悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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決闘の大地で

※それとなくネタバレしています。それとなくdisってます。



チャン・ドンゴンのハリウッド進出作らしいのですが、そんなことは、ウォンビンチャン・ドンゴンの区別すらつかない僕にはどうでもいいことなのですが、予告編で西部開拓時代の町中で日本刀を振り回したりしてたら、それはもう期待しちゃうじゃないですか。観に行くしかないじゃないですか。

映画館で予告編を最初に観た時は、おおっ、これは絶対に面白いぞ、なんて思ってたんですが、いよいよ公開って頃に偶然にまた映画館で予告編(多分最初に観た予告編と同じ内容)を観た時は、あれ、あれれ?これは地雷でないかい?なんて思ってしまって、ちょっと期待値が下がったりしたんですよね。まぁ、地雷ではなかったんで、よかったよかったです。

でも、面白いかって言われれば、そんなに面白くはなかったです。悪くはないんですけどね。日本刀を使うアクションは、一撃必殺タイプでいいんですが、もっともっとチャンチャンバラバラしてるところが観たかったっていうのが本音なんですよね。

それに、全体のアクションもそれほど多くはなくて、中弛みもあったりして、もっとコンパクトにまとめて、アクションをうまく撮影してくれてればって思いました。暗殺集団対無法者集団対無力な町民&チャン・ドンゴンの三つ巴の戦いは面白かったんだから、あのノリで全編押し通してくれてもよかったのになー。

昔のマカロニ・ウェスタンのノリというかフォーマットを用いた映画ではあるんですが、あの乾いた感じとか、むさ苦しい感じは、今の時代では出せないのかもしれないですねぇ。

ラスボスが、チャン・ドンゴンの師匠なわけですが、両者の最後の戦いも、二人の修行場面が映し出されるっていうアイデアはいいんですが、それが終わったら決着が付いていたっていうのはどうなんかなぁ。それが終わったら、怒涛のチャンバラ対決を映像で提示すべきだったかなと思うんでげすよ。観客が観たいのはそれだろうって。

折角、それまでほとんど一撃で相手を倒していた最強(劇中で最強の剣術家になります、というか表示が出ます)のチャン・ドンゴンが、一撃で倒せないというか、ほぼ互角の相手っていう設定なのに、勿体ないというか。

チャン・ドンゴンの友人がアメリカに渡って洗濯屋になってるんですが(劇中では既に故人)、チャン・ドンゴンのことをかなり知ってる(暗殺集団の一員とかも)ことから、その友人も昔は仲間だったんだろうけど、その友人は仲間を抜けてアメリカへ逃げても追い掛けられず、チャン・ドンゴンは一生追い掛けられるっていうのも、不憫だよなぁって思いました(嘘です)。

あ、元仲間に居場所を知られない為に、日本刀を封印して使えないようにしているのですが、町を無法者集団が襲って来てヒロインがやられそうになった時に、ヒロインを助ける為に居場所を知られることを覚悟の上で封印を解くんですが、別の刀みたいな武器持ってたじゃんか、それで倒せるじゃん、あんたの実力なら、って思ったんですが、チャン・ドンゴンは日本刀で地面を引っ掻きながら歩くのが趣味なので、仕方がないんかなぁと思い直しました(違)。真性ロリコンで人生変えちゃう奴だしね(これは強ち間違ってないwww)。