悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-

少しネタバレしてますし、disってるとも言えます。





 『職業・殺し屋。』という原作をベースとした、映画オリジナルのお話なんですね。映画オリジナルだと思い込んでいて、原作があるとは知らずに観たので、原作のキャラクター達の関係性が分からずポカーンとはなりましたが、原作ファンにはサービスになってたのかなぁ。

 と思ってですね、『職業・殺し屋。』をwikiで少し読みましたが、原作のキャラクターも原作まんまの設定で出してるわけじゃないみたいなので、原作ファンも満足させられない出演になっちゃってませんか、これは。

 個人的には、釈由美子と原作キャラとの接点や、原作キャラの描写に時間を割くよりも、もっと展開の流れの中でのアクションを多くしてほしかったなと思いました。

 ただ、原作キャラVS映画キャラの激突はなかなか面白かったんで、原作キャラと映画キャラの接点はここくらいで、最後も実際に戦うんじゃなくて、戦うような展開になりかけたけど、結局は映画キャラ同士で決着があったのをこっそり見届けていた程度にしておけばよかったんじゃないでしょうかねー。

 原作キャラでの殺し屋全員集合ってなっても、3人しか集まらないっていうのは、グループのしょぼさを醸し出していて、原作ファンはモヤモヤした感じになったんじゃないかなぁ。

 強さのバランスの設定も、もうちょっと煮詰めてほしかったですね。ラスボス扱いではないですが、原作の主人公の人と釈由美子が最後にタイマンで戦うのですが、この戦いで互角なのはいいのですが、その前に、原作キャラ数人まとめてVS映画キャラ一人ずつの激突では、明らかに映画キャラの方が圧倒的に強いっていう描写だったので、急に互角の戦いを見せられてもなぁと。こういうところは、ライブ感という仮面ライダーの悪影響もあるかもしれません。

 それに、戦いはノーサイドになるなっていうのが、途中で原作の主人公とコンビを組んでいる人が映された段階で分かっちゃうので、緊迫感にも欠けてたんですよね。映画に締まりができずに終わった原因にもなっていたかなと思います。

 釈由美子さんは、流石にアップはオバサンっぽくなってたけど、まだまだ美人には違いないです。