやっちゃってるかもしれませんが、素晴らしい映画です。




 英題は『SPL 2: A Time for Consequences』、そう、ドニーさん対サモ・ハン・キン・ポー&ウー・ジンとのバトルが凄まじかったあの名作『SPL/狼よ静かに死ね』の続編です。といっても、物語の繋がりや前作のキャラが登場しているわけではなく、雰囲気を継承っていう感じなので、前作を観ていなくても全く問題はありません。なんで続編というか、パート2みたいな形にしたんやろう。

 前作からは、全くの別キャラとなりますが、ウー・ジンとサイモン・ヤムが続投しています。主人公は、トニー・ジャーウー・ジンの二人で、その二人の視点からのお話が交互に描かれますが、どちらかというとウー・ジンの方が出番が多く(印象)、より主人公っぽいかなー。

 前作と同様に、この映画も大変素晴らしいのですが、最後のラストバトルの部分の展開に稚拙な演出があるのがかなり残念なところです。折角、凄い、素晴らしいアクションを、トニー・ジャーウー・ジン、マックス・チャンらが繰り広げ、それを映像に的確に捉えているのに、人間ドラマがアクションより上だという間違った認識が製作陣にあるのか、ラストバトルと同時進行でこういう展開もあるんですよって提示したいがために、ラストバトルを継ぎ接ぎだらけの編集にしてしまっているのが、危うく映画全体を崩壊させてしまう寸前までになってしまっていたことに気付いていないのがもどかしい。

 ラストバトルの最初に少しだけそういう場面(展開)を入れるのはいいけど、ほとんどの観客は同時進行で行われているであろう他の登場人物の動きなんてどうでもいいんですよ。ラストバトルを集中して観たいんですよ。そして、これはそういう映画でしょ。トニー・ジャーの娘がバンコク市内の公園で狼と出会う話とか、ボス兄弟の喧嘩の顛末なんて、あのラストバトルと同時進行で提示する必要は全くないんですよ。

 想像してみてください。前作でドニーさんがウー・ジンと戦うところで全く別の場面(展開)が何度も挿入されたりするところを。ドニーさんとサモ・ハンが最後の激闘をしているところで全く別の場面(展開)が何度も挿入されたりするところを。テンポも迫力も緊迫感も台無しでしょ。

 先にも書きましたが、アクションというか、バトルは素晴らしいです。刑務所内でのトニー・ジャーウー・ジンの名刺代わりの対戦から、ウー・ジン対殺し屋(これは前作のドニーさん的立場にウー・ジンがなっているという前作ファンへのサービスみたいなものでしょうか)、トニー・ジャーウー・ジン対マックス・チェンの主人公側の正々堂々と一対一で戦おうとしない卑怯なラストバトル(笑)とか。

 マックス・チェンの動きがね、強さのオーラが滲み出てるって感じがしていて、トニー・ジャーウー・ジン二人を相手にしても、全くその強さのオーラが消えないという撮り方は素晴らしいです。実際にはラスボスではなく(ラスボスはルイス・クー)、ラスボス一味の実働部隊の隊長的な役割ではあるのですが、優雅さと気品と神経質そうな感じが調和されて、静かな狂気となっているのが見ものです。また、娘のために戦うトニー・ジャー、自らの再起のために戦うウー・ジンも含めて、これぞ「狼」ということなのでしょう。

 

ドント・ブリーズ

新年早々disっていますし、ネタバレかましています。






 観ようと思っていたのと、ツイッターでの評判もよかった(←これによく騙されてるよなw)ことから、昨年中には観に行きたかったのですが、近辺では大阪ステーションシティシネマでしかやっておらず(あまり特典のない映画館なので1年以上も行ってなかったw)、正月の映画の日、2017年新年一発目の映画鑑賞作品にしようと考え、突撃してきました。

 教訓:ツイッターの評判は真に受けるな(笑)。

 これが率直な感想ではありますが、何があかんかったのか、ちょっと書いていきたいと思います。

 個人的に、悪人が最後に生き延びてしまったというのがイラつきましたね。あの女、ぶっ殺してほしかったです(物騒な表現になっていることをお詫びします)。家庭事情がどうであろうが、犯罪者は犯罪者です。加害者は加害者なんですよ。この映画においては、悪人でしかない。

 緊迫感というか、緊張感がなかったこと。登場人物も少なく、お話が展開される場所もほぼ家の中のみという限定された状況で、主人公グループ(悪人側です)と、それと戦うブラインド爺さん(迎撃側です)のどちらもちょっと詰めが甘いところがあったのが原因でしょうか。いや、主人公グループが用意周到ではなく、おちゃらけていて、覚悟もなかったという描写が、観客にとっては間抜けとしか映らなかったというのが原因でしょうね。

 ブラインド爺さんは、退役軍人で、イラク戦役のときに失明、しかも娘を金持ちのお嬢さんが運転する車に轢かれ亡くしてしまいます。ただ、その示談金として30万ドル程度受け取ったかも、ということで悪人共に目を付けられ、結果として主人公グループは強盗に入ることにしたのです。

