この日は、(屋号としての)全日本プロレスの旗揚げ記念シリーズの大会というだけではなく、合わせてゼウス選手の10周年記念大会として開かれました。
今回も面白かったことは面白かったのですが、ちょっとモヤっている気持ちもあります。ゼウス選手の関係からか、大阪大会には大阪プロレスに関係のある選手が上がることが多いです。そのことからか、どうも大阪プロレス的に振り幅が寄ってしまっているように思えるのです。それは、8月、9月に大阪以外の他の地域で観戦したということも影響しているのかもしれません。
大阪プロレス的なものが嫌いということではありません。フェスティバルゲートにも、ムーブオンアリーナミナミにも観戦に何度か行ったことがあるくらい、昔は大阪プロレスのファンでしたし。ただ、今、見たいのは全日本プロレスなんですよ。というのが理由です。
全日本プロレスの事情として、所属選手だけでは興行が難しいから、ご当地選手を呼ばないと成り立たないという事情もわかります。それでも、敢えて書いておきたかったのです。
まぁ、なんだかんだ言っても、それでもごっつ楽しんでるんですけどね。
では、大会の感想を。
大森取締役とシングルで対戦した、織部克巳選手がなかなかよかったです。空手がバックボーンだなとすぐにわかる戦いをしてくれているのも、よい印象を持った要因かもしれません。大阪プロレスでデビューした選手なんですね。ジェイク選手やスーパーTとの蹴り合いも見たいなぁって思いました。
DDTの前王者である竹下選手もよかったです。何度か全日本プロレスに上がっていて、何度かこれまでも見ているはずなのですが、どうも印象に残っていなかったんです、今までは。でも、今回は凄く目を惹かれたというか。艶気が出てきたように思います。おそらく、DDTの王者になった経験という影響が大きいのではないでしょうか。
最近、なんか伸び悩みを感じていたジェイク選手が、ちょっとまた弾け始めたかな。不動選手からスリーカウントも取りましたし。まだ試合の組み立ての部分で全体を見れてないところはありますが、まぁ、そんなことは気にせずにガンガンいくというスタイルで今は邁進してほしいなって思ったりもします。
今回、実はですね、青柳タオルを持ってくるのを忘れてしまって、会場で買えばいいやって思ってたら、なんと完売。買えなかった(泣)。青柳選手の入場時、エアータオルを持って振ってたら、青柳選手に「こらっ」って感じで指さされてしまいました。ごめんなさい、青柳選手。
メインはTAJIRI選手のミストが諏訪魔選手の顔面に炸裂した場面がよかったです。ちょうど目の前だったので、心の中で拍手喝采を送ってしまいました(笑)。
今大会で、両国大会の既存発表以外の追加試合や、世界最強タッグリーグ決定戦のチームも発表されました。これからもどんどん面白くなってきそうで、本当に楽しみです。