かなりdisってます。っていうか激怒してます。ネタバレもしてます。
『戦極 BLOODY AGENT』 OFFICIAL SITE
シネ・ヌーヴォXで鑑賞
人生二回目のぼっち鑑賞となりましたが、人生初だった前回もシネ・ヌーヴォ(のメインの劇場の方やったけど)だったよなぁ。
地雷の匂いはしつつも、自分の目で確かめないと真偽は分からないという崇高な意識でもって鑑賞に臨みましたが、見事に爆発しましたね。えぇ。
これは酷い。素人のボクでも、これよりマシな映画作れます。いや、ほんとに。
自主制作というかインディ系の映画でありがちな緊張感、緊迫感が描けてないのは仕方がないとして、アクション映画なのに、肝心のアクションが撮れてない。というか、山口祥行さんの奮闘だけが目立つというか、その山口祥行さんも調子が悪いのかなって感じがするし。足が上がりきってなかったりとか。
アクション出来ない俳優でもアクションしてるように見せる映画は最近流行りだし、その技法も色々出てきてるのに、この映画はなんていう体たらくなんだろう。
挙げ句の果てには、ラスト、エンドロールが流れるのを主人公役の木下あゆ美が第四の壁を壊して食い止めて、最終決戦前の場面に戻るのですが、そこから何故かキレの悪い踊りと下手な歌による似非ミュージカルみたいなことをやる始末。
あのな、そんなことする時間とか予算があったらな、それまで撮ってきた場面をブラッシュアップすることを考えろ。資源の選択と集中。これをしろ。あほか。
つか、あほなんやろな。
冒頭の場面はまだ頑張ってたよ。それでも出来映えは悪いけどな。それから段々と、練られていない脚本、俳優に演技指導も出来ない演出、アクションをどう撮ればいいのかすら考えない撮影、そういった結果を提示された観客の身にもなってみろよ。
自主制作で、友人知人にしか見られたくないんやったら、全力で、映画館と名の付く場所や公共の場所で公開されるのを阻止しろ。
作ったんだから、色々な人に観て欲しいと思うのなら、もっと観る人のことを意識しろ。そして、それを映像に叩き込め。
最終決戦も、なんで木下あゆ美はキック技を封じるようなタイトなロングスカートやねん。怪我とかで足技が使えなくてっていう理由とかがあったとしても、あれはあかんやろ。
とりま、作った奴ら全員説教したるから、ボクの家まで来い。この映画を観た人が、映画ってつまんないよねって思ってしまって、それきり映画との接点をなくすかもしれない蓋然性があることを、もっと頭に叩き込め。それが、プロとしての責任の一つなんだよ。プロじゃないっていうのなら、もう映画には関わるな。スタッフも俳優も含めて、な。