悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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2015 世界最強タッグ決定リーグ戦 【大阪大会・優勝決定戦】

 12月6日日曜日、エディオンアリーナ(大阪府立体育館)第2競技場にて開催の、全日本プロレスの大阪大会に行ってきました。会場は、9割強の入りで、もう少しで満員かなって感じでした。合計で600名弱くらいなのかな。

 第一試合の「中島洋平・佐藤恵一」組対「野村直矢・青柳優馬」組のタッグマッチは、若手メインながらの(中島選手はめんそーれ親父としてキャリアもあり若手ではありませんが)活きのよさが前面に押し出ていて、面白い試合でした。

 佐藤選手はデビューしたばかりなのに、かなり手慣れた動きをしていて驚きました。ただ、体というかお腹周りがボテっとしていたのはいただけなかったかな。見た目も大事な仕事ですしね。肉体改造中なのかもしれませんが。

 9月の後楽園ホールで観たときのは、野村選手も青柳選手も動きがぎこちなかった部分を感じましたが、世界最強タッグリーグ戦でのエントリーの経験が活きたのか、今日はそういった部分を感じませんでした。

 第二試合の「SUSHI」対「ジェイク・リー」のシングルマッチは、ジェイク選手の雰囲気が一皮剥けたような気がしましたが、そのとおりだったのか、SUSHI選手を撃破。ジェイク選手は、これからかなり伸びていくような気がします。

 第三試合は、「青木篤志佐藤光留・鈴木皷太郎」組対「ウルティモ・ドラゴン渕正信金丸義信」組の6人タッグマッチでした。青木選手と佐藤選手、特に青木選手は退団する鼓太郎選手に言いたいことがあるのか、タッチを拒否ったり、わざと誤爆したりと、そういった展開ながら、よく試合に勝てたなって思います。

 休憩を挟んでの第四試合は、世界最強タッグリーグの公式戦、「吉江豊入江茂弘」組対「石川修司・星誕期」組でした。石川・星チームは、勝って優勝戦線に残りたいところ。吉江・入江チームも勝って有終の美を飾りたいところ。

 これぞ肉弾戦という展開で、かなりの迫力がありました。これは、テレビとかでは伝わりにくいような気がします。吉江・入江チームが勝ち、石川・星チームは優勝戦線から脱落しました。この二つのタッグチームはこれからも参戦してほしいです。

 第五試合は、「秋山準大森隆男」組(ワイルドバーニング)対「西村修KENSO」組という、元(現でもあるw)全日本プロレス対元新日本プロレスという対戦になりました。西村・KENSO組はもう優勝は無理ですが、前日は得点トップを走る自撮り専務組を撃破しましたし、クセモノチームなので油断大敵なのですが、大森選手が西村選手の逆さ押さえ込みで負けてしまいました。


 ええ、こうなることは分かっていましたよ……。大森選手を応援してたんですけどね……。9月の後楽園に続いての負けですよ……。優勝戦線からこれで、去年の覇者であるワイルドバーニングも脱落。

 第六試合は、「諏訪魔・宮原健斗」組(自撮り専務)対「ゼウス・ボディガー」組(ザ・ビッグガンズ)で、ザ・ビッグガンズが勝てば優勝決定戦で再度自撮り専務組と対戦、自撮り専務組が勝てばそのまま優勝というものでした。

 ザ・ビッグガンズは、地元大阪というだけあってか声援も人気凄く、自撮り専務組を上回るくらいでした。その勢いと、自撮り専務組の誤爆もあって、宮原選手が二人の連携プレイの餌食になってしまい、優勝決定戦が行われることになりました。

 エクストラの第七試合は5分の休憩を挟んで、4勝2敗で並んだ「諏訪魔・宮原健斗」組(自撮り専務)対「ゼウス・ボディガー」組(ザ・ビッグガンズ)が再び。

 宮原選手が疲れているにも関わらず先発で出て捕まる展開でしたが、最後はジャーマンスープレックスホールドからタイガースープレックスホールド(訂正:ボクの席からはそう見えたんですが、シャットダウン式ジャーマンスープレックスホールドでした。宮原選手の必殺技なので、当たり前と言えば当たり前でした。ごめんなさい)と畳み掛けて勝利。見事に世界最強タッグリーグ初優勝を遂げました。

 

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 優勝トロフィーの贈呈とかのあと、宮原選手は諏訪魔選手に「これからの全日本プロレスを支えていこう」と握手を求めますが、諏訪魔選手は宮原選手に投げっぱなしのジャーマン。ダウンした宮原選手をいたぶるエボリューションの皆さん。そこに、若手選手の野村選手、青柳選手、ジェイク選手、佐藤選手が救出に入ります。

 

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 しかし、野村選手は諏訪魔選手と握手してエボリューション入り。リングに残された宮原選手は、青柳選手、ジェイク選手、佐藤選手と、これからの若手での団結を促しますが、青柳選手はその中に加わらずリングを降りていきました。

 最後までリングに立っていたのは宮原選手。そして、これからの全日本プロレスを支えていくことを改めて表明。宮原選手は既に全日本プロレスのエースの風格は出ていました。あとは実績を作り上げていくだけだと思います。

 

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 経営状況の悪化によるであろう契約の変更、しかも数ヶ月の間に2回も行われることになり、それらがキッカケとなって、主力選手であった潮崎選手(古巣のノアへ)、鼓太郎選手、金丸選手が退団。取締役でもあった曙選手までが退団のみならず、ジャイアント馬場の自宅を事務所とした「王道」というプロレス団体(になるのかな)を設立と、全日本プロレスを取り巻く環境は、負の渦に巻き込まれていましたが、今日の大会を観戦し、宮原選手の戦いぶりを間近で観て、厳しかもしれないけど、希望は感じました。

 今回の大会も、興奮して、物凄く楽しかったです。

 

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