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悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2016©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

スクワッド 荒野に棲む悪夢

ネタバレしまくってますし、disってます。




東京に行ったついでに、大阪では上映していない映画(多分)を観ようとシアターN渋谷に行ったのですが、そこに貼ってあったポスターを見て、コロンビアで作られたホラー映画ということで興味が湧いたので観てきました。コロンビアと言えば、ごっつ偏見ですが、コーヒー豆、そして麻薬(←テレビシリーズの『マイアミ・バイス』のせいだ)というイメージしかなくて。あ、バルデラマもコロンビアでしたっけ?

映画の内容は、ゲリラと戦う正規軍の一つの拠点に駐屯していた部隊から通信が途絶え、原因を探りにきた別の部隊が、何故駐屯していた部隊が全滅したのかを身を以て知るという、よくあるパターンです。

最初は、凄く緊迫感があって、凄くリアリティを感じて、その部分でちょっと怖いなぁーと思いました。ホラー的な怖さじゃなくて。でもね、それがずっと続くと人間って慣れちゃうものでしてね……。人物描写がうまいというか、くどくどとその描写をやるので、お陰でキャラは明確に立ってるのですが、それを活かすというところまでは神経が回りませんでしたって感じです。

凄く惜しいんですよねー。緊迫感があるうちに、イベントをどんどんと叩き込めばよかったのに。ダラダラっとなって失速した後に、やっとイベントがチョロチョロって挟まれるだけなんですよね。

一番大きなイベントである、部隊が全滅した原因であるかもしれない一人の女性が中盤以降やっと登場したかと思ったら、すぐにいなくなるし。まぁ、最後のあのオチの為になんでしょうけれども。

よくあるような精神が不安定な状態で疑心暗鬼になった部隊間で殺し合ってしまった、という展開なのか、女性がやはり悪魔でその仕業だったのか、わざとボカした表現になっているのですが、これもなんかどっかで観たような既視感バリバリで目新しさもなくて、それなら、どっちかハッキリと原因はこうですってやり切った方がよかったと思いました。

最後は一人残った主人公がフラフラと退却しようとしたら、女性が隠れていて、ホラー映画クイーンのように絶叫で終了(あ、女性はおばさんです、多分)、だったのですが、うーん、この場面だけはギョッとはしましたが、これは脅かされてびっくりしただけで、怖いというものではないんですよねー。これをやりたかっただけやろ、っていうのがわかって。そういうのは大好きだからいいんですけどね。

個人的には、軍隊の部隊VS悪魔みたいな展開を希望していたんですが……。時間を30分は削ったら、もうちょっとマシにはなったかなー。

あ、そういう。こういう部隊がメインになっている映画とか、ドラマもそうですが、軍曹とかがやり手で、その上官(少尉とか中尉とか)はビビリで実戦経験も少なくて、指揮命令も下手っていう設定がよく与えられているのですが、この映画にも中尉さんが出て来るんですが、そういう設定だと思わせつつも、実は一番冷静に状況を判断していたんですよね、彼が。そういうところは、今までのよくある設定を逆手に取った感じでよかったところです。最後はあっけなく頭ぶち抜かれて死んじゃいますが。死亡フラグを回避したかと思ったら……。

低予算だとは思いますが、そこをアイデアや作り方でなんとかしようという姿勢は映像からも感じられましたし、それは日本の映画が忘れてしまった情熱だと思いますので、その姿勢は忘れないようにして欲しいなぁと老婆心ながら思いました。