悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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全日本プロレス 2016 世界最強タッグ決定リーグ戦 12.11大阪大会

 今回は、世界最強タッグ決定リーグ戦の通過点の大会として開かれました。個人的には優勝決定戦じゃなくて残念です。昨年の優勝決定戦で全日本プロレスのファン(あ、いや、宮原健斗選手のファンに、かw)になってしまったようなもんですからねー。

 とはいえ、リユニオンゲットワイルドと社長・悪魔仮面タッグとの再戦や、世界タッグ王者のザ・ビッグガンズ対スーパーT・佐藤光留という、こういうリーグ戦とかでないとなかなか見れないような組み合わせの試合もあって、堪能しました。

 正直、昨年の観戦から一年経って、全日本プロレスだけでもあれから10回くらい生観戦しているので、慣れというものもあってか、一年前みたいに衝撃を受けるという体験は少なくなりましたが、一年前は7チームでのタッグリーグ戦だったのが、今年は6チームずつの2グループの戦タッグリーグ戦と、ほぼ倍の規模になったっていうのは、凄く感慨深いものがあります。

 注目の試合は、先に書いたもののほかに、ジェイク・リー選手VS吉江豊選手、諏訪魔・青木組VS野村・青柳組、三冠王者の宮原選手対スポルティーバの岩本選手のシングルでした。

 まずは、ジェイク選手と吉江選手のシングルから。ジェイク選手もヒザ蹴りを必殺技にした模様。名付けて、ジャイアントキリング。ヒザを必殺技に使う人が増えまくっているので、そこは工夫がほしかったところではありますが、ジェイク選手なりに磨いていってもらえればいいのかな、なんて上から目線で思っている次第です(笑)。で、今回のシングルですが、ジャイアントキリングからのバックドロップで吉江選手からスリーカウント。まだまだ試合中のもたつきはありますが、そんなこと意識せずに、巨体から繰り出す技は全て豪快な武器となって見える・映えるという利点を持っているんですから、そこに注力して、どんどんと技を仕掛けていっていただきたいものです。


 次は、グループが違うので今回のタッグリーグでは当たることのない諏訪魔・青木組VS野村・青柳組の試合の印象を。青木選手の負傷箇所(右足首あたり)を攻め立てる野村・青柳組の戦法はよかったのですが、やはり相手は百戦錬磨のツワモノなので、いつの間にかペースは諏訪魔・青木組へ。野村・青柳組も食い下がりましたが、ほんのちょっぴりあわやの場面を作り出したものの、順当という感じで諏訪魔・青木組の勝利となりました。諏訪魔選手の最後に野村選手に仕掛けたラストライドはど迫力でした。あれは返せないわ。

 野村選手、青柳選手はなんていうか、技の力強さが備わってくれば、試合運びは悪くないので、一気に化けるような気がするのですよ。なんとなく、最近はガムシャラさが戻ってきているような気がするので(試合中ずっとそれが継続しないという問題点もありますが)、どんどんと失敗を恐れず、ガンガン当たっていっていいと思います。まだそれが許されるキャリアだとは思いますので。あと、野村選手は困ったらエルボーっていう癖を治したほうがいいとも思います。

 その次は、我らが全日本プロレスの名実共に顔になった三冠王者の宮原選手と、名古屋のスポルティーバ所属ながら、拠点を先日から東京に移し、また全日本プロレスへの移籍交渉にも入ってる岩本選手との一騎討ち。終始宮原選手の余裕が垣間見られた試合でした。和田京平との絡みもきちんとこなしつつ、岩本選手の攻めも受けながらきちんと攻撃し返すという、王者としての戦いをしていたと思います。岩本選手はJr.としてこれからも戦っていくとのことで、全日本プロレスに所属となってから、どのような行動に出るのか注目です。なんとなーく、NEXTREAMに入りそうな気がします。

 ザ・ビッグガンズと、スーパーT・佐藤光留組の対戦は、スーパーT選手が道着着用で入場し、日本刀まで持参というスタイルでまずはビックリ。旗みたいなのを羽織ってるなって思ってよく見たら、寄せ書きみたいな書き込みがあって、そこに中の人の名前が! ダメだろ(笑)。総合格闘技の試合でも、中の人は日本刀を持って入場していたのを踏襲した模様(ツイッターで教えてもらい、実際に映像も確認しました)。試合は、なんとなくギクシャクしながらもペースはスーパーT・佐藤組って感じでしたが、下から三角に捉えた佐藤選手をボディガー選手が持ち上げて、コーナーからゼウス選手のラリアットというとんでもないダブルインパクトで勝負ありでした。

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 佐藤選手は、元自衛隊の青木選手とのタッグを「変態自衛隊」と勝手にネーミングしていますが、スーパーT選手の中の人も元自衛隊(らしい)なので、今回のタッグも「変態自衛隊」と呼んでも間違いではないのですが、区別するために「超変態自衛隊」と名付けてみてはどうでしょうか。

 メインは、チームワークがいいのか悪いのかわからない社長と悪魔仮面のチームと、ゲットワイルドの再戦です。前回の両国では、大森選手が秋山選手に敗れてしまいましたが、今回はその雪辱となりました。征矢選手は、埼玉県川口市でのレッスルワンの試合のあとに大阪までやってきましたが、その疲れも試合では見せず、精力的に動いていました。

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 今大会の結果で、ザ・ビッグガンズが早くも脱落決定。えって感じです。あっさり過ぎる展開ですが、これが世界タッグのベルトを巡っての激しい争いに流れていくような物語になりそうです。

 ゲットワイルドは無傷の4連勝で、あとはスーパーT・佐藤組との対戦を残すのみ。もし負けてもグループ進出決定戦とかには残れるのかな。ただ、優勝戦がある12月18日は、12時から東京・後楽園ホールにて全日本プロレスの大会、15時から千葉県山武市でのレッスルワンでの大会があり、征矢選手はまたもやダブルヘッダーなんですよね。全日本プロレスが15時に終わったとしても、インタビューや着替えとかもろもろで出発が16時頃になると、車では17時過ぎくらいには会場には着けるみたいですが、それは渋滞に巻き込まれないという前提があってなんですよね。電車ではさらに時間がかかるようで、18時頃になっちゃうんですよ。という大人の事情(笑)を考えると、ゲットワイルドの優勝はないのかなー。

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 個人的には、世界最強タッグ決定リーグ戦の優勝は、宮原選手・ジェイク選手組にしてほしいけど、ゲットワイルド優勝の方が盛り上がることは盛り上がるような気がするんですよね。はてさて、どうなりますことやら。

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