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悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2016©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

友よ、さらばと言おう

ネタバレというか、ストーリーを全部書いちゃってますよ。そんなにdisってはいないと思います。





 なんとなく面白そうだったので、映画の日から公開だったので、さくっと観てきました。

 これ、邦題がいきなり二重の意味も込められたネタバレじゃないですか(笑)。観終わってから気付くって感じですが。

 主人公のおっさん二人は渋いのですが、映画はそこまで渋くはなれなかったというか、それによって、緊張感が上滑りになってるかなという印象です。

 後半の追いつ追われつの展開は面白かったんですが、前半のタメがボクから映画鑑賞の集中力を奪っちゃったみたいで、堪え性のない人はあんまし楽しめないかもしれません。

 元刑事のシモンは、同僚且つコンビを組んでいて、私生活でも家族ぐるみの付き合いのあるフランクと、勤務のあと、車で雨の降る中を帰宅途中、交通事故を起こし、相手を死なせてしまいます。それによって刑事もクビになり、服役までしてしまったのです。

 服役後、配偶者と10歳になった息子のもとに一旦は帰りますが、人を事故とはいえ死なせてしまったこと、しかも相手側には小さな子供もいたことが、シモンを苦しめ、配偶者とは離婚(別居だけ?)し、自分は警備員の仕事をしながら、細々と暮らしています。

 フランクは、そんなシモンを気にかけながらも、最近多発する殺人事件を追いながら、イヤミな無能上司や同僚に囲まれる環境で、閉塞感がありました。

 シモンの息子が殺人現場を目撃し、その犯人グループに追い掛けられます。警察署の前で襲われたシモンの息子は、シモンとフランクによって命からがら助かります。

 シモンはデフェンスよりオフェンスだよっていうことで、自分の勤める警備会社から拳銃を何丁もパクり、犯人グループを探そうとしますが、フランクもそこに加わります。

 で、ドンパチあって、犯人グループの一人は殺しますが、やっぱりそこまでが限界っすっていう感じで、TGVマルセイユから、フランクの姉が暮らすパリへと、シモン、配偶者、息子の三人で逃げることにします。

 フランクはTVGに乗車したシモン家族を見送って一安心かと思ったら、犯人グループも一緒に同じTGVに乗車したことを知り、車を走らせ、TGVを追い掛けます。

 で、TGVの中でも銃撃戦があったりして、犯人グループを殲滅することに成功しましたが、フランクは撃たれて死んでしまいます。

 フランクの今際の言葉で、シモンが交通事故を起こしたとき、実は運転していたのはフランクで、事故で死んだと思ったシモンに責任をなすりつけようとしたら、シモンは生き延びてビックリ。結果的に罪を被せることになってしまったフランクは悩みますが、小さな娘のために事実を話せなかったのです。

 シモンはそんなフランクをおそらく赦して、家族と共にこれからの人生を生きることを選択します。

 まぁ、そんな映画だったんですが、場面を展開させるために、登場人物をアホに描いてしまうというミスを、この映画もやっちゃってます。観客はどうしても神様視点になっちゃうから、現実はそうだったとしても、そのまま描いちゃったらダメなんですよ。

 それに、シモンは幾ら事故のあと混濁状態で、病院で目覚めたからといって、自分が運転してなかったのはわかるだろうに。フランクを警察の駐車場で待ってる間に寝てしまって、フランクが運転したんだから、幾らその間ずっと寝ていたといっても、自分が運転してなかったって、暫くしたら気付くだろうに。

 アルコールによるブラックアウトっていう設定がどうやらあった模様です、シモンさん。だから憶えてないのか。にしても、ボクにはちょっと理解出来ないんだけど、そういうことがあるのなら、ごっつ怖いなー。つか、アルコール依存症っていう設定だったみたい。完全に見落としてるわ、ボクわ……。

 描写としては、シモンは完全に自分が事故を起こしてしまった思い込んでるし、まさかフランクがって感じだったし、最後も。観客をミスリードさせるためだっていうのはわかるけど、それならもうちょっと背景の設定面を練って欲しかったですね。
 ラストカットのシモンとフランクは、完全に◯◯ップルじゃないのかと思ってしまいましたよ。

 シモンがずっと『ぼくたちのムッシュ・ラザール』という映画のムッシュ・ラザールにそっくりだよなぁって、観てる間ずっと思っていました。『母の身終い』に出ていた、ボンクラ息子やったんかー、シモンは。

 ロック様主演でハリウッドリメイクするみたいです。ロック様は、シモン役よりもフランク役の方が合ってるような気がしますが、どうなることやら。