悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024@りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

2017エキサイトシリーズ~Jr. BATTLE OF GLORY~ 優勝決定戦

 Jr. BATTLE OF GLORY(以下「JBOG」という)というジュニアヘビー級のリーグ戦が、全日本プロレスの2月のシリーズのメインとなっており、大阪大会はその優勝決定戦。なのに、メインは三冠の防衛戦(笑)。まぁ、それはいいか。

 昨年のJBOGは、主力選手の離脱の後ということもあり、選手を揃える(集める)にも一苦労という感じでしたが(出場選手は素晴らしいですよ、勿論)、今回は選手を絞るのに一苦労したという感じの豪華メンバー。昨年同様にA、Bブロックの2ブロックで、それぞれ5人の選手が激突。どちらのブロックもどの選手が出てくるのか、そしてどの選手が優勝するのかわからないという、プロレスファンなら興奮するよなっていうメンバーでした。

 しかし、星取の都合か、両者リングアウトや両者KO、時間切れ引き分け等、決着が付かない試合も多く、調整が大変だったというのがファンの目には明らかな、少し残念なリーグ戦になってしまったなぁという印象。

 また、日程の関係か、大阪でリーグ戦の試合が組まれている選手が決勝に上がってくるんだろうなっていうのがわかってしまうような形になっていたのも残念なところ。試合自体は面白いのに、そういうファンに見えなくてもいいところで損をしたようなリーグ戦になってしまっていたように思えます。

 そんな中、今回は今年から全日本プロレスの所属になった(スポルティーバから移籍)岩本選手が優勝。私の予想は、Aブロックが岩本選手、Bブロックが青柳選手で、優勝決定戦で岩本選手が優勝でしたが、Bブロックは佐藤選手が苦しみながらも突破して、優勝決定戦で岩本選手と対戦となりました。試合は、Aブロック公式戦での青木戦からの疲れか、岩本選手がかなり押し込まれていたように見えましたが、最後に逆転。レフェリーストップで勝利し、初出場初優勝となりました。

 岩本選手は負けなしでリーグ戦を突破してきましたが、1勝以外引き分けという内容で、圧倒的な力で勝ち上がってきたというわけではないので、今後どのようにこの優勝を活用していくのか、楽しみにしたいと思います。順当に考えれば、石井選手の持つ世界Jr.のベルトに挑戦でしょうか。

f:id:dhampire:20170226192740j:plain


 諏訪魔選手のラストライドと、ジョー・ドーリング選手のレボリューションボムの競演は凄かったです。ごっつ迫力がありました。競演じゃなく、狂宴と書きたいところです。喰らったジェイク選手と野村選手は、試合後もフラフラしておりました。

 全日本プロレスにフリーで参戦中のKAI選手について、WRESTLE-1時代の自由だーのスタイルじゃないのにちょっと残念感が(笑)。WRESTLE-1の自由だーのときの方が魅力があったような気がしないでもないような。

 メインは三冠戦。ボディガー選手が挑戦。宮原選手は勝てばV8。ボディガー選手のセコンドにゼウス選手が付き、地元ということもあり、会場は大ボディガーコール。全日本プロレス所属の三冠王者がまさかのアウェー状態。それでも、王者はふてぶてしく、ヒールのごとき戦い方でボディガー選手と熱戦を繰り広げます。最後は、渾身のシャットダウン式ジャーマン・スープレックス・ホールドで王者の勝利。熱戦に終止符を打ちました。

f:id:dhampire:20170226193600j:plain


 ボディガー選手の凄さと迫力、宮原選手の王者としての貫禄、両選手の攻防、この試合のどこを切り取っても、これぞ今の全日本プロレスだという試合だったと思います。宮原選手も、これまでの三冠戦はどうしても受けが目立つような戦い方になってしまっていましたが、今回は攻守バランスよく試合を運んでいました。宮原選手は試合を作るのもうまいですが、今回はボディガー選手に任せている部分もあるように思えたので、ボディガー選手がそれほどうまくなっているということなんでしょうね。最後はボディガー選手の健闘を讃え、自ら握手を求めにいくほど。これは珍しい光景でした。キャリアのスタートが全日本プロレスではない二人が、今の全日本プロレスの戦いを見せてくれたことは、私はとても素敵なことだと思うのです。

f:id:dhampire:20170226200310j:plain


 三冠の次の挑戦者は恐らくチャンピオン・カーニバルの優勝者。いや、今回は宮原選手が王者として優勝すると予想しているので、リーグ戦で負けた相手との防衛戦だと思っています。チャンピオン・カーニバルでは、同じブロックとなったジェイク選手とKAI選手に負けると予想しています(笑)。三冠の連続防衛記録がどこまで更新されるのか楽しみですが、夏に予定されている両国大会のメインがV11(V10が今の記録だったような)の試合となるんじゃないかなぁと思います。

 今回の大阪大会、会場(エディオンアリーナ大阪第2競技場)に入ってまずびっくりしたのは、ここ数回の同じ会場での大会より明らかに座席数が多いこと。ぎっしりでした。さらっと数えてみましたが、800席以上は用意されているようです(いや、だから数えた実数をツイッターで書いてて全日本プロレスの公式アカウントからブロックされたんだろうが、お前はw)。しかも、ほぼ席は埋まる結果に(主催者発表は877人)。これも、ボディガー選手効果だったのでしょうか。次回の大阪大会にも、これを機会に全日本プロレスをまた観戦してみようかなっていう方が増えることを、一全日本プロレスファンとして祈ります。

 簡単に総括しますと、今回の大阪大会はメインの熱気が凄く、これぞ全日本プロレスだろっていう試合で大変楽しめましたが、なんかJBOGは盛り上がりに少し欠けたのかなという印象でした。

 次回は、3月の四條畷大会、4月のエディオンアリーナ大阪第2競技場でのチャンピオン・カーニバルを観戦します。5月には守口大会も開催とのことで、チケットが発売されれば買いたいと思います。つか、買いますね(笑)。