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悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2016©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

そして友よ、静かに死ね

ネタバレしてますし、disってます。




もうね、主人公の爺さん(でも、体格もごっついし、風格もある)の名前が「モモン」っていうだけでね、いきなり腹筋が崩壊しそうになりましたよ。いや、雰囲気は激渋なんですよ。でもね、「モモン」ですよ、「モモン」。風体と名前が合ってないにもほどがあります。

この映画は一応実話を基にしていて、エドモン・ヴィダルというギャングというか強盗団のリーダー(今も存命らしくて、この映画にも協力しているらしい)の人を中心に、若い頃と現在とを織り交ぜて描いています。

それはいいんだけどね、現在と過去の主人公がね、違い過ぎるんですよ。リンクしないんですよね。どちらの俳優さんも素晴らしい演技なんですけど。この映画的には、主人公の過去がこうだったので、現在こうなっている、という直接的な描写はメインではないから、余計にそういうのが目立つんですよね。それなら、もっとどちらかの時代の俳優に合わせた配役をして欲しかったですね。もっとパッと見でわかる程度のアイコンが。あくまでも過去は現在からの回想という役目でしかないんだし、この映画では。

サニーでも主人公役の俳優さんの過去と現在の容姿がリンクしなかったけど、仕草とか、周りの配役のよさでなんとか誤摩化せていましたけどね。この映画は、周りの配役もリンクしてなくて、もうこの時点で僕的にはギャグ映画としてしか捉えられませんでした。ギャング映画じゃなくて、ギャグ映画です……。

せめてね、平成仮面ライダーシリーズでもやってるような、中の人とスーツアクターの人の特徴的な仕草を作って合わせるとかしたらええのになぁーって。ほくろの位置を合わせた?わかんなかったっすよ。現在の部分の主人公が、30年前にも同じ人の役をやってたらしいので、その映像を使った方がまだよかったんじゃないかなー。

映画の方は、過去も現在も凄く雰囲気があって、そこは十分に楽しめたんですけどね。ただ、過去と現在が入り交じって展開している場面も多いのですが、僕にはもう過去と現在の人が別人にしか見えないので(俳優さんは別だけどそういう意味じゃなくて)、その都度整理するのに必死でしたよ。疲れたぴー。それってね、実は凄いミスだと思うのですよ。プロとしてやってはいけないミス。その時点で、程度の低いギャグ映画にしかならないんですよ。他の部分がよいだけに残念過ぎます。

フランスの警察って酷いよね。まぁ、犯罪者同士が殺し合いしても一般市民に被害がなかったらええっていうことかもしんないですが。って、これは映画の中だけのことだと思いたいです。

あ、それからね、この映画の原題は『LES LYONNAIS』なんですが、なんで邦題を『そして友よ、静かに死ね』なんてしちゃったんですか。完全なネタバレじゃないですか。現実にあったことかもしんないけど、知らない人も多いだろうし。そんなに日本では有名じゃないですよね?フランスでは「リヨンの男たち」として有名だったとしても。

結局、主人公が、小さい頃からの友人にずっと騙され続けていて、最後に一発だけ弾の入った銃を渡して自殺を促すということで、静かに死んでくれってことなんですが、これ、勘のいい人だったら、映画の最初で最後のオチがわかっちゃいますよ。一応、映画的にはそこをボカして、ミステリーっぽく展開させてるんやからさー、邦題にはもうちょっと気を使おうよぉー。

あっ、僕は気付きませんでしたけどね。だって、「モモン」っていう名前に全部持っていかれましたもん、意識が。