悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2018©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

目撃者 闇の中の瞳

ネタバレしまくってますし、disってまっせー。

 

 

 後出しジャンケンな映画。映画の技法に溺れてしまって、面白い映画を作ろうという意識が希薄になってしまったのかなという感想です。

 ラストのネタバレは、台湾の怖いお話を主人公<ワン・イーチー>(シャオチーとも呼ばれています)が語りで、その語りを聞いた主人公の先輩(大学でも会社でも)の女性<マギー>と主人公の表情のアップで終了です。お話の内容は、1,000台湾ドルで売っている怖いお話の本は、書店の店主によると最後のページが一番怖いとのこと。で、その本を買って好奇心から最後のページを見たら、本の定価15台湾ドルと書いてありました、というものです。

 主人公は、新聞社のインターン(みたいなもんだよね)の頃、大学生のときに教えてもらっていた教授で、新聞社に勤務の(その後大臣にまでなった)<チウ・ジンカイ>の昇進祝いを途中で抜けて車で帰宅途中、その車がエンコ。で、いつの間にか車内で眠ってしまっいて、ふと目を覚ますと車の衝突事故があった模様。その事故現場をスクープしたりしました。

 事故を起こした側の車は、チウ・ジンカイとマギーが乗っていた車で、主人公も参加していたチウ・ジンカイの昇進祝いからの帰りでした。この二人、不倫関係になるんですが、多分このときはまだなっていないというか、これをきっかけとしてなったのでしょう。車を運転していたのはマギーでした。

 ぶつけられた側の車には、少女を誘拐して身代金をせしめた男女(女性は<シュー・アイティン>)が乗っていました。身代金をゲットしてシュー・アイティンらが戻ってきたときに、身代金と引き換えに返すつもりだった少女を、もう一人の仲間<ウェイ>が少女がうるさいからという理由で殺しちゃってたんですね。で、シュー・アイティンらは何やっとんねんって言いながら、車で逃亡するわけですよ。で、ちょっと走ったところでマギーの運転する車に追突されちゃったわけですね。

 主人公は、事故った車の中にお金がいっぱい入ったバッグを見つけて、そこから200万台湾ドルばっかしを拝借しちゃいます。逃げたシュー・アイティンらを追ってきたウェイも事故の現場に到着して、お金の入ったバッグだけ持って逃げます。しかも、その後にちゃっかりお金を数えて、200万台湾ドル分少ないことを把握しております。

 シュー・アイティンは助かりますが、男は死亡。そして、意識を取り戻したあと、搬送先の病院から脱走します。そりゃするよね。誘拐犯だし、しかも死んだ男は恋人だったけど、ウェイは恋人が連れてきた奴で自分はよく知らない奴だったし(の割には3Pとかしてそうだったけどw)、うるさいっていう理由で少女を殺しちゃうイカれた奴なので会いたくもないですしね。

 ウェイは、シュー・アイティンが病院から逃げたことを知り、彼女を探すために警察官になります。なんという志望動機(笑)。足りないお金を取り戻したかったのと、裏切ったことを許せなかったんでしょうね。

 車をぶつけたチウ・ジンカイとマギーは、チウ・ジンカイが懇意にしてる自動車整備工の経営者のおっさん<ジー>のところへ、ぶつけた車の処理をお願いしに訪れます。最初は断っていたジーですが、二人の気持ちに押されて証拠隠滅を請け負っちゃいます。

 これが9年前の事故の出来事なんですが、9年後の登場人物達が、主人公がやらかしちゃうことで炙り出されたり色々としていくというお話で、結局、最終的には主人公が一番おいしいところを持っていったのかなって感じです。

 分かんなかったところを挙げていきます。画面が暗かったっていうのもあって、見逃してるのが多いせいかもしれませんが。

 ジーは自殺なの?他殺じゃないの?チウ・ジンカイが殺したわけでもないの?罪の意識に苛まれていたとしても、最愛の家族がいるのに自殺はしないでしょと思うのですが。

 シュー・アイティンは、どうしてお金を持ってたの?アパートの大家さんにもなってたし、東方美人っていう高いお茶を現金で買えるだけのお金を所持してるし。結局、身代金は主人公とウェイが持ってたわけだし。誰か(事故の件でチウ・ジンカイ?)をゆすってたこと?

 ウェイは、どうして主人公を結局は殺さなかったのか。挙句に逆に殺されてしまうし。ダルマにしたシュー・アイティンを見せたかったのか。

 主人公は、9年前の事件で自分がお金を事故車から盗んだことがバレていないかどうかを確認したかったから、改めて調べていたと思うのですが、シュー・アイティンがウェイに監禁されてようが助ける義理はなかったんじゃないのかなー。シュー・アイティンが自分のことを見ていたから(映画の冒頭のシーン)覚えてると思い込んでいたんだろうか。ウェイの正体が分からなかったから、疑心暗鬼になっていたのかな。

 メインキャラクターの顛末は以下のようになりました。

 主人公は1か月前に買った車が事故ってしまったけど、実はその車は9年前の事故のときの車で、何かの運命だと思って探りを入れます。映画冒頭のスクープの内容が誤報だったことで会社をクビになりますが、チウ・ジンカイのコネ(9年前の事故のことや、マギーとの不倫、ジーの死亡というネタでゆすったんでしょう)で、最終的には内務省の広報主任に。そして、ウェイを結果的に殺したことになりますが、それによって9年前の少女誘拐事件も解決されたことも、主人公の評価にプラスされている模様。

 マギーは、(チウ・ジンカイとしては内務省の広報主任は彼女の予定だったんですが)主人公に蹴落とされて、今はテレビ局のプロデューサー(だったかな)に。実は、主人公が会社をクビになったのは、マギーがそう進言したからです。チウ・ジンカイを嫉妬させるために主人公と関係を持ったことを後悔していたのか、追い出したかったっぽいです。

 チウ・ジンカイ、大臣のままっぽい。よかったね。

 ジーは、最愛の家族を残して死亡。上にも書きましたように、自殺なのか他殺なのかよくわからないです。

 シュー・アイティンは、事故の影響で右足が不自由に。でも、お金には不自由してない模様。家族にも会いに行かずに名前も偽って隠れて過ごしていましたが、主人公のはっちゃけのお陰でウェイに見つかり監禁されて、最後はダルマ状態に。生死不明ですが、多分お亡くなりになったと思われます。

 ウェイは、警察官になり、9年かけて身代金をロンダリング。その間に警察の力も利用しシュー・アイティンを探していましたが、主人公のはっちゃけで偶然にも発見。シュー・アイティンを監禁し、ダルマ(手足を切断)にしちゃいますが、そこに主人公が登場。激闘の末に主人公をやっつけますが、ダルマにしたシュー・アイティンを主人公に見せたかったのか、その上でお金のありかをゲロさせたかったのか(主人公はシュー・アイティンのダルマ状態を見て本来のゲロを吐きましたがw)、殺しはしませんでした。で、主人公の逆襲にあってしまい、自分が殺されちゃいます。しかも主人公は正当防衛で無罪です。あ、ウェイが主人公にお金どうこうって言ってたから、シュー・アイティンが思い出して、その事実を吐いていたのかもしれないですね。うーん。

 で、だからどうしたの?っていう感想を最後に抱いたのは、何を言いたかったのかよくわかんなかったからです。