悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜 Vol.8

※ネタバレしてます。



観る前は、もしかして、最終回はテレビ放映のみとか、映画で完結しますとかなってたら、なんかもにょもにょした気分で終わるので、それは嫌やなぁと思ってたんですが、ちゃんと終わってくれてて、一安心でした(笑)。


今回も、アクションは流石のクオリティだし、全体を通じても大きな不満はないんですが、小さく纏まってしまったよなぁ(by 本城裕二)という気持ちは拭いきれませんでした。それは、恐らく、京様が出ていないから、ではなくて、大きな展開が前回のテレビシリーズと似た構成になっていることだと思います。


魔戒騎士は守りし者であり、それを大きく打ち出すのはいいのですが、その表現方法を前回と同じパターンに頼ってしまったってるよなぁという気持ちです。製作陣としては、前回のテレビシリーズをブラッシュアップさせるっていう感覚だったのかもしれませんが。


量産型魔戒騎士の鎧の大群は、ごっつ笑えました。量産型っぽく、弱そうなのにかっちょえぇっていうデザインは、ガンダムのザクっぽい印象も。一応、金と銀の二種類の色があって、量産型の中でもレベルがあるんだなぁっていう演出もよかったですねー。密かに、魔戒騎士の鎧のデザインの中で、一番好きかもです。メインの5人(黄金騎士、銀牙騎士、白夜騎士、閃光騎士、雷鳴騎士)の魔戒騎士って、やっぱ魔戒騎士の中でも相当強いのねーっていうのが表現されたよい場面でした。


ラスト、本当に最後の最後のシーンは、恐らく帰って来た鋼牙を出迎えるカオルの顔のアップなんですが、いやー、これにはちょっとうるるってきました。二人の関係性が、これまでの話の重みも加わってか、もの凄くダイレクトに伝わってきて、「守りし者」と「支える者」っていう、どちらもお互いに必要としているっていうのが、言葉ではなくて、こういう場面で提示されるのは、映像製品を観ているんだなぁと強く思わせてくれます。


個人的には、松田賢二さんのスピンオフを作って欲しいですねー。それと、鋼牙とカオルの子供のお話とか。もし、二人の子供が女性だったら、歴代初の女性魔戒騎士誕生とかの話も作れそうだし。魔戒騎士は世襲制ではないみたいだけど(なんだけど、大河は勝手に鋼牙に黄金騎士を譲ってるけど)、そこで一悶着あるとかねー。