ちょっとdisってるかなー。
シネ・ヌーヴォで、映画監督のイエジー・スコリモフスキ特集が組まれていまして、その中から本作を観ました。
本作の存在自体を全く知りませんでしたし、当然、今回初めて観たのです。
なんで観たのかと言いますと、なんとなく、シネ・ヌーヴォのウェブサイトを見ていたら、ゴダールっぽいというか、ベルギー製“ヌーヴェル・ヴァーグ”映画という紹介だったので、これは、もうね、観ないとあかんのんちゃうかなって思って、観に行ってきました。
確かにゴダールっぽい。でも、ゴダールにある狂気と世界観がない。あっさりしてる。ゆるい。ゴダールが濃過ぎる人には、好まれるかもしれません。
ゴダールを研究して作ったかのような、今年上映された日本映画の『はなればなれに』みたいな感じではなく、あぁ、ゴダールが好きなのね、ちょっと映画作りに取り入れちゃったのね、って感じです。パクったとは言わないでおこう(笑)。
この映画の主人公も、『フランシス・ハ』の主人公みたいな、◯◯障害の人なんかなー。差別するわけではないのですが、ちょっと観ていてしんどいというか、ウザいというのが正直なところなのです。身近な人にもいて、ほんまにしんどいので、映画でまで出会いたくないなっていうのが、最近の心境なのです。
映画としては、緩急を付けてるつもりが、徐々にグダグダしてきます。まぁ、そこもゴダールっぽいと言えばそうか(爆)。
ポルシェを走らせる場面とか、凄くよくて、そのままカーチェイスアクションの映画にならへんかなって思ったのは、内緒ですよ。