悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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地球、最後の男

ネタバレどうこうという趣旨の映画ではないので、ネタバレは気にならないと思いますが、かなりdisっています。


とうとう、「未体験ゾーンの映画たち2013」が実行されてしまいましたが、皆様は突撃しておられますか。僕は、第一弾は半分程度突撃しましたが、これがね、なんか結構面白いものが多くて、実はちょっと拍子抜けしちゃってますというのは内緒ですよ。

某ブログでは、「未体験ゾーンの映画たち2013」におけるタイヤ映画枠とも書かれていた、この映画。僕もそんな臭いは感じ取っていましたよ、うんうん。そして、それは、そう、事実なんですよ、恐らく。タイヤ映画は観ていなくても、なんとなくわかるものです。うんうん。

でもね、でもね、僕はこの映画、実は大好物な類いだったりします。決して、お世辞にも佳作とも呼べない、単なる駄作だというのは承知で、僕は大好物だと宣言したいです。

去年、公開された映画で『桐島、部活やめるってよ』という素晴らしい映画がありました。あれはね、もうね、僕の高校生の頃を思い出させてくれるような内容だったわけですが(映画作るクラブにいたし)、登場人物が劇中映画として「生徒会・オブ・ザ・デッド」(「学園祭・オブ・ザ・デッド」やったかな?)を作るわけですが、この『地球、最後の男』は、現実世界でのその位置付けにあるような映画だなと思ってしまったわけです、はい。

そう、僕が、というか、お前らと言った方が正解でしょう、あの頃に作りたかった映画って、こういう映画みたいなやつだったでしょ?。そうでしょ?

難解?

いやいや、詰め込んでるんですよ、他人が難解だなって思うように、色々なものを、その時に思い付いたものを。思いっきり背伸びしてるんですよ。俺、頭ええやろ、って思われたいだけなんですよ。理解力を試すような体裁を取ってるけど、実は一番理解力を試されてるのが自分だなんて気付かない愚か者なんですよ。

途中で話を飛ばしたり、思いっきり変えてみたりするのも、なんとなく話(というか展開かな)自体は面白くないよなって自覚し始めてるからなんですよ。

画の構図とかちょこちょこ変えたりするのも、俺って考えてるんだぜ、このカットにはこんな意味があるんだぜって思えよっていうメッセージなんですよ。

わかる、わかるわー。

僕もそうやったから。

これって、完全に内輪受けの映画です。お金はちょっとかかってるけどね。でも、それを昔に体験してたことのある人は、懐かしさのあまりに、感激しちゃうかもしれません。そして、お金がかかってる分だけ、コンチクショーって思うかもしれません。

哲学とか、そんなもんじゃなくて、俺ってこんなに凄いねん、センスあるねんって言いたいだけの映画なんですよ。

そんなんなんで、一般的には苦痛な映画だと思いまっする。