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悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2016©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

死霊高校

ネタバレしちゃってますが、まぁ、気にしちゃいけません。




 公開二日前にこの映画の存在を知りました。公式サイトで早速予告編を観た(というか、最初に再生させられるので観せられたと言った方が正しいですねw)限りでは、どうも地雷臭がするよなーっていう気持ちが拭えなかったのですが、なかなかどうして、面白い映画でした。地雷臭するとか言ってごめんなさい。

 1993年に、とある高校で生徒が出演する舞台劇『THE GALLOWS』(←多分、劇中創作、しかもこの映画の原題)のラストで、舞台の男性主人公役の生徒(この人の名前が「チャーリー」)が絞首刑になる場面、実際に絞首刑になっちゃって場内騒然。しかも、チャーリーはもともとハングマン役の人で、本来の男性主人公役の生徒が当日ばっくれてしまったことからの代役になったための悲劇でした。

 20年後の2013年、とある高校でまさかの『THE GALLOWS』の再演。ここから、悲劇は繰り返されます。

 というのがこの映画の前提です。POV形式の映画ですが、その映画の楽しみの一つとして、何故撮影しているのかという言い訳、ち、違った、理由がどんなんかなっていうのがあるのですが、今回は、学校の単位取得のためにアメフト部在籍の男子生徒が、この劇の一部始終を撮影するカメラマンの役を任されたので撮影しているという設定でした。この設定は、なかなかよかったと思います。

 でもね、このカメラマンの男子生徒、き◯がいです。しかも、この男子生徒のカノジョ(チアリーダー部)もきち◯いです。おそらく、この映画を観た人の多くは、早くこの生徒達は殺されろよ(←物騒w)と思ったことでしょう。今回の舞台の男性主人公役の生徒も元アメフト部で、このカメラマン生徒の親友でもあります。

 ホラー映画としてはたいして怖くはありません。ビックリさせ系なだけですし。ただ、雰囲気の作り方がうまいのです。冒頭の20分くらいは、しょーもない高校の学園ものって感じですが、これが上記のように、主要な登場人物がきちが◯であるという紹介なので、後々になって効いてくるんですよね。

 しかも、その雰囲気が、日本風で言えば昭和的な感じ、あちら風で言えば80年代っぽい感じが若干ではありますが漂っていて、懐かしさを感じさせられました。

 そして、相手は霊的(?)な存在のスラッシャー(こいつが「チャーリー」)ということで、13金のジェイソン君のようでもあります。そんなに画面には出てはこないけど。

 役者のファーストネーム(一人はフルネームだったかな)が、劇中の名前と同じにしているところも、なんか昔の安物映画っぽくて懐かしさを思い出させる補助になっています。

 ネタバレですが、1993年の舞台を当日ブッチしたのは、今回の舞台の男性主人公役の生徒の父親でした。さらに、今回の舞台の女性主人公役の母親は高校生当時、チャーリーのカノジョだったんですね。

 ラストは、警察が唯一の生存者であろう今回の舞台の女性主人公役の生徒の家に、殺人事件の容疑者確保のために踏み込むのですが、チャーリーによってやられちゃって終了です。そのときの、女性主人公役とその母親がベッドに無表情っぽい冷徹さを持った顔で、二人並んで座ってるのが一番怖かったですね。

 娘は、チャーリーとの子供なのか、それとも復讐のためだけに生んだのか。続編があるかどうかは分かりませんが、チャーリー対誰かという図式も観たいですねー。