悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

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3時間/THREE HOURS

新年早々、ネタバレしています。disってもいます。

 

 

 NETFLIXにログインしたら、いきなりこの映画が大きくデデーンと登場していたので、興味をそそられて鑑賞しました。

 子ども(女の子の赤ちゃんです)の誘拐から3時間以上かかっとるやん(笑)。原題(『NEVER LET GO』)はそういうタイトルじゃないからですが、『96時間』問題なんでしょうね、これも。

 大きなお話の流れは面白かったと思います。ただ、誘拐犯を追い掛ける主人公じゃなくて、異国の地で誤解を受けながら逃げる主人公の行動がメインなので、『96時間』的なものを期待する向きには(私ですよw)、かなり物足りなく感じるかもしれません。見せたい方向性が違うんですよね。

 主人公と主人公の母親が同年代にしか見えないのがなんとも。セリフから母と娘というのは分かるのですが、どう見ても同年代。主人公はもっと若い役者さんの方がよかったんじゃないかなと思いますが、動ける人がいなかったのかなぁ。折角、動ける役者さんを配したんだから、もう少し格闘アクションがあればよかったのにねー。

 主人公、色々なことが幼少期から(主人公のやらかしだけどw)あり過ぎてトラウマを抱えているようで、護衛?していた政治家と不倫の挙句に子どもも生まれて、幼児誘拐とかある国にバカンスに行くという、元CIA(でしたっけ?)としたら、病んでるでは済まされないバカっぷり。

 主人公の子どもの誘拐は、主人公の不倫相手の政治家の計画で、子どもを名実共になかったことにしたいからでした(選挙期間中なうえ、正式な配偶者が絶賛妊娠中だからです)。主人公が元々幼少の頃から父親が死んだことにトラウマを抱えていることも知っているし、自身との不倫関係の末に子どもが生まれたという経緯もあって、産後鬱的になっているのも知っているので、それを利用して主人公を嵌めようとしていたのでした。

 この政治家はずっと他国(主人公が訪れた異国)で幼児誘拐を斡旋していて(元締め?)、助けようとした元同僚もラスボスなのに現場まで出向いて撃ち殺すという自ら手を汚すタイプなのです。色んな意味で、かなりの行動派です(笑)。

 この政治家が黒幕なんですよっていうのを、最後のどんでん返しとして見せたいがために全体を設定していったと思うのですが、プロならもっときちんと構成しないと。そのために、子ども(赤ちゃん)がいるっていうのは主人公の妄想なのかっていう展開を入れたりしているのに、それがうまく連動していないし、映画自体のテンポの悪さにも繋がっているし。観客もそれに巻き込みたいのか、そうじゃないのかがはっきりしていないんですよね。

 脚本も監督が一人で手掛けたようですが、一人が無理なら数人でやらないと。それが、プロです。アイデアはいいんですけどね。

 誘拐された直後、犯人グループを追い掛けて、実行犯3人中2人を躊躇なくぶっ殺したところは面白かったんですよ。もうちょっとコンパクトにまとめて、いる要素、いらない要素の取捨選択をして、格闘アクションを増やしてくれたら、大好物になってたかなーって。