悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

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ベイマックス

ネタバレしています。



 3D字幕版で観たかったんやけど、近くの映画館では上映してなかったので、仕方なく3D日本語吹替版で観ました。吹替版だったのが残念だけど、映画は凄く良かったです。3Dの効果はイマイチというか、3Dじゃなくても良かったですけどね(苦笑)。

 王道のヒーロー物プラス主人公の成長譚を、手堅くまとめて、テンポよく繰り出すところに、映画製作のレベルの高さを見せ付けられた感じがしました。

 これって、映画を監督の作家性とかの一面でしか語れない人が多い環境だと、ここまでのレベルには達せられないかもしれないんじゃないか、なーんてことも思ったりして。

 予告編詐欺とまで言われた内容ですが、事前に情報を知ってたっていうこともあったとは思いますが、予告編詐欺ってところまでではないかなーと。

 内容は、兄を亡くした弟が、兄が作ったケアロボットで癒され、立ち直っていくという、予告編からも推測されるものです。ごっつ大まかですけどね。うーん、予告編は詐欺ではないけど、微妙に悪意はあるな、こうやって書いてみると(笑)。

 そして、物語は色々と紆余曲折があって、実はキャラハン教授がマイクロロボットを使って、自分の娘を結果的に死なせてしまった大企業の社長へ復讐しようとしていることを突き止めます。

 そんなキャラハン教授に対しての憤りから、ヒロも一旦はダークサイドに落ちますが、ベイマックスに残されたタダシのベイマックスを作ったときの気持ちに触れ、復讐ではなく、キャラハン教授を止めることを選択します。

 復讐は復讐を生み出すだけというテーマを、さりげなく提示しているのはうまいと思いました。ヒロが、復讐を止めて、自分と同じ過ちに陥っているキャラハン教授を止めようと決意する場面は、胸が熱くなりました。

 火事はキャラハン教授がマイクロロボット欲しさに起こしたのかどうかは、映画からは分かりませんでしたが、個人的には単なる偶然で、それを利用しただけのような気がします。その方が、タダシの無償の奉仕精神がより活きる展開になるような気がしますし。

 あー、最後、マイクロロボットを操って、ベイマックスを助けるっていう展開の方が良かったかもしんない。例え、タダシのチップが残っていても、あのベイマックスじゃないんだよね。そういうところは、米国人的な思想って感じがして、一般の日本人的な思想とは外れているような気はしました。良い悪いじゃなくてね。

 ロボット物にロケットパンチは必須条件だということも、この映画で確信しました(笑)。

 ただ、通常のアニメじゃなくてCGアニメということで幾分マシだったけど、長時間の鑑賞はかなり疲れました。CGアニメもダメになってきたのかな……。乗物酔いに似たような気分になるというか。