悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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ワイルド・スピード SKY MISSION

ネタバレしてます。素晴らしい映画でしたけど、どうしても受け入れたくないこともあって、そこをdisったりしてますが、アクション映画好きにはたまらない映画だと思います。






なんばパークスシネマにて鑑賞
2Dでの鑑賞

出演:Paul Walker、Jason Statham、Vin Diesel、Michelle Rodriguez、Kurt Russell、Tony Jaa、Dwayne Johnsonほか
監督:James Wan
脚本:Chris Morgan
キャラクター設定:Gary Scott Thompson

wildspeed-official.jp




 もう興奮しっ放しでした。神映画ですよ、これ。あ、いや、ハゲ映画か。

 ステイハゲを応援してたのは内緒だ。

 ただ、欠点というか、ボクの好みっていうのじゃなくて、うん、やっぱり欠点だわ。それが二つあったんですよね。

 一つは、ヴィン・ディーゼルが主人公のオーラもないのに、どうどうと主人公ポジションに居座って、プラスして、お前はスーパーマンかっていう活躍。

 折角、最強の敵という設定でステイハゲを呼んでるのに、それをおじゃんにするかのような勢い。ステイハゲのかっちょ良さで、おじゃんにまではならなかったけど。

 それが理由で、映画に緊張感というスパイスを振りまけなかったんですよね。結局、主要メンバーで亡くなるのは、前作の最後の場面でも分かるように、ハンだけだし。もう二人くらいは亡くならないと。(なんか物騒なこと書いてるw)

 最後の戦いも、ほぼタイマンでステイハゲを圧倒してるし。序盤のロック様との戦いみたいな緊張感(まぁ、あれもロック様をかなり立ててるけどさ)が皆無でしたね。あそこは、ポール・ウォーカーとのタッグで、それでも圧倒されて、でも地の利とコンビワークで勝つっていう王道な展開の方が、全員が活きた場面になったと思うんですよ。

 もう一つは、ポール・ウォーカーの陰の薄さ。ってか、お前がほんまの主人公だろうが〜〜。トニー・ジャーとの戦いは良かったけど、ゲスト扱いなノリ(ほんまのゲスト扱いはロック様w)での出演って感じがして。確かに、ヴィン・ディーゼルに次いで画面には登場してるけど……。

 まぁ、この二つの欠点は、ポール・ウォーカーの事故死が引き起こしてるかもしれないと思うと、仕方がないのかもしれませんが。

 そんな大きな欠点を抱えているのに、この面白さ。うん、矛盾してる(笑)。

 序盤のステイハゲ対ロック様の肉弾戦というかハゲハゲ戦から、トニー・ジャーポール・ウォーカー、ミシェル姐さん対ロンダ・ラウジー、ステイハゲ対ヴィン・ディーゼルと、バトルアクションは見応えはありました。

 それに、カーアクションも凄いし、2時間超えてるのに飽きさせない面白さの連続は、娯楽映画の見本って言っても過言じゃないですよ。

 もうね、アクション映画ファンは観て損はないですよ。

 ご存知のように、ポール・ウォーカーは亡くなられているので、劇中でも亡くなるんじゃないかって思われてましたし、製作陣がポール・ウォーカー演じるブライアンはこの映画で身を引くみたいな発言もしていたらしくてどうなることかって思いましたが、自然な身の引き方でした。

 で、オーラスの場面、一人でポール・ウォーカーの元を黙って去ろうと車を走らせるヴィン・ディーゼル。信号待ちで車を停めているときに、横にポール・ウォーカーの乗った車が。ポール・ウォーカーが「さよならも言わないのか」ってセリフ。泣けます。もう、ほんまに彼はいないんですものね。ボク達の心の中にいたとしても……。

 ポール・ウォーカーの撮影は、実際には半分程度だったらしくて、あとは弟さんが代役として参加し、顔はCG処理とかしてたらしいですが、どこがそうやったんかは分かりませんでした。