悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語

ドキュメンタリーなのでネタバレとかないですし、disってもいない、と思います。

 

公式サイト:http://new-nemuro-pro-wrestling-movie.com/

北海道文化放送のサイト:https://www.uhb.jp/new-nemuro-movie/

 

 

ポレポレ東中野にて鑑賞

 

 アンドレザ・ジャイアントパンダ選手見たさに見に行ったのは内緒だ(笑)。ただ、あんましアンドレザ・ジャイアントパンダ選手は出ていません。

 元々、北海道文化放送のTV用ドキュメンタリーとして製作されていて、代表であった故サムソン宮本選手が亡くなられたあとの2021年12月に放送したところ、高い評価を得られたこともあって、追加撮影等をして劇場映画として構築し直したそうです。

 新根室プロレスは先述のアンドレザ・ジャイアントパンダ選手の知名度から名前だけは知っており、また代表だったサムソン宮本選手がお亡くなりになられたことも知っていましたが、どういった経緯やコンセプトで立ち上げた団体なのかは全く知らなかったので興味深く拝見させていただきました。

 なんだろう、上映時間自体は1時間半程度なのですが、3時間くらいあるかのようなボリュームを感じました。冗長的で時間を長く感じたというのではなく、映画の中にどっぷりと浸かってしまったからなのかなと思います。映画の世界に長居をしてしまったような感覚がありつつ、でも実際にはそんなに時間は経っていなかったという感じといいましょうか。

 描き方自体は結構サラっとしているなという印象でした。ウェットな展開に舵を切ることもできたとは思いますし、実際にウルっとくる場面はあったりしますが、全体的にお涙頂戴的な作劇になっていなかったのはよかったのかなと思います。この団体をこれからも紡いでいくことが主眼だったというのが(「いつか分かってくれる」という部分で、ですね)、サラっとした雰囲気にした、というか、なった理由なのかなと感じました。

 ガチな新根室プロレスファンには物足りない内容や展開かもしれませんが、私のような全く知らない人間には、情報量が多い割にはスルスルっと入ってきて、分かりやすい映画でした。

 故サムソン宮本選手は、話し方や声(トーン)が大泉洋さんに似ているなーというのが一番の印象かも(笑)。同じ北海道出身だからなのか。弟のオッサンタイガー選手も声が似ていましたね。

 私が鑑賞した回の上映後、監督の舞台挨拶がありました。知らなかったのでびっくりしました。興味深い裏話が聞けました。実は舞台挨拶に興味がないのも内緒だ(笑)。ステッカーもいただきました。ありがとうございます。