悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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913祭のこと

 令和最初の9月13日にあの913祭がないということで、去年(平成最後)の913祭で感じたことを書いてみました。もうあれから1年なのか。

 

 9月13日の夜を歌舞伎町で過ごすようになって、何回くらい経っただろうと、少し感慨深くなりました。913祭は2008年が最初で、元々は一回限りの祭だったと記憶しています。その後、村上さんは俳優業を一度引退されました。

 村上さんが俳優業に復帰されたからか、なんと913祭も2012年に復活しました。それからは、今回の2018年まで毎年開かれる祭となり、ナンバリングも8まできました。しかし、来年は開かれないことが発表されました。来年(2019年)の9月13日を含む時期に俳優としてのオファーがあり(舞台『メサイア-黎明乃刻-』大阪公演)、それを受けたことが理由です。自分は俳優であり、一つのキャラクターに固執していていいのかという葛藤は常にあって、今回のオファーの件も悩んだが、オファーがあるというのは俳優としてはいいことであり、結果、受けることにしたという意味のことを村上さんは語られていました。913祭はない変わりに、別のことを考えているとも(←それは一番最後に追記しております)。私は、その判断を全面的に受け入れるといいますか、支持します。

 チケット発売開始数秒で売り切れてしまうという913祭を、私は幸運なことに2008年の初回から2018年の今回まで、毎回参加できました。本当に有り難いラッキーなことです。ただ、555の10周年のときの913祭(913祭3)以降、惰性でやっているなという側面が強くなってきているように感じていました。あそこで一旦燃え尽きたというか、やり尽くした感があったというか。

 毎回参加できた者の傲慢でしょうが、もう毎年開催じゃなくてもいいんじゃないのかと、正直思ってしまう部分もありました。諸事情等で参加したくても参加できない方も多いので、この思いは本当に嫌味でしかないですし、そこは謝るしかないのですが、正直な気持ちとして、ここ数回は913祭に参加している高揚感はあるのですが、満足感はあまり抱けませんでした。

 当初の913祭は、村上さんの草加雅人(と草加雅人が変身する仮面ライダーカイザ)に対する飢えと、ファンの草加雅人(と草加雅人が変身する仮面ライダーカイザ)に対する飢えが同じ方向を向いていて、相乗効果にもなって祭を盛り上げていたと思います。草加雅人ファンは少数派であるという自覚からくる結束感や、プレミア感もありました。

 ただ、ここ数回は、ファンの飢えの方向は同じであまり変わっていないのですが(これは、初めて参加するといったファンも多いためと思われます)、村上さんの飢えの方向は変わっていったというか、飢えがなくなっていったんじゃないかな、と。だから、ザリガニの話を多く取り入れたり、役者としての村上幸平を全面に出したりせざるを得なくなっていたのではないかな、と。アクセントとしてそれらが入るのはいいのですが、コンテンツとしてそれらが入り込んでしまうと、913祭としての意味、意義は薄れてしまうでしょうし、現に薄れていたと思っています。

 村上さんも仰られていましたが、913祭を毎年続けることに悩んでいたこともあったそうです。事務所の社長や、司会の鈴木美潮さんに後押しされて続けたという面もあったとのことです。毎年続けることの苦しさ、そして慣れが、村上さん自身の草加雅人への飢えを上回ってしまったのかなと邪推しています。

 そこにプラスして、仮面ライダーカイザのスーツアクターをされていた、伊藤慎さんがスーツアクター業を引退されたというのも、大きな理由の一つとして、村上さんの中で一区切りがついてしまったという部分もあるんじゃないかなと思ったのです。

 私としては、今後数年は開催せず、555の20周年のときに、もう少し大きな会場で(勿論、今の会場が望ましいですが、来たいと思うファンが入りきらないから)、復活すればいいかなと思います。飛び道具というか、隠し球的な性質である半田健人氏と一緒のイベントも多くなり、サプライズ感もなくなっていますし(人の慣れは怖い)。

 555の主題歌の「Justiφ’s」を、半田健人村上幸平のデュエットでCD発売するに至り、そのMVを観て、「あー、たっくんと草加が笑顔で共闘できるようになったし、それが555の本当の最終回なんじゃないか」と思うと、草加雅人の敵である「運命」に打ち勝った瞬間は今なんじゃないかなとも思ってみたり。

 村上さん的には受け入れがたい部分があるかもしれませんが、村上さんが演じた役の中で、一番愛され、一番記憶に残ったキャラの祭が何回もできたというのは、いい思い出になったのではないかと思います、村上さんにもファンにとっても。だからこそ、その思い出を胸に前に進んでみようではないかなと。

 

 と、上記を一年前に書いていたのですが、結局アップしませんでした。なんとなく、アップすることを躊躇ったんですよね。でもね、令和最初の913の日、村上さんが色々とブッこんできました。先ずは、村上幸平、いや草加雅人が歌う「existence~KAIXA-nized dice」と「Red Rock」のCDシングル発売(9月13日発売)。そして、「仮面ライダー913」の漫画化。「仮面ライダー555」の漫画化じゃないですよ。草加雅人が主人公の漫画ですよ。電撃マオウ11月号(9月27日発売)から連載開始です。TTFC(東映特撮ファンクラブ)同時連載とのこと。すげー。昨年、なんかやるよとは言われていましたが、まさか、まさかの展開です。こうなれば、こちらも感想をアップして対抗しないとダメじゃないですか(そんなことはない)。ということで、アップします。来年は913祭、あるんかなー(←書いてることと真逆なことも言ってるw)。

 913祭の場で村上さんに言ったことがあるのですが、もうここまできたら、村上幸平演じる草加雅人が主人公の『仮面ライダー913』の実写映画化しかないでしょう。東映さん、お願いします。

 あっ、私は、役者としての村上幸平のファンでもありますよ。そこは誤解なきよう。『イケメン新選組』のDVDも持ってるしね(発売当時に買ったんですよ)。当然、ザリガニのCDも買ってます。