悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2017©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

2017 SUMMER EXPLOSION (開幕戦])~神戸開港150年記念大会~ 8.6 兵庫・神戸サンボーホール大会

 2週続けての全日本プロレス観戦となりました。先日の大阪大会でエヴォリューションからジョー・ドーリング選手が脱退、8.3新木場大会では佐藤光留選手も脱退という事件のほか、ジェイク選手の怪我による欠場により世界タッグが返上となり、挑戦が決まっていた大日本プロレスの関本選手と岡林選手のチームに、王者だった野村選手がパートナーを見つけて王座決定戦を行うことが決まり、そのパートナーに秋山社長、大森取締役、フリーのKAI選手が立候補し、KAI選手が野村選手に選ばれました。と、なんか、ここのところ両国決戦を前に激動の流れに入ってしまったかのような全日本プロレス。この神戸大会でも何かが起こるのだろうかと想像したりしましたが、大きなことは起こりませんでした。でも、大会はとても楽しかったし、興奮しましたし、素晴らしかったです。

 第一試合は、エヴォリューションを脱退したばかりで世界ジュニアベルトを失ったばかりの佐藤光留選手と、エヴォリューション広島支部のレイ・パロマ様のシングルマッチパロマ様はエヴォリューションのT-シャツを着て入場です。私の予想では、不意を突いての丸め込みでパロマ様が勝つかと思ったのですが、佐藤選手の横綱相撲で終わりました。

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 第二試合は、ほぼ地元(らしい)の岡田選手と田中選手のシングルマッチ。少年グループが観戦に訪れてるなと思ったら、岡田選手の応援団でした。彼らは「岡田コーチ頑張れ」と応援していましたが、岡田選手は何のコーチだったんだろう。応援に背を押されてか、岡田選手は田中選手を追い詰めましたが、最後は地力の差が出たのか、逆転負けしてしまいました。いやいや、田中選手は岡田選手の技量を見極めようと合わせていただけで、まだまだ実力差はありました。ただ、岡田選手はまだ技とかも制限されているだろう中で、試合運びのうまさが目立ちます。1年後は、ジュニア戦線をかき回す存在になってるのではないかと思いたいです。岡田選手はセコンドのときがかなりうるさいので、そこはもう少し黙っててほしい(笑)。

 第三試合は、世界ジュニア新王者のTAJIRI選手とビリーケン・キッド選手、世界ジュニア次期挑戦者のウルティモ・ドラゴン校長と中島洋平選手とのタッグマッチ。中島選手は、SUSHI選手の跡を受け継いで、このままジョバーの役割をさせられ続けるのでしょうか。うーん、もっと自己主張して貪欲に突き進まないと、今以上に埋もれてしまうと思いますよ、中島選手。GAORA TV王者の頃は、もっともっと突き抜けていたように思います。

 第四試合は、ワイルドバーニングというか役員組と、マッシモ選手と新たな外国人選手のダニー・ジョーンズ選手とのタッグマッチ。マッシモ選手は足が長いけど、そのせいで腰が引けたような立ち方になってて、ちょっと強さを感じられないんですよね。また、ダニー・ジョーンズ選手も線の細さが目立ってしまって、同じく強さを感じられませんでした。二人とも大きいのだから、もっともっとその大きさを使ってプロレスしてくれれば、迫力が出ると思うのです。それに、全日本プロレスのリズムに慣れてほしいですね。二人ともドタバタしてるだけにしか見えません。

 第五試合は、エヴォリューションに留まっている?諏訪魔選手と青木選手のコンビと、岩本選手と青柳選手のジュニアコンビとによるタグマッチ。岩本選手に対する諏訪魔選手の攻撃が、今の鬱憤を晴らすかのような激しい攻撃で、古舘伊知郎氏風に言えば「正当な八つ当たり」というものでした。「このクソガキ」と以前は宮原選手に言ってたことを岩本選手に言い出す諏訪魔選手。最後は、右腕の怪我後初の豪快なラストライドで岩本選手を沈めた諏訪魔選手。これからどういう動きをしていくのでしょうか。

 メインイベントは、宮原、野村、KAIという世界タッグ王者決定戦に出るタッグチーム with 健斗という組み合わせと、三冠王者の石川選手と、ゼウス、ボディガーという元世界タッグ王者+現三冠王者という組み合わせでの6人タッグマッチ。今の全日本プロレスが詰まったかのような試合でした。最後は、健斗のシャットダウンスープレックスホールがボディガー選手に炸裂。形は崩れてしまいまし、ボディガー選手の肩は浮いておりましたが、だからといってこの技を返すわけにはいかず(こらこらw)、決着がつきました。

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 大会を健斗がマイクで締めようとすると、野村選手がそのマイクを奪うという、最近定番になりつつある展開が繰り広げられました。野村選手の抱負のマイクのあと、やっと健斗がリングにぽつんと置かれたマイクを持って、最高ですか締めで終了。健斗が名実ともに全日本プロレスのエース(顔)になっているのを改めて確認した大会でもありました。少し前までは、三冠王者であることを武器にしていましたが、今はベルトがなくても宮原健斗というレスラー自体が武器になってんだなぁと、しみじみと思いました。

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 今回の大会もクオリティが高く、興奮し、楽しめました。だからこそ、いくらスポンサー様の社長様であっても、バトルロイヤルであっても、日本で知名度のない(というか世界で知名度がないか)ベルトであっても、ほぼ素人の方(メキシコでライセンス取得しているそうですが、そのライセンスも語弊を恐れずに書けば誰でも取れるみたいなもののようですし)が挑戦するようなことを、全日本プロレスのリングではやってほしくなかったですね。