※「面白い」という記述をしておりますが、映画としてという意味であり、東日本大震災に対してではありません。誤解のないようお願い申し上げます。
期待以上に面白かったです。冒頭の場面で、あ、もしかしてこれは芸術を気取った映画なんかな、なんて思いましたが、どんどんと映画にのめり込んでいきました。
この映画はドキュメンタリー映画というよりかは、それを素材として映画的な編集を施した物語であるように思いました。それが、ところどころで挿入される映画的なカットによって、観客に提示していたんじゃないかなと思いました。
以前に観た『friends after 3.11【劇場版】』にも似たような印象を受けたのですが、あちらはモキュメンタリーっぽく感じたのに対して、こちらはもっと普通の物語を綴った映画のように感じました。
それは恐らく、事象を捉えたドキュメンタリーではなく、人を捉えたものであるということと、映画に登場されている方々がかなり前向きであるということからだと思っています。