※ネタバレは軽めながら、かなりdisっていますが、僕はこの映画は面白かったと思ってますよ。
予告編からの印象では、銃撃戦満載の渋いドラマかと思ったら、実はコメディ映画でした。あ、コメディ映画ではあるんですが、人はバンバン死ぬ(殺される)し、残酷描写もあるので、笑える類いのコメディ映画ではないのが、不思議な手触り感というか、掴み難い雰囲気を醸し出しています。
そういうのが理由なのか、観る人をかなり選ぶ映画だと思います。コメディ映画にしてる分だけ、人命描写がどうしても軽く描かれてしまっていて、そこに嫌悪感を抱く人もいるだろうなぁと思いました。
銃撃戦というか、アクション部分は迫力もあるのですが、どうもコメディの流れに埋もれてしまって、あんまし印象に残らないという感じです。それは、メインキャラが死ぬ場面も同様です。
ただ、メインキャラ達の濃さもあってか、グイグイと強引に話を進めていく手法もあるのか、退屈せずに、最後まで楽しめて観ることが出来たんですよね。うーん、不思議だ(笑)。
チョウ・ユンファがコメディやってるのって初めて観たのですが、うまい役者は何をしてもうまいのかなぁ。違和感なかったです。ところどころ醸し出す悪役の匂いも、これまでの演技を活かしているのか、自然に出てました。