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悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2016©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

モンスターズ 新種襲来

勢いでdisっています。




 よくよく考えてみると、前作も好みではなかった。というか、はっきり言ってつまんなかったのを思い出しましたよ。前作も、モンスターの存在はツマミでしかなく、男女がウダウダしてただけだったお話でしたよね。もう、記憶が定かではありませんが。

 前作を観ていなくも、本作の鑑賞に問題も障害もありません。ただ、本作は面白くないです。真面目に丁寧に作られてはいますが、面白くないものはそうとしか言いようがありませんから。

 モンスターの描写にも力は入ってます。かなりクオリティは高いです。でもね、やはり本作でもモンスターはツマミなんですよ。メインディッシュではないんですよ。

 メインディッシュがおいしければ、モンスターをもっと中心に持ってきてほしかったという不満は抱くでしょうけど、一つの映画としては楽しめたと思います。でもね、本作は、よくある戦争によって人間性を失っていく過程を描く映画ではあるのですが、重みも厚みもないんですよ。

 観たいのはね、軍隊とモンスターとの激突なんですよ。そこにね、必要のない要素を叩き込んでどうしたいんですか。現在の世界情勢を憂いたいんですか。

 実際に、モンスターが存在したとして、本作で描かれる展開は現実にも起こり得ることだと思います。でもね、それを映画で観たいかどうかは別なんですよ。

 モンスターは、前作のメキシコから中東地域にも進出。米軍は空爆で対応しますが、そこで地元住民と対立。地元住民の一部が武装勢力となって、モンスター&地元の武装勢力VS米軍という構図に。まぁ、米軍は、というか米国は余計なことをしてしまうよなっていう感じはリアルですね。

 本作の設定というか背景はそのようなものなのですが、中心となって描かれるのは、米軍の小隊と地元の武装勢力との争いだけ。銃撃戦もありますが、相手は地元の武装勢力です。モンスターとの戦いもありますが、ほんのちょびっとだけ。

 意図的なのかどうなのかはわかりませんが、地元の武装勢力とモンスターの争いって描かれてないんですよね(多分なかったと思います。途中で集中力が切れたので自信はありませんがw)。

 でさ、誰がそんなものを観たがるのって考えたのかな、製作陣は。需要と供給を考えてみようよ。モンスターと米軍が戦うのが観たいんだよ。フックとして、地元の武装勢力という背景を描くのはいいよ。それを前面に押し出してどうすんねん。

 予算がなくて、モンスターを出せないから、こういう展開にしました。っていうのではないんですよね。それならそれでまだ諦めがつきますが。先にも書いたように、モンスターの描写も真面目に丁寧に作られているし、画面には何回も出てくるんですよ。

 ということは、モンスターはあくまでツマミであって、本作で描きたいのはソレじゃないってことなんですよね。ハァー。溜息出ますわ。それなら、モンスターを利用するんじゃなくて、正統派で作ってみろよ。

 ロメロの『Dawn Of The Dead』は素晴らしい人間ドラマだけど、きちんとゾンビも描いているだろ。だからこそ名作なんだよ。人間ドラマは重厚さを加えることがあるけど、モンスターを使うんなら、モンスターとの絡みもきちんとしないといけないんだよ。

 最後も後味悪いしなー。ほんとに、恐るべし駄作でしたよ。ったく、もぅ。