悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2025©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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ポライト・ソサエティ

disっています。ネタバレしています。

 

新宿ピカデリーにて鑑賞

 予告編を観ていいんじゃないかと思って公開日に突撃してしまいましたが、実際はタランティーノやロドリゲスの劣化模倣映画でした。こういうのを観たかったわけじゃないという戸惑いもあり、終始退屈なものを見せられてしまったなというのが正直な感想です。

 タランティーノやロドリゲスを標榜するのはいいとして、もっと自分の中で消化し、血肉化しないとオリジナリティには程遠いのではないでしょうか。

 アクション目当てでしたが、シリアスなバトルはなく、スタントを夢見る少女が主人公というだけで、多数の人が思い浮かべるような状況下でのアクションとかはありません。

 主人公が逝っちゃってるっていうのもあるけど、展開に乗れませんでした。ただ、主人公役の人のリアルでハードシリアスなアクション映画は観たいかなとは思いました。

------以下ネタバレ粗筋------ 

 主人公はスタントの仕事を夢見てアクション動画をネットにアップする高校生(だよね)、その姉は画家を目指すものの大学をドロップアウトし実家でウダウダしている毎日です。

 姉は母子家庭(だよね)の32歳のバツイチ(前配偶者は妊娠中に病気で死亡)の男性医師とその母親が仕組んだお見合い的なパーティーで知り合い、一ヶ月くらいで婚約、シンガポールに移り住むことになりました。

 画家の夢を諦め結婚しようとする姉を許せない主人公はあの手この手で破談させようとしますが失敗。周りも主人公の暴走に愛想を尽かします。

 しかし、婚約者の家で秘密の研究を知った主人公は、結婚式の日に姉の誘拐を友人らと共に企て実行します。

 姉の婚約者は母親のクローンを作る研究をしていて、その母体として姉が身体的に相応しいとして選ばれたのでした。

 結婚式会場で様々な妨害や、結構強い婚約者の母親とのラストバトルを制して主人公は姉と共に逃げることに成功します。

 また、スタント業界で有名な人にスタントの道に進みたいというメールを何度も送っていましたが、やっと返事がきて食事を一緒にできることになったという形で映画は終わります。

------以上ネタバレ粗筋------

 ほぼ終盤まで主人公の被害妄想じゃないかという趣で進むのですが、一応被害妄想ではなかったという形で最後を迎えるものの、でもあれってやっぱ主人公の妄想なんじゃないかなと思いつつ、なんかスッキリしない形で終わったなーという感じでした。