悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

少しネタバレしていますし、少しdisっちゃってるかもしれませんが、面白かったです。

 

 

※2022年1月2日 久々に観たので追記というか、ちゃんと観れてなかったところを修正しました。すいません。

 

 

 

 

 怪獣バトル(怪獣プロレス)の迫力はあるし、テンポもよくて2時間を超えているとは感じなかったくらい、楽しませていただきました。

 

ロダンラドン)はかませ犬>

 ラドンのファンの皆様にはなんとも屈辱的な扱いだけど、いいんだろうか。威勢良く復活し戦闘機を蹂躙するまではよかったのですが、キングギドラにあっさりと負け、最終決戦ではあろうことかキングギドラ側についてモスラと対決。モスラを追い詰めるものの、モスラの尻尾の針の一撃で撃退されてしまいます。最後は、キングギドラを屠ったゴジラが王の雄叫びをあげる中、あなたに服従しますという土下座な態度。いいのか、ラドン。そして、欧米の皆様には「ラドン」ではなく「ロダン」と発音される扱いです(笑)。

 

キングギドラとの最後の決着の付け方があっさりし過ぎ>

 キングギドラとの最終決戦で、復活したてのためか撃退されてしまったゴジラさんですが、モスラさんの命を賭した鱗粉(パックみたい)で復活、スーパーサイヤ人化。「モスラのことかぁ~~~。」と叫んだような気がします(嘘)。で、あっさりとキングギドラの首をもいで、踏みつけて終了と、欧米のバトルは以外と最後はあっさりと勝負が付くことが多いのですが、ここは最後に大技を見せてゴジラには勝ってほしかったところです。

 

<エンドロール後>

 最終決戦地ラドンさんが爆誕した場所の現地人が、今回の件で魚がいなくなり漁業で生計を立てられなくなったので、転がっていたキングギドラの首を回収し、チャールズ・ダンスに売っちゃう場面が挿入されますので、最後まで映画館にいてね。

 

渡辺謙の英語>

 下手というか、英語話者に通じるの?って思うくらいのレベルに聞こえたんですが、大丈夫なのでしょうか。以前や前作ではそんなことなかったような気がするのですが。チャン・ツィイーの英語も時々そんな感じになったりしてたけど、全体的には渡辺謙よりもスムーズに話せていたんじゃないのかなーと。私は英語は全く分かりませんが、なんとなく発音の面でブロークン過ぎるような気がしたのです。

 

<核爆弾>

 渡辺謙に核爆弾を起動させるという役目を負わせるのはいいのか。彼も反対はしなかったのか。日本は戦争での唯一の原子爆弾による被害を受けた国ということで、日本人の役者にそういう役目を負わせるという発想が怖い。でも、それをタブー視してしまう発想も危険か。難しいですね。多分、この映画ではそんなこと何も考えてなかったと思うけど。

 

マッドサイエンティスト

 ヴェラ・ファーミガが今風なスマートなマッドサイエンティスト役なのですが、もっと悪に振り切ってほしかったなー。それと、娘と共に明確に死んで欲しかったなぁ。あんたらのお陰で何人犠牲者が出たんだよ、直接的にも。ふんがふんが。

 

<双子>

 チャン・ツィイーは相変わらず綺麗だけど、彼女の役の祖母とか母の写真がチャン・ツィイー増殖になっていて面白かった。彼女自身の役も双子の役なの???双子の役でした)モスラの小美人へのオマージュなんだろうか。

 

<迫力と緊張感>

 この映画の一番の魅力はど迫力展開という部分だと思っていますが、有名俳優が序盤で死ぬという展開を入れることで、迫力だけではなく緊張感が少し出たと思います。サリー・ホーキンスが序盤であっさりと死んでしまうのにはビックリ。南極の海に沈んだのだろうか。半魚人は迎えに来るのだろうか。つーか、キングギドラさんに食されてましたね。

 

オキシジェンデストロイヤー

 最後の武器というか最終兵器にしてほしかったなー。折角キングギドラといい勝負をしていたところなのに、ゴジラを瀕死にさせてしまっただけという展開は、一作目へのオマージュなんでしょうけど。

 

<オマージュ>

 監督がゴジラ映画のファンらしく、色々と日本のゴジラ映画(怪獣映画)へのオマージュもあって、好きなんだなーって思う部分もあるけど、核爆弾とかオキシジェンデストロイヤーの扱いとかの部分も含めて、敬意を感じられないところもあって、観終わって冷静になって思い返した時点でちょっと複雑な心境になったのは正直なところ。まぁ、でも次回作は来年にキングコングと戦うみたいですし(共闘かも)、キングギドラの首がどうなるのか気にはなるので、楽しみにして待ちたいと思います。