悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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IRON BOUND VOL.14

Seventh Heaven / ALTAIR / Jessy Tripper / THE UNCROWNED(f.東京) / CRY MONOCEROS

 THE UNCROWNEDの大阪での初ライブ(バンドにとっても2回目)を観に行きたいということで、3月11日の土曜日に西九条ブランニューにて催された「IRON BOUND VOL.14」に参加してきました。

 当日は5バンドが出演ということで、トップバッターとしてCRY MONOCEROSが登場。予想外によくてびっくり。しかも1曲入り(「The Eternal Sky」というタイトルです)のデモCDを無料配布もしてくれて、ありがたいことに1枚いただいてきました。

 CRY MONOCEROSは、今はギターとボーカルの二人だけでのバンド活動のようで、今回もサポートドラマーを入れた3人でのライブでした。サポートドラマーの方はうまく、もう正式メンバーとして引き抜けよと思ったのは内緒です(笑)。

 次はALTAIRというバンドの登場でしたが、ステージにいるのはギターの方お一人。いつもはバンド形態なのだそうですが、今回は事情によりギター一人とのこと。なんか、昔のシュラプネル系の人の、カラオケをバックにギターを弾きまくるというライブに参加したときのことを思い出しました(トニー・マカパインとかチャステインとかタフォーラとか)。

 なかなか曲もよくて(半分はカバー曲だったかな)、ギターの腕前も確かなのでよかったのですが、バックがカラオケ(というかテープ同期というのかな、今は)ではなく、人間のメンツの方が、このギターの方の場合はもっとのびのびとギターを弾けたんじゃないかのかな、なんて偏見に基づく気持ちではありますが、そう思いました。

 次はいよいよ個人的なメインのTHE UNCROWNEDの登場です。THE UNCROWNEDを目当てに来ている人もかなり多いようで、ステージ前のブースもそれまで以上に人が多くなりました。私も後方からの観戦のつもりが、ついつい前方に行ってしまったじゃないですか(笑)。

 吉祥寺(CRESCENDO)で1月28日に行われたレコ発ライブ(彼らにとっては初ライブ)の映像(下記YouTube動画参照)を観たときは、正直言って下手だなと思いました。でも、この日のライブでは、その後にかなり練習を積んだんだなって思わせるくらい、バンドとしての演奏になっていて、かなりうまくなっていました。1か月ちょっとくらいでここまでできるようになるのって凄いですよ(改めて鑑賞すると、そんなに下手ではないわ。あれれ???、思い込みって恐ろしいw)。



 きちんとSHAL姉さんのボーカルが出ていたっていうのもありますし、吉祥寺の映像のときに感じた、個々の演奏はうまいんだけど、バンドとしてミックスされた音になっていないという部分も改善されたのか、うまい具合に演奏が溶け合ってバンドサウンドになっていました(吉祥寺のときも実際に会場にいればそう聴こえたのかもしれません)。サポートドラマーの松崎さんもスティックをくるくる回したりしてる割には、カチっとした演奏をしてくれていたのもよかったのでしょう(うわっ、上から目線だw)。

 そして、これは同じ日に出演した他の出演者に対しては失礼な書き方になってしまいますが、バンドとしての佇まいにメジャー感が唯一あったというか、他の出演バンドとはリーグが違う(by ニール・ショーン風発言)なと思わせるものでした。演奏技術がうまい下手だけではなく、オーラというか、おそらくプロとして必要な表現力が光っていたからだと思います。

 不満点は、曲数が少なかったこと。一出演者あたり30分程度だったので仕方がないとはいえ、5曲(「SHIVER」「REVIVE」「BRAVE MY HEART」「INFINITE」「UNWAVERING」という演奏順だったと思います。もう記憶がw)の演奏でした。CDの曲、全曲演奏してほかったです。いや、せめて個人的に一番大好きな曲である「BLUE MOON」は演奏してほしかったですが、それは次のライブに期待したいと思います。

 あ、メンバーの3人を間近で拝見させていただきましたが、でかい。流石、平均身長180cmのバンドだけあります。また大阪に来られるときには観に行きたいです。

 次のトリ前は、Jessy Tripperというアラフィフ親父4人(とバンドメンバー本人が発言しておりましたw)によるバンドでした。おそらく長いことバンド活動してるからか、円熟味があって、安定感もあって、演奏も当然うまく、安心して楽しめました。うまい演奏って、こういう演奏のことを言うんだよなって思いました。

 曲やバンド演奏から、昭和時代の最後の方のARBをベースに、80年代のバンドブームの波を全身に浴びて、90年代(平成の時代)以降の演奏技術も少しずつ取り入れて今の形になってますよという匂いが、誰でもわかりますわってくらいに発信できてるのは、何気に凄いことだと思います。

 この日出演の中では、唯一毛色が違うというか、どうしてこのバンドがブッキングされたんだろうかと思ったのは内緒ですよ。

 トリはSeventh Heavenという4人組のバンドでした。ボーカルの声がよく出ていなかった(調子悪かったのかな)のがちょっと残念でした。曲はいいのになー(MCもよかったw)。そして、ドラムの人が『ドント・ブリーズ』という映画に出てくる盲目のお爺さんをロン毛にしたって感じの人で、それが一番印象に残っております。

 THE UNCROWNEDが目当てで、それ以外の出演者は全く知らない状態でのライブ公演でしたが、思った以上に他の出演者もよくて、ライブイベント全体も凄く楽しめました。

 THE UNCROWNEDからは、マスク、飴二つ、メッセージが書かれた写真1枚、メンバーによるCD『REVIVE』の曲解説を収録したCD-Rをいただきました。こんなにファンへのお土産を用意していただいて、本当に感謝しかありません。メチャクチャ嬉しかったです。ありがとうございます。