最近何故かピアノトリオに嵌っています。
音楽を真剣(?)に聴き始めた頃、ビートルズのポール・マッカートニーが好きだったので、ベースを弾いてみようと思いました。で、楽器屋さんに行き、間違えてギターを買いました。とほほ。そんな程度の認識しか当時はありませんでした。
それが縁なのか、私はそれからギターミュージックに嵌っていくのでした。でも、ベースのことも心の片隅でずっと残っており、時々はベースマガジンもギター雑誌と平行して一時期購入しておりました。
数年前かな、某CD屋さんでピアノトリオのライブ演奏の映像が流れていました。恐らくDVDの新規発売のPRだったのでしょう。その時は興味はなかったので、格好ええなという感想のみで、誰が演奏しているのかすら覚えていませんでした。
その後、徐々に私の音楽を聴く時間は減っていきました。それはゲームに嵌ったからでもありますが、私の音楽の聴き方への年齢から来る体力と精神力の衰えもあったと思います。
私は、BGM的に音楽を聴くのは不得意です。好きなものはのめり込んで聴いてしまうので、聴き終わると結構肉体的にも精神的にも疲れます。嫌な疲れではなく、心地よい疲れではありますが。
年齢を重ねるに連れて、なんら運動をしていない私の体力が落ちるのは当たり前のことであり、それに比例してか、音楽を聴く時間がどんどんなくなっていきました。
そして、魅力的な新譜に出会えないというのも重なりました。私が真剣に、集中して聴くことが出来なくなり、その魅力を発見出来なかったのでしょう。
音楽を聴く時は、聴き慣れた、昔から好きだったものばかりという、偏った状況になっていました。
音楽の聴き方もベースサウンドやフレーズを耳で追いかけていることが多いと気付き始めました。そして、数年前に見たピアノトリオの演奏が脳裏に浮かび、聴いてみようかなという気持ちになっておりました。
そんな私を転ばせたのは、「ウルトラQ 〜dark fantasy〜」という番組で、ピアノトリオの演奏シーンが出てきたことでした。そのシーンがよかったのもありますが、これはきっと神様がピアノトリオを聴けと命じているのだなと感じました(痛いなぁ)。
今まで聴いた中では、Ray Brownが一番いいですね。なんか最近は音楽を聴くことがまた楽しくなってきて、CDを買う時もドキドキしてました。いいか悪いか、不安と期待の凄く入り混じった感情。久々です。
ちょっと長すぎました。