悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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ゴジラvsデストロイア


最後のネタバレをしてます。少しdisってもいるかな。




 映画としては面白いんですが、特撮がチャチな部分があるというか、雑な部分が目に付いてしまって、そこが気になりすぎてしまいました。

 最後の戦いですが、オキシジェン・デストロイヤーとか関係なくなってますよね。ゴジラメルトダウンを防ぐために、デストロイアをぶつけるって作戦だったのに、普通にゴジラデストロイアをボコった後で自衛隊がとどめを刺してるし。

 そして、メルトダウンするゴジラを高嶋兄(この映画で一番おいしい役だったw)の冷凍光線でやっつけるという形でした。いやいや、デストロイアゴジラジュニアを犠牲にしてまで(最後復活したっぽいですが)ぶつけた意味ないじゃん(笑)。途中も高嶋兄がゴジラを凍らせてますし、展開的にも同じものを二度見せられただけになっちゃってるんですね。

 『シン・ゴジラ』にしても、この前のハリウッド渡辺謙ゴジラにしても、ゴジラ映画というよりかは平成ガメラな雰囲気だよなって思ってたんですが、本作を見てどうしてそう感じたのかがわかりました。

 個人的な印象ですが、昔の特撮映画って本編(人間が主に出演するドラマ部分)と特撮(怪獣が主に出演する激闘部分)が、撮影自体も分離していたからか、一本の映画としての品質に差ができてしまっているっていうのが多かったように思います。でも、平成ガメラはそんな印象がなく、本編、特撮という区別というか壁を感じなかったんですよね。

 それが、この前のハリウッド渡辺謙ゴジラでも、『シン・ゴジラ』でも、そういう壁は感じなかったんです。だから、ゴジラ映画という印象よりも、平成ガメラっていう印象を持ったんだなぁと、本編と特撮の品質が分離している本作を見てわかったんです。それがわかっただけでも、個人的には本作を鑑賞してよかったと思います。