悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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マイティ・ ソー バトルロイヤル

ネタバレしていますし、disっちゃったりもしております。

 

 

 期待し過ぎていたからか、前半がかなりよかったからか、中盤の中弛みと、後半の失速というか、はっきりさせないスカっとしない終わらせ方だったので、どんよりとした気持ちで映画館を後にしました。中盤なんて、ソーとハルクのバトルロイヤル(でなくタイマンだけどw)があったりするのに、どうして中弛みしてしまったんだろう。

 映画全体はコメディタッチで進みます。それと、ソーが真の力を発揮しても足下にも及ばない死の女神ヘラの強さによる絶望的な展開が、前半はうまく混ざっていたと思うのですが、ヘラの存在が、物語の展開上仕方がないのですが、ソーとハルクの絡みの話が中心となって薄れたところで、うまく混ざっていたものがどんどんと分離されていって、それぞれの要素に単純に戻っていったような気がするのです。

 お話は、ソーの家族が過去にやらかしたことで、故郷はなくなり、色々な人に迷惑をかけるというものです。単に姉弟喧嘩のとばっちりをアスガルドの住民が受けてしまうという内容です(マジ)。

 ヘラはソーの実姉でロキの義理の姉にあたる人物で、ソーが生まれる前、父親オーディンさんがイケイケどんどんで世界(というか宇宙か)を侵略しようとしていたときに一緒に頑張っていたのですが、オーディンさんが平和主義に切り替えたことで幽閉(だったかな)されてしまいました。しかし、オーディンさんがお亡くなりになったことで復活し、侵略を再び始めたのでした。

 ドクター・ストレンジが出てきますが、顔見せ程度です。オーディンさんの居場所をソーに教えます。ロキは今回もよくわからず、裏切ったり、助けたりと一人忙しいですが、トムヒのスタイルのよさも相まって凄く印象的です。

 ハルクはバナーにも戻ったりしますが、ハルクとバナーが少しずつ融合しているような、そんな感じです。バナーのときには、これまではバナーとハルクがハンドルを握り会っていたが、今はハルクの中にバナーが閉じ込められているような感じだと言ってました。次にハルクになったときには、もうバナーには戻れない、と。ハルクになっちゃいますけどねw

 ヘラの猛攻によって、真の雷神としての力を発揮したソーでも相手にならず、アスガルドを滅ぼされてしまいます。ただ、アスガルドの住民と共に宇宙船で脱出することに成功。エンドロールの一回目が終わったあとの場面で、巨大な宇宙船に捕捉されてしまいます。さぁ、どうなるのでしょうか。

 うーん、もっと終わりをスカっとさせてほしかったというか、ヘラも結局どうなったかわかんないし、ソー達が倒したわけでもないし。M.C.U.の中の一つの映画という立ち位置はわかるんだけど、この映画はこの映画で完結というか、ケジメは付けておいてほしかったなー。映像は素晴らしかったし、3D映画としてはかなり効果的だったとは思うけど、なんか中途半端にしてしまったことが(結果的にはでなく、元の計画からそうだったので余計に)惜しまれます。