悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

しれっとネタバレかましてますし、ちょっとdisってもいるかなー。面白いし、凄い映画には違いないんですけどね。





 キャップ視点ではこういう感じなんでしょうか。

初恋の人(ペギー):死亡(姪っ子懐柔済みw)
元カノ(バッキー):幼馴染属性あり
前カノ(社長):いつもケンカばかりだった
今カノ(ファルコン):いつも信じて付いて来てくれる
愛人(ナターシャ):緑の人が好きな割にはちょっかいかけてくる

 色々な思惑が重なった末、キャップは元カノを選択しましたというお話です。その選択を今カノも応援するのですが、前カノが過剰に反応します。しかも、元カノが前カノの両親を惨殺していたことが判明。キャップはそれを知りつつ、前カノと付き合っていたということもあって、前カノの怒りが爆発。でも、キャップは自分に降りかかる火の粉は払う主義ということで、元カノとの愛あるタッグを結成し、前カノの心まで折り撃退。ほんまに鬼畜です。

 黒豹っていう、社長並みの資金力プラス一国の王という新しいパトロンもいつの間にか見付けていたキャップ。なんという恐ろしい子

 今回の事件の黒幕は、偽ユアン君です。ウルトロンの舞台となったソコヴィアの元暗殺部隊出身で、ウルトロン対アベンジャーズの戦いで家族を失ったことから、アベンジャーズに対して復讐を誓うのです。この復讐、成功しましたよね。最終的には偽ユアン君は捕まってしまいますが、一度こじれた人間関係の修復は難しいですし、主義主張の違いがハッキリとしてしまい、お互いに相容れないということもわかってしまったでしょうしね。次回のアベンジャーズでサノスという強大な敵を前にして、共通の敵は敵だということでまた仲間同士になるんでしょうけど、そういう安易な解決方法は選択してもらいたくないなぁ。

 あ、映画の感想になってない(笑)。前半は神懸かり的な面白さでしたが、スパイダーマンも加わってのアベンジャーズ内戦が空港(?)にて勃発したあたりから、なんというか、重いテーマと登場人物を繋ぎ止めていた糸みたいなものがプツリと切れてしまったように思えました。軽いノリのスパイダーマンが兎に角映画のトーンに合わなかったなと思います。

 この映画の立ち位置的に仕方がないのですが、もう少し独立した一本の映画にしてほしかったなと強く思います。数年後、アベンジャーズのインフィニティ・ウォーのあとに、この映画は真価を発揮するような気がします。