悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号

かーなーり、ネタバレかましてるぜ。disってるかもしれないけど、楽しめましたよ。

www.superhero-movie.com




あべのアポロシネマで鑑賞

出演:及川光博竹内涼真、中村優一、稲葉友内田理央半田健人天野浩成ほか


 あまり期待しなかったのが良かったのか、ラストバトル以外は、かなり楽しめました。その理由は紛れもなく、仮面ライダー3号のデザインや動く姿がかっちょ良かったからです。

 ミッチーが仮面ライダー3号に最初に変身する場面で、最後にとぉーッって叫んで空に向かってジャンプしたのは胸熱でしたね。

 平成ライダーに多い装着人間じゃなくて、きちんと改造人間だったのも良かったところですね。昭和ライダーは改造されててナンボですから。(いいのか、それでw)

 いろいろな制約の中で、最大限の力は込められている映画だと思います。ただ、販促目的の戦隊乱入は、いつものこととは言え、それまでの大切な空気感を完膚なきまでに破壊しちゃったんですよね。仕方がないことですが、悲しい現実を叩き付けられて、若干落ち込みました。

 それと、仮面ライダー3号の中の人、ミッチーの演技力というか、セリフの発音のキモさ。こんな話し方でしたっけ、この人。もっとうまかったような印象があったんですけどね。

 仮面ライダードライブは全く観ていないのですが、ドライブの中の人はなかなか良かったです。この映画でも、堂々と、一応表側の主人公の一人として支えてましたもんね。勿論、裏の、というか、真の主人公は仮面ライダー3号、じゃなくて、桜井侑斗ね。(えっ)

 物語の展開の詰めの甘さや、アクションがちょっともっさりしてるのが残念だったところです。アクションは、昭和への回帰を考えた結果なのかもしれませんが、そこは今風にしてほしかったです。(←めんどくさい奴)

 終盤のレースもあんまし面白くなくて、この映画の目玉の一つなんだろうけど、なくても良かったんじゃないかなって思いました。

 現行ライダーのドライブとマッハ、過去のシリーズから電王のゼロノス(裏の主人公扱い)、乾巧(ゲストで扱いは良かったですね。スピンオフの4号の方ではかなり出てるみたい)、ダディ(ゲストでやられ役w)、そして、南光太郎が、オリジナルキャストの中の人を含めて登場しています。声の出演では、剣軍団が全員オリジナルキャストだったようです。

 倉田てつを氏は、もうブラックに齧り付くのはこれで最後にしてくれたら、有終の美になるかも。ディケイドのときも皺がやばかったけど、今回も流石に熱さだけでは誤魔化せないほど年齢を感じさせてしまっていたので、これ以上続けると、某ウルトラシリーズの出演者の二の舞ですよ。

 今回も、ドライブの中の人(マッハだったかな)から、3号も含めてオジン呼ばわりアンド扱いされてますしね。劇中ではギャグのつもりだったんでしょうけど、ギャグになってなかったと思います。

 あ、倉田てつを氏自身はかっちょええんですよ。あくまでも、南光太郎を演じるにあたってという意味です。

 個人的な好みで言えば、オリジナルキャストはドライブとゼロノスだけにして、二人にもっと焦点を当てて、シリアス風味をもう少し加味してくれたらなぁ。そう、The FirstやThe Nextみたいに。

 つか、仮面ライダー3号だけでスピンオフ作ってほしい。いや、作るべきだ。

 可哀想だったのは、仮面ライダー3号にマウンドポジションでタコられるXと、お前は3号ライダーだって言わされるV3さんですね。特に、V3さんの心境は……。(涙)

 仮面ライダー状態で、お腹のラインが出てる人が多かったのが気になりましたね。レンゲルもRXもそうだったし。

 仮面ライダーマッハが死んだことになっちゃったけど、それでいいのだろうか。なんか、仮面ライダー4号も出てきて、それのスピンオフで生き返るというか、歴史改変というか、微調整が行われるみたいですが。