※ネタバレちょっとしてます。ちょっとだけdisってます。
ステイサムはハゲているんじゃない。髪の毛がないだけだ。
じゃなくて、ステイサムとデニーロという、接点があまりないって勝手に思い込んでいる二人が共演した映画です。実話を基にした小説を基にした(ええい、ややこしい)映画です。
ステイサムはかっちょええし、アクションもあるんだけど、展開の作り方が下手っていうか、盛り上げ方が下手っていうか。ミスリードさせる為にこちょこちょ小細工をするんですが、それがどうもしっくりと嵌ってないというか。役者陣は結構いいメンツが揃っているだけに、惜しいというかね。
それに、デニーロが勿体ないというか、あの役はデニーロじゃない方がよかったような気がします。デニーロを起用したが為に、彼の見せ場を作ろうとして、展開にも若干悪影響を与えたと思いますし。
中盤までは、知的な面(知略)も織り交ぜようとして四苦八苦していたなっていう印象ですが、中盤以降はもう諦めたのか、それを放棄して力技全開で駆け抜けようとしてみたけど時既に遅し、でしたね。どうやって、当時最強という設定のSASを相手に殺し屋集団が戦うのか、っていうポイントをもっと掘り下げた方が、この映画の作り方としてはよかったと思います。あ、それなら、ステイサムが邪魔になってしまうのか。むーん。
それか、もっともっとステイサムのアクションというか、格闘(銃撃戦でもいいよーん)対決主体でごり押しした方がよかったんかなぁ。
なんかね、もう一工夫あったら、ごっつ大化けした映画やったんとちゃうかなぁって。ステイサムは渋くてかっちょよかったし(大事なことなので二回書きました)、デニーロもかっちょよかったし、敵側のおっさんもかっちょよかっただけにねー。
ウェールズ人はツボでしたが、あの俳優さんが、『ブレイド3』のドレイク(ドラキュラ)役もやっていたとは。変わり過ぎてる……。