悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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GAORA TV チャンピオンシップ (GAORA TV 王座)

 2021年1月31日付のプロ格DXに掲載された、全日本プロレス所属であるヨシタツ選手の連載中のコラム「’Til Our Kingdom Come」にて、彼が二年近く保持していたGAORA TVのベルトについてのポリシーを書かれており、私は興味深く読ませてもらいました。欲を言うなら、ヨシタツ選手が実現したかったことが何故できなかったのかをもっと聞かせて(書いて)ほしかったのですが、それは次回以降のお楽しみにと勝手にしたいと思います。

 GAORA TV チャンピオンシップ (GAORA TV 王座)の歴代王者とその戦いの歴史は、GAORAのページに詳しく書いています。素晴らしい。

https://www.gaora.co.jp/wrestling/gaorabelt/

 ヨシタツ選手はGAORAのベルトを三冠の次に位置するベルトにしたかったと書いておられました。GAORAのベルトが創設されたときの目的にも「全日本プロレス最高峰の三冠ヘビー級王座に次ぐ、団体内外の若手主力選手が目指す新たな王座」と書かれていますしね。ただ、私は結果的にそうなるのならそれで構わないのですが、もう一つの目的である「シングル戦線の活性化」をもっとこのGAORAのベルトを使って推し進めていってほしいなと期待しているのです。

 GAORA TV王者というと、私は真っ先に中島洋平選手を思い浮かべます。私が再び全日本プロレスを観戦し始めた頃の王者であったし、GAORAのベルトをアモーレと呼んで愛していた様が脳内に焼き付いているからです。(そのアモーレをセフーレにしたのが、WWEに行った黒潮“イケメン”二郎選手ですw)

 GAORAのベルトがイケメン選手に渡ったとき、私はかなり面白いことになるんじゃないかと期待しました。イケメン選手の試合振りが、なんとなくGAORAのベルトのイメージに合致すると思いましたし、それによってGAORAのベルトのステータスをもっと上げるのではないか、活性化するのではないかと感じたのです。前王者だった中島選手がダメだったということではなく、中島選手はGAORAのベルトの認知度を上げたと思いますし、彼の役割はそこだったと思うのですが、ただ、人は飽きるもので(笑)、認知度が上がった次を欲してしまうものです。目先を変える、意識をリフレッシュするということでイケメン選手への期待度が高まったという意味です。

 しかし、イケメン選手は防衛戦も行えず怪我で返上しました。そこから、何故か秋山選手がベルトを巻くことになりますが、それなら劣化三冠の扱いにしかならないんじゃないかと思いきや、このベルトにそこはかとなく漂っていたイロモノの空気を全面に押し出し、このベルトだから許されるという範囲を公式にも、そして観客にも広めていくことに成功したと思います。その後の王者であるTAJIRI選手も曲者の選手であることから、その要素をしっかりと受け継いでいたと思いますし、ヨシタツ選手もそれにプラスして各地の強豪を迎えて防衛するという要素を付与してベルトの価値を高めていったと思います。

 だからこそ、今、このGAORAのベルトを使って、更にシングル戦線の活性化の材料にしてほしいのです。若手選手の登竜門というか、最初の目標として活用してもいいんじゃないかと思うのです。

 次の選手権試合で王者が石川選手になったとして(こらこらw)、若手の選手ではまだまだとても太刀打ちできないでしょうが、ルールを変更して、例えば石川選手は通常どおりスリーカウントを取らないといけないけど、挑戦者の若手はワンカウントでいいとか、そういう形でやればいいのではないかと。GAORAのベルトならそれは許されると思うのです。

 また、TAJIRI選手が入団した今、彼を軸にアンファンというか元レスワン勢との絡みもやりやすくなるだろうし、ヨシタツ選手も再び狙ってほしいとも思うし。そうなれば、自然と三冠ヘビー級に次ぐベルトになるんじゃないでしょうか。そして、イロモノの要素はなくならないようにしてほしい(笑)。