悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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皆殺しの掟

ごっつ面白かったけど、何故かdisっちゃってるし、ネタバレかましています。

 

 

【WCC2018(What a Wonderful Cinema)】(ワンダーナイト・シネマカーニバル2018)

 格闘アクションが素晴らしかったです。格闘アクション好きなら、楽しめる映画だと思います。主演の二人(それと冒頭の格闘する人も含めて)、ドニーさんやイコ・ウワイス、トニー・ジャーあたりと戦っていただきたいなと思いました。

 冒頭の、いきなり始まる主役二人対黒人男性の勝負が凄いです。黒人男性はヘタレかと思っていたら、主役二人掛りでやっと倒せる強さ。ただ、このバトル自体は面白いのですが、映画の展開的に主役二人が戦うことになるんだろうなって分かってくると、最初に魅せられたこのバトルの印象が強いことから、どう足掻いても2位と3位の争いにしか思えなくて、最終対決なのにちょっとインパクトが半減しちゃってるんですよね。

 また、バレリーナの女性が主人公のジョンの彼女として登場しますが、特に(以下自主規制)でもなく、無意味なキャラクターだったと思います。多分、ガンフーアクション(これまたよかった)を見せるための舞台装置としてマンションを使いたくて、そこから彼女(とおそらく主人公のジョンも)が住んでるマンションにした方がいいのではという発想から作られたキャラクターなのではと思うのですが、それなら別の方法があったと思うし、彼女自身が大きく展開に絡むわけではなかったので、そういうことからも必要なかったのかなぁと。あ、ラストは主人公のジョンが、主人公と別れて暮らすことを選んだ彼女のところに行くのですが、それはマフィアから足を洗った、これから人生をやり直すという意味だったと思うので、そういう意味では必要なキャラクターだったのかな。

 それから、主役二人の少年時代の場面のときの役者が、成長した二人に直結しない、要するに似ていないというのはダメでしょう。似ている人が誰もいなかったのでしょうけど。

 ネタバレは以下のとおりです。
 FBIへの内通者は主役二人の義父で格闘技のトレーナーでありマフィアのボスの人。
 義父を殺したのは主人公のジョンの義兄のリー。
 主役二人が最後にリングの上で戦って、主人公のジョンが勝利。義兄のリーは、リングの下に隠しておいた銃で主人公のジョンを撃ち殺そうとしますが、主人公のジョンはその動きに気付いて、リーが持ってきていて主人公のジョンとタイマンで戦うためにリング上に置いていた銃が偶然(笑)主人公のジョンの目の前にあったので、それでリーのおでこ中央を撃ち抜いて殺します。
 FBIの人からバレリーナの彼女の居場所を教えてもらった主人公のジョンは、彼女のもとへ。で終了です。

 と、なんかいつものようにdisってしまってますが、Blu-rayかDVDが出たら買おうと思うくらい素晴らしい映画でした。ジョン役の人は、陰のあるダークヒーローが似合いそうで、これからももっとアクション映画に出てほしいものです。