悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024@りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

2017 魔界都市めぐりツアー 〜梅田篇〜

 大阪・梅田のamHALL(アムホール)にて催されました、TEARS OF TRAGEDY、Mardelas、Silex(梅田篇での出演順)による「2017 魔界都市めぐりツアー」に参加してきました。

 まず、ライブの感想を述べる前に苦言を。整理番号順の入場となっていて、AMからの整理番号の人達と、Bからの整理番号の人達がいました。AMとBからという分け方については、発券のシステム上仕方がないとは思います。他会場でもAとBといった区分で、入場については並列入場という方法を採っているようでした。

 会場前で待っていた私達観客は、整理番号の若い順から階段を昇ってくださいとアナウンスされました。観客から、AMとBのどっちから?とか、並列なの?っていう声が上がります。一部の観客はホールのスタッフに尋ねられたようですが、「ホール(の上の人?)からも主催者からも何も聞いてないので」という返答でした。あほか。聞いてないんやったら、今から聞きに行けよ。アルバイトでもその程度はしなあかんやろ。それに、手元(というか受付の台にね)にきちんと整理番号順に書かれた購入者リストを持ってたやんけ。AMとBとに分けられているのはそれでわかってたやろが。

 折角がんばって若い整理番号を取った人の中で、きちんと開場前に来ていたのに、順番どおりに入れなかった人もいたと思う。その人達は、会場のいいポイントや自分のいいと思うポイントを陣取れなかったかもしれない。その人達に対して、ホール側も主催者側もきちんと謝罪してほしい。整理番号が関係ないんやったら、整理番号なんて記載するなよ。この日のライブを楽しみにして来た人に、最初からテンション下げさせるような行為は誰の為にもならんやろ。

 この件については、amHALL側も悪いし、主催者側も悪い。お互いになあなあになっている結果だと思う。猛省して次に活かしてほしい。こういうことからも、客足は遠のきますよ。

 ほんで、ライブ本番。今回は、TEARS OF TRAGEDYが先発1番手で登場。いやー、いいわー。前回のアメ村でのライブはCDを再現という感じだったのですが、今回はちょっとワイルドというか、昔のバンドっぽい感じで、アンサンブルより勢いを重視というか。TORUさんのギターの音が適度に荒ぶっていて、他の楽器よりも音が大きてく存在感があって、バランスとしては悪いんだろうけど、凄く生々しい迫力を届けてくれていたと思います。

 前回のアメ村のライブは完成度も高くて、バンドとしての実力も出ており、ほぼCDでのバンド像を再現されているといった具合に、客観的にはこちらの方がライブ演奏としては品質は高かったと思います。ただ、個人的には、今回のライブの方がバンドの生演奏を聴いているという感じが凄くあって、楽しめました。私が、ギターが大好きということも多いにあるとは思います。

 ボーカルのHARUKAさんは相変わらずクルクルしておりました。間近で拝見させていただきましたが、いやー、お美しい。「Void Act」でのMVでも思ったのですが、時々麻生久美子さんに似ているなって思っておりました。普段は似ていないけど、時々似た表情をされるというか。うん、お美しいということでしょう。

 2番手はMardelasです。2nd CDしか持っていないけど、かなり気に入っていったCDでしたし、及川樹京さんのギターの音は結構いいなーと思っていたりしましたし、ベースのhibikiさんは自分好みの派手系ですし。ということは、自分にとってはかなりの大好物なバンドということになります。TEARS OF TRAGEDYのライブは一回体験済みということもあり、実はこのMardelasのライブを一番の楽しみにしていたのでした。

 いやー、やっぱうまいわー。よかったですわー。蛇石マリナさんのボーカルがCDよりもちょっとキンキン系だったのにびっくりしましたが。それと、観客を煽るやり方が80年代のダサいと言われていた日本のバンドっぽかったのにもびっくり。いや、ちょっとガッカリ。確かにダサい。当時はダサいと言われていたことに反発してたような気がするけど(笑)、一歩引いた今の視点からはダサく思えました。音で勝負できる、演奏で勝負できるんだから、もっとそっちで煽ってほしいですね。上から目線ですが。それから、蛇石マリナさんの左の付け睫毛(多分)が外れかけてように見えて、そればっかりが気になったのは内緒です。

 新曲も披露されました。「Jaywalker」という曲名でしたが、あのバンドからは訴えられないのだろうか、心配です。あ、あのバンドは、これから夏を迎える季節で、何も言えないか(爆)。横断歩道とかを横切るっていう意味の単語ですよね、多分。

 今回のトリはSilexです。全くの知らないバンド。バンドの情報もシャットアウトし、音も敢えて当日のライブで聴いてみようと思って、この日まで聴かずじまい。外国人の方がボーカル(日本語はペラペラですw)でびっくりしたのと、ベースにはMardelasのhibikiさんが。これまたびっくり。今はバンドの掛け持ちも珍しくないですが、そういう情報を知らないで現実を目の当たりにすると、やっぱし最初はびっくりしちゃいますよ(笑)。

 いざ、演奏が始まってみると、なんとも懐かしい感じの音と曲調。曲は凄くよくて、ライブ終了後にシングルCD2枚、買ってしまったじゃねーかよー。ボーカルの煽りも80年代っぽくて、ノスタルジーな気持ちになりました。そういう意味では蛇石マリナさんとやってる方向性は同じなんだけど(手段は若干違うけど)、こうも感じ方や受け取り方が違うというのは、煽り行為を自然とやってるのか、無理してやってるのかっていう違うなのかな。いや、受け取る側の当方になんらかのバイアスとかでもあるのかな。うーん。

 ギターの演奏については、一番大好物かも。インギーやシュラプネル系のネオクラというよりかは、それらに影響を受けつつ、日本の中で揉まれていったネオクラって感じでしょうか。昔の中間英明さんとか。シュラプネル系にちょっとリッチー・ブラックモアの要素を入れたっていう感じというか。ただ、ちょっとキレがないかなとは思いました。これまた上から目線ですみません。

 3バンド共素晴らしい内容で、体的には疲れましたが、心は十分に満たされました。本当にありがとうございます。