ネタバレしてます。disっちゃってる部分もあるかなー。
一応、現行メンバーでは最後の映画なのかな。前メンバーでの当時の最終作品『X-MEN: ファイナル ディシジョン』でも、ダーク・フェニックスが題材となっていましたが、余程米国というか原作ファンはダーク・フェニックスが大好きなんかな。
バトルアクションはよかったです。能力者同士の連携があったり。迫力もありましたし、こういうのを観たかったんだよって思いました。そういった部分も『X-MEN: ファイナル ディシジョン』を意識していたのかなー。
お話自体は、宇宙人が出てきたりして、あー、ダーク・フェニックスというかジーン・グレイは途中で改心してこいつらと戦うんかなぁと思ってたら、そのとおりの展開となりました。
『X-MEN: ファイナル ディシジョン』では、ジーンに絶賛片思い中のウルヴァリンが涙ながらにトドメを刺していましたが、今回はジーンが敵である宇宙人のラスボス(ジェシカ・チャステイン)と相打ち(というか簡単に相手を屠れるけど、わざと相打ちっぽくした感じ)になり、本当のフェニックス(?)になってお空を飛んでいる姿で終了です。
教授にしても、X-MENのメンバーにしても、単純にもっと正直に話しあえよとしか思えない人物描写で、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」みたいに人間ドラマなんて薄くていいんですよ、怪獣バトルが大事でしょっていう振り切りさもなく、シリーズ最終作としては呆気なく終わったなという印象が拭えません。
マグニートーが自信満々にジーンを殺しに出向いてあっさりとタコられたり、最終決戦でも宇宙人のラスボスの前に自信満々な表情で立ち塞がるもあっさりと排除されたりと、彼の悲哀を楽しむ映画でもあります。
ジェニファー・ローレンスが序盤であっさりとジーンに殺されたり(というか、あれは事故死みたいなもんか)します。ジーンに殺されたからこそ物語が動くのは分かりますし、そういう動かし方にどうこうはないのですが、邪な感情ではありますが、役者かギャラの都合なんだなって思われてしまうのは残念なやり方だったのかなー。
なんというか、悲壮感を漂わそうとしているのは分かるのですが、画面にそれが現れていなかったのがダメダメだったんじゃないかなと思いました。