悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2017©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

映画監督

昔から思ってることなんですが、映画って監督のものなの?って。

役者や照明や撮影や編集等々、どれもが重要でしょ。監督が演出以外に、スケジュール管理、予算管理、お金を出してる、編集とかも全部やってるとかなら、その映画は監督のものなんでしょうけど。

低予算というか、規模の小さな映画なら、監督が予算をかき集めて、人をかき集めて、営業して、撮影して、編集して、とかやってたら、その映画はその監督のものでいいでしょうけど、ハリウッドの商業映画なんて分業体制が敷かれていたと思うので、監督のものっていうのは言い過ぎなんじゃないかなと。編集でかなり変わるし、撮影や照明で画面上の印象や雰囲気は決定付けられるし(と決め付けるのはあかんけど)。まぁ、監督がそれらを指示出来るのなら、撮影や照明とかは技術力のみの提供なら、その映画は監督のもの、って言い切れないけど、まぁ、代表者ではあるのかな、とは思いますけどね。

監督が最終的な責任を取らされる、要するに、ヒットしなかった映画を作っちゃったら、その監督にはオファーはなかなか来ないという意味では、かなりの負担を負わされているとは思いますけどね。

僕は、あんまし監督が誰かなんて気にしたことなくて、予告編とかを観て面白いかどうかで観るかどうかを決めていました。昔、人生で一番よく映画を観ていた時期ですら、小津安二郎ゴダールジャームッシュの三人くらいです、あぁ、この人が監督してるんなら観たいなぁと思ったのは。今では当然思ってませんけどね。

映画は総合芸術だというのなら、作ってる人(役者も含む)も総合して鑑賞しないの?という疑問もあるんですよね。

確かに、監督というポジションは、自分の色を出しやすい、映画に投影しやすいと思います。撮影現場での最終決定者である場合もありますからね。ただ、最終決定者はスポンサーや制作会社の場合も多いし、そうなると、その映画はその人達や組織のものなの?っていうことには言及があんましないというか。昔はもっと監督に権力があったみたいだし、その時代なら、映画は監督のもの、とも言えたかもしれないですが。

現在のハリウッド映画に関しては、監督(一部有名な人は除く)は素材を作る人であって、料理人は編集する人であり、最終的に判断するのは制作会社ではないのかな、と。なので、この映画は誰のものかと問われたら、制作会社のものですよね、と僕なら答えてしまうでしょう。料理で評価されるのは料理人ですよね。素材を作った人はそんなに評価されないですよね。そういうことです。比重の問題です。