悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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トータル・リコール

※少しのネタバレと少しdisってますが、個人的にはシャワちゃん版よりも気に入っております。



シュワちゃん主演映画のリメイクです。原作は、フィリップ・K・ディックの短編小説です。で、今回の脚本は、なんと、あのカート・ウィマーですよ。予告編からは、アクションもてんこ盛りみたいだったんで、これは観に行くしかないでしょう。ということで、早速公開初日に観てきました。

物語としては粗が目立ち過ぎるというか、穴だらけなんですが、(序盤を除いては)ジェットコースターアクション映画っていう感じでサクサクテンポよく進んで行くので、ごっつ楽しく鑑賞出来ました。粗とか穴があるのは制作側もわかってるけど、それをじっくりと考えさせない為に、アクションを連発する、テンポを上げるっていうのは、立派な映画テクニックだと思うのです。

阪神の城島(違)がね、もうかっちょええんですわ。今年、阪神の城島を映画館で観るのは三回目ですが、一番かっちょよかったですね。ケイト・ベッキンセールは相変わらず別嬪さんだし。ジェシカ・ビールはちょっとおばさん度が加速したけど……。

シュワちゃんの映画のリメイクではありますが(原作の再映画化ではないと思います。原作は未読だけど)、舞台背景とか設定とかは変わってるし、火星にも行かないですよー。

ベッキンセールの嫌な女度全開での執拗な追撃は迫力ありました。ストーカーじゃん、ある意味あれは。配偶者の尻に敷かれるのが嫌になった阪神の城島が家出して、偶然別の女性と行動を共にすることになったけど、ベッキンセールが怒って追いかけてきた時に偶然一緒にいる現場を目撃し、不倫と勘違いして更に激昂するっていう感じですよ。

キャラの描き方は薄いし、もうちょっと内容を掘り下げてもいいんじゃないの、なんて思うこともありましたが、ブレードランナーにも似た未来都市の風景と、一部ガン=カタにも通じるアクションがあれば、もうそれだけで満腹ですよ、うんうん。

この映画、吸血鬼を演じた方が多く出演されてるんですよね。阪神の城島、別嬪さんなベッキンセール、レジスタンス側のボスのビル・ナイと三人も。しかも、ジェシカ・ビールは吸血鬼ハンター役をやってるし。そう言えば、この映画は夜の場面が多かったような。そうか、奴ら、吸血鬼だったんだ(違)。