ネタバレしていますが、ネタバレと言えるのかどうか。
『トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版』を観ようと映画館に行ったんですが、上映までに時間があって、ちょうどこの映画の始まる時間(この映画の終了後に同じスクリーンで『トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版』が上映)だったので、茶店で時間潰すよりかは映画を観ようかというノリで鑑賞となりました。
最初は、ただの自然風景を映したイメージビデオじゃねーかよ、こんなん映画じゃねーよって感じで退屈だったんですが、途中から物語が組み込まれ、そこから俄然面白くなってきました。
台湾が舞台なのですが(台湾映画だったw)、これ、そのまま日本にも当てはまるよなぁっていう流れでした。同じ島国ですし、自然や環境よりも経済優先だし、それが正しいことっていう認識という部分からも。
台湾や日本に限らず、人は自然とは共存する気なんて、もうないと思うのです。今の生活を捨てるくらいなら、未来にツケを残しても構わないと、普通に思って行動しています。
個人的には、自然を破壊せずに、今の生活が維持される環境を作っていく方法が開発、発明されることが一番良いとは思っています。自然に言いなりになるのも癪だし、人間にとっても自然にとっても都合が良い方法って、きっとあるはずだと信じたい、という気持ちもありますし。
えっと、映画の感想から外れましたね。
ボクが観たのは日本公開版で、西島秀俊氏がナレーションを務めていました。本来のバージョンのナレーションを聞いてもいない(あるのかどうかも知らない)のですが、どうもこの映画には合ってないように思えました。
映画の最後には少しだけ希望が映し出されますが、叶わないと分かってる希望ほど、タチが悪いものはないと思うのです。恐らく、製作者はそれを暗に示しているような気がします。勘ぐり過ぎかなー。