 また、ブラインド爺さんは、お金持ちのお嬢さんを拉致して地下室に監禁し、自分の子供を産ませようとしておりました。このブラインド爺さん、自分の精子を冷凍保存してるんですよ。とまぁ、ブラインド爺さんもぶっ飛んだキャラではあります。

 最後は、主人公グループの女性だけが生き延びて、盗んだお金で幼い妹と共に住んでいたデトロイトからカリフォルニアへ移住しようとするところで終了です。死んだかと思われていたブラインド爺さんは思ったよりも軽傷だったようで、しかも警察には、主人公グループの女性の存在や(撃退した二名の男性の犯行になっていました)、お金を盗まれたことは話していません。ということは、追跡劇がパート2で行われたりするのでしょうか。

 

2016年映画館鑑賞記録総括

 2016年の映画館での鑑賞回数は130回(対前年比-60回)、鑑賞回数は125本(対前年比-58本)、鑑賞代金は154,800円(対前年比-72,100円)、交通費の合計額は40,758円となりました。1回あたりの鑑賞代金は約1,191円約(対前年比-4円)、1回あたりの交通費は314円で、映画1回鑑賞につき約1,505円かかった計算となりました。

 2016年は前年と比べ約32%の鑑賞回数の減となりました。要因として、観戦等も含めたプロレス関係の趣味が自分の中で大きな割合を占めたこと、観たいと思う映画が少なかったこと、どうしても映画を観たいという気持ちが低くなったこと、未体験ゾーンやその他のトンデモ映画とは距離を置いたこと(笑)などが挙げられます。

 今月はこの映画を観ようとリストアップしているのですが、ここ数年はそれをいかにして観るかという感じでスケジュールを立てておりましたが、今年はそれをほぼ行わず、時間が合えば観に行くってことでいいやという、ほぼ行き当たりばったりな形で映画鑑賞に臨んでおりました。観たいなぁとリストアップした映画を観れなかったときなんて、ここ数年はかなり悔しかったりしたんですが、今年に限っては仕方がないよねってあっさりと流せておりました。うん、この方が健全ですよね。

 2016年に最初に観た映画は『女系家族』をシネ・ヌーヴォで、最後に観た映画は『私の少女時代-OUR TIMES-』をシネマート心斎橋で、でした。

映画館別の鑑賞回数は以下のとおりです。

なんばパークスシネマ:26回(対前年比13回減)
シネマート心斎橋:17回(対前年比7回増)
○シネ・リーブル梅田:15回(対前年比35回減)
○TOHOシネマズなんば:13回(対前年比4回増)
○TOHOシネマズ梅田:13回(対前年比1回減)
○あべのアポロシネマ:12回(対前年比3回減)
○テアトル梅田:8回(対前年比6回減)
第七藝術劇場:5回(対前年比3回増)
シネ・ヌーヴォ:4回(対前年比2回増)
○TOHOシネマズ新宿:3回(対前年比同じ)
梅田ブルク7:2回(対前年比8回減)
○TOHOシネマズくずはモール:2回(対前年比2回減)
○立川シネマシティ:2回(対前年比1回増)
○シネマート新宿:2回(対前年比1回増)
○シアターセブン:1回(対前年比4回減)
○ヒューマントラストシネマ有楽町:1回(初)
角川シネマ新宿:1回(初)
シネマ・ジャック&ベティ:1回(初)
○吉祥寺オデヲン:1回(初)
○渋谷UPLINK:1回(初)

 今回のトップスリーは、なんばパークスシネマ、シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田となりました。シネマート心斎橋は、『私の少女時代-OUR TIMES-』を4回鑑賞したということが、トップスリー入りを後押しした模様。

 こうやって改めて集計してみますと、シネ・リーブル梅田での鑑賞回数がかなり減っていて、それはつまるところの未体験ゾーンを未体験のまま終わらせたということが、鑑賞回数が激減した大きな原因ではないかと思います。

 第七藝術劇場シネ・ヌーヴォは、2015年よりも鑑賞回数は増えましたが、もっと増やしていきたいですね。って、毎年これ言ってるな(苦笑)。いやー、自称シネフィルを目指しているので、こういうこれぞミニシアターっていう映画館で上映される映画も、対シネフィル対策……、げふんげふん、己の守備範囲を増やし、映画への造詣を高めるためにもっともっと観ていきたいと思います。

 映画館で複数回鑑賞した映画は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 』『私の少女時代-OUR TIMES-』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』でした。『私の少女時代-OUR TIMES-』は、もうね、本当にこの映画と出会えてよかったとしか言いようがありません。

 2017年は、もう少し鑑賞本数を増やしたいなと思います。2016年はちょっと少なかったかなぁ、と。観たい映画が少なかったっていうのもありますけどね。ただ、未体験ゾーンには2016年同様に、突っ込んではいかないつもりです。あれは、もうね、上映本数も増えて、体力的にというよりも、時間的に無理です。