悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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アイアンクラッド

いつものようにちょっとdisってますが、僕の嗜好に合わなかっただけで、いい映画だとは思います。




予告編での西洋チャンバラアクションが激しそうで、首とかバンバン飛んで、血飛沫がどぴゃーって舞うって感じで、これは素晴らしそうって思って観に行ったのですが、悪くはないんですが、僕が期待していた方向性とはかなり違ったので、ちょっとガックシでした。

地味にリアルで、地味に丁寧な作りで、その地味さ加減に、ド派手なアクションが飲み込まれてしまったっていう感じでした。いやー、西洋チャンバラアクションはよかったし、首も手足も飛ぶし、血飛沫もどぴゃーなんですけどねー。

イングランドのジョン王の小悪党というか小物っぷりもよくて、デンマークの傭兵団の隊長もいいキャラだし、主人公のテンプル騎士も佇まいとかごっつええし、副主人公の男爵と若き騎士候補生もよかったんだけど。なんだろう、この満足感のなさは……。

お城を巡る攻防も迫力あったし、低予算っぽい作りながらも、なんか隅々まで丁寧に作っているところは好感が持てるんですが、なんでしょうか、それがあんまし心に響いてこないというか……。

リアルに描き過ぎて、映画的な盛り上がりが殺がれてしまったっていう要因はわかるんだけど、他にも色々とあって、よかれと思ってやったことが、結構裏目に出ちゃったのかなって感じです。

城主役のおっさんをどっかで見たよなぁーってずっと思ってたんですが、コルビナスじゃないですか。そうか、だから、最後になって、人をガブリと噛んだと思ったら、噛まれた人は吸血鬼かライカンに変身してたのかー。奴は不死だからねー。反則ですよねー。はい、妄想です。

1215年当時のイングランド地方での戦いをリアルに見たいっていう方にはお勧めの映画ですが、アクションメインで見たいという方にはあんましお勧め出来ないですねー。いや、アクション自体は素晴らしいんですけどね。それは、メインじゃなくて、あくまでも添え物ですから、この映画では。