※少しのネタバレと少しの文章から成り立っています。
いやー、面白かったですわー。怪物がもうね、ぐちゃぐちゃしてて、最高ですわ。これだよ、こういうのを観たかったんだよ、って心の中でガッツポーズですよ。
ジョン・カーペンターが監督した『遊星からの物体X』の正式な前日譚のお話です。この映画を観る前に、『遊星からの物体X』をDVD(ブルーレイでも可)を買うか借りるかして観ておくか、この映画を観た後に直ぐに家に帰って観ることが出来る状態にしておくことをお勧めします。事前に『遊星からの物体X』を観ていたら、ニヤニヤしながら楽しめると思いますし、観ていなくても十分に楽しめるのですが、かなりの高確率で観たくなっちゃいますから。
『遊星からの物体X』を観たことがない人は、最初にこの映画を観た方がいいかもしれません。この映画の怪物の造形も素晴らしいですが、『遊星からの物体X』も30年前の映画とは思えないくらいに、怪物の造形も凄いですからねー。恐らく、違和感なく観ることが出来るんじゃないかなって思うのですよ。
話の流れも、『遊星からの物体X』のリメイクかよっていうくらい、同じような展開で進むのですが、これがもしかしたら、『遊星からの物体X』ファンには不満に感じられるというか、面白味がなくなってしまうと感じてしまう部分かもしれません。
多分ですが、展開はわざとそうしたんだと思います。この映画から、『遊星からの物体X』へ繋げることも出来るし、リメイク的な構成にすることで『遊星からの物体X』ファンを取り込みたい、そして、実はリスタートなんですよという状態に持ち込みたいという思惑が、なんとなく映画の端々から感じられました。
つか、作って。世界中の人々が反対しても、僕が許すから。いいじゃんか。続編が二種類あってもさ。
主人公の人って、スコピルで元カレ軍団を引き連れていた人だったんですね。物体X対邪悪な元カレ軍団も観たい。こっちも作ってぇ〜〜。