悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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「WRESTLE-1 TOUR 2017 UPDRAFT」10.8兵庫・神戸サンボーホール大会

 実は、団体としては全日本プロレスよりも気になってるかもしれないWRESTLE-1。神戸は少し遠いけど、勢いで突撃しちゃいました。

 大会全体には満足してるんだけど、少し引っ掛かるところがあったりして、心の底から楽しめたのかというと、そうでもないよなという微妙な気持ちになりました。

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 第一試合のクルーザー王者の吉岡選手とACEの一選手の対戦は、吉岡選手がうまくリードして、なかなか見応えのある試合でした。一選手は、これまではあまりいいとは思わなかったのですが、今日の試合を見て、闘志も前面に出ているし、もう少し伸びてきたら面白い選手になるんじゃないのかと思いました。えぇ、今日も上から目線仕様でごめんなさい。ついでに、これまでの試合後のインタビューでの発言は、お前が言うなよ系なのでご注意ください……。

 第二試合は、なんか可もなく不可もないという試合でした。正直、ちょっと眠気に襲われました。それでも、終盤の追い込みは楽しめました。河野選手へは客席からもでかいなーと感嘆が漏れていました。これで試合運びさえうまければ……。試合後、3カウントを取られて敗戦選手となってしまった頓所選手に、吉岡選手が再び現れて襲撃。これ自体は、頓所選手を光らせる演出でよかったと思うのですが、終わり方がグダグダでした。そこをもうちょっと詰めないと。

 第三試合は、なんていうか、プロの試合じゃなかったです。お約束をやりたいがためだけのプロレスでした。観客にお金を払わせて見せるという性質のものではないという意味です。

 第四試合は、デビュー間もない佐藤選手と、WRESTLE-1無差別王者の芦野選手とのシングル。佐藤選手の、まだまだ敵わないまでも、相手に向かっていく闘志は素晴らしかったです。最後の芦野選手の投げっぱなしジャーマンの威力に口あんぐりでした。

 第五試合は、試合自体は面白かったです。ただ、アンディ・ウー選手の応援団の人(?)が投げた紙テープの芯が私の後頭部に直撃して痛かったです。誰が投げたか分からないし、謝りにも来ないし。というかさ、WRESTLE-1みたいにセコンドもあまりいないような団体は、紙テープは禁止でいいと思うのです。回収にも手間が掛かるし、投げてる人って極一部だし。それが楽しみな人には悪いけど、怪我とかの危険もあるし。

 第六試合は、リーグ戦全敗がかかる征矢選手&岩石選手と、リーグ戦全勝がかかる火野選手&オーメン選手との一戦。征矢選手、岩石選手のタッグは面白いけど、もう既に伸び代がないようなタッグにも思えます。このタッグが強くなっていくには、単純に岩石選手の格上げが必要なのかなと。

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 第七試合は、土肥熊VS東京愚連隊の対戦。リング上では土肥選手が捕まる展開で、助けようとする熊ゴロー選手ですがやらかしまくりで体力を奪われ、地味に追い詰められるという展開でしたが、最後の最後に爆発して土肥熊のコンビネーションが炸裂して勝利。楽しい試合でした。

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 第八試合は、取締役タッグVS稲葉&イケメンの対戦。イケメンの入場は長いけど、楽しい。もし、もしですよ、全日本プロレス宮原健斗選手とイケメン選手が相見えるとしたら、入場で試合開始までに30分はかかるな(笑)。試合内容は、本日の大会の中では一番レベルが高かったように思いますし、実際、私も一番楽しめたと思います。ただ、近藤選手の素晴らしいバックドロップを何発も連続で喰らって立ち上がる稲葉選手という展開は、稲葉選手がゾンビみたいに立ち上がるというキャラを活かしたつもりなんでしょうが、近藤選手のバックドロップは必殺技レベルではないという証明をもしてしまったことになります。それを団体や選手はきちんと把握しているのでしょうか。それがかなり気になります。あんな凄いバックドロップ喰らったら、一発で終了じゃないと。

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 第九試合、本日のメインイベントは、リザルト王者の伊藤選手に立花選手が挑戦する王座戦。この試合がメインになったのは、伊藤選手が大阪出身で、神戸にある大学に通っていたということで、地元集客を見込んでのことだと思います。試合自体は素晴らしかったですが、メインイベントということを考えると、ほんとにこれでいいの?と聞きたいくらいです。まだ、この二人だけでメインイベントを任せられるほど、二人のレベルは達していないと思います。二人はこれからどんどん伸びていくだろうし、特に伊藤選手は近い将来WRESTLE-1を引っ張っていく選手になると思いますが、現段階ではまだまだです。

 ということで、全試合の感想を書いてしまいましたが、大きな不満はないのですが、もう少し観客へ目線を向けてくれてもいいよなとは思います。試合内容や選手のキャラ設定は素晴らしいと思うので、それができれば観客動員とかも持ち直してくるんじゃないのかな、なんて思います。

 それと、これは書いておきたい。カメラマンの存在です。私は、高いお金を払ってカメラマンの後ろ姿を見たいのではありません。プロレスの試合を、プロレスラーを見たいのです。この日のカメラマンは腰を屈めることなく、いきなり私の前に立ちはだかって、リングで起こってることを見せようとしないという行為を何度も繰り返しました。無観客試合ではないんですよ。カメラで撮って多くのファンに伝えることの方が大切というのなら、観客を一切入れるな。それか、観客は無料にでもしろ。と言いたいです。WRESTLE-1だけじゃなくて、全日本プロレスもそうだし、新日本プロレスなんて中継を見てる立場だから気になりませんが、リングサイドはカメラマンだらけで、観客はリングの中を見れないんじゃないか、なんて思うほど。私が新日本プロレスを見に行こうとしないのは、それが原因です。WRESTLE-1全日本プロレスはそこまでカメラマンがいないからまだ耐えられるけど。全日本プロレスも昔みたいにカメラマンがリングサイドを陣取ったままっていうことになったら、私は生観戦はおそらくしなくなるでしょう。だって、リングの中が見れなくなるのに、お金を払う意味ってなくなるからね。

 また、ツイッター情報では、ある方はコーナーの照明具の前に急遽席を作られたため、リングが見えづらい状態だったらしい。私は似たようなことを、全日本プロレスでやられたことがあります。こういうのって、団体に余裕がないから起こるのでしょうね。折角、席が売れるんだから、観客の見やすさよりも席を増やす方がいいという判断なのでしょう。そのときの売上という面では間違いではないですが、そういう待遇をされた観客が次をまた見に来るという確率はかなり下がりますよ。トータルした売上という面からは間違った対応かもしれません。そういうことを考える人がいないのは、団体としては危険なことですし、何より観客に対して不誠実です。

 立花選手はキャラ変更があってからずっと「ああん?」と言ってますが、疲れないのだろうか。それが心配です(笑)。

 最後に、リングアナを務める櫻田愛実さんは、ネットで見る写真や動画よりも6億倍かわいかったことを報告しておきます。周りも、あのリングアナの人かわいいと言われておりました。