「全日本プロレス まちおこしスペシャル 十三大会 ”全日えびす” やっちゃうぞ!オイッ!!」大阪・淀川区民センター
全日本プロレスなんてもう見ないとか言ってたんですけどね。いえね、引退撤回するプロレスラーも多いじゃないですか。それをリスペクトしてるだけなんですよ。という言い訳ではダメですか。
十三で行われる大会には、4年前に初めて参加したんですよね。当時の感想を読み返すと、私がかなりウブなので引いちゃいましたね(笑)。
では、いつものように上から目線で感想を書いていきます。
岩本選手の横綱相撲になるのは分かりきった試合ですが、これって田村選手も頑張らないといけないのは当然として、岩本選手も田村選手のよさをどう引き出すか、それとも突き放すか、どのような対応を取るのかも見られている試合なんですよね。
田村選手はまだ自分がどのように動いているのか、客観視できていないと思います。キャリア的に仕方がないですが、それを掴めればワンステップ上がれるように思います。
岩本選手は、自分も試されているという意識が希薄だったように思います。なんか、こじんまりと完成されてしまったように思えますし、本人がそれで満足しているような、そんな印象を受けました。
第2試合 乾坤一擲 ~タッグマッチ 30分1本勝負~
数年後、このカードがタッグ王座を賭けたメインの試合になってるんだろうなぁと思いました。全日本プロレスの未来が詰まった試合だったように思います。
TAJIRI選手がGAORA TV王座時代に挑戦してきたら面白かったという選手は、青柳優馬選手だったようです。で、日本では珍しいヒールタイプだとも。うん、私も彼の最近の一連の行動を見て、そのように思います。青柳ブラザーズはナチュラルヒールブラザーズとしてこれから一緒に活動していくのが面白いように思います。そのためには、青柳亮生選手はもう少し器用さを活かした試合の組み立てを学んでいくことが必要だと思います。キャリアを積んでいくことで学んでいくことなんでしょうけど。
第3試合 野戦攻城 ~株式会社ガイアコーポレーションpresents エアコン争奪タッグマッチ 30分1本勝負~
十三大会の風物詩、エアコンマッチ。楽しい試合でした。
イザナギ選手は丸山選手なの?え?どうなの?
相棒のブラック・タイガーⅦ選手がイザナギ選手のことを「丸山」って呼んだり、試合そっちのけで凶器攻撃で使われて壊れたエアコンを養生テープで修理したりといった論外なことをしていたんですが……。
第4試合 才気煥発 ~6人タッグマッチ 30分1本勝負~
秋山準&ゼウス&フランシスコ・アキラVS大森隆男&ブラックめんそーれ&ライジングHAYATO
可もなく不可もなくな、なんか噛み合ってなかったような試合でしたが、ライジングHAYATO選手はよかったです。
第5試合 海闊天空 ~シングルマッチ 30分1本勝負~
ジェイク・リーVSダニー・ジョーンズ
ダニー・ジョーンズ選手がこんなに素晴らしい選手となって、全日本プロレスに帰ってきてくれるとは。ジェイク選手とも意外と噛み合っていました。ジェイク選手はサイコパスっぽさ全開でこれからはいくんだろうか。
メインイベント 怪力乱神 ~ホテルプラザオーサカ杯争奪 6人タッグマッチ 60分1本勝負~
諏訪魔&石川修司&ストロング十三VS宮原健斗&ヨシタツ&SUSHI
諏訪魔恵比寿の衣装のまま試合を開始させる諏訪魔選手。宮原選手に挑発され、場外で痛めつけられたので仕方なく衣装を脱ぐ諏訪魔選手。楽しかった。
宮原選手は、シリアスな試合もできるし、コミカルな試合もできるし、激しい試合もできるし、こんなに万能プレイヤーになっちゃうとはなぁ(トオイメ)。これで人望されあれば……。
諏訪魔選手がストロング十三選手に向かって「佐藤」とか呼んでいたような気がしますが、多分空耳だと思います。
石川選手は終始笑顔でした。余程楽しかったんでしょうね。
大会MVPは、本大会のプロデューサーでもある諏訪魔選手が獲得しました。まぁ、最後にラストライドで締めたので当然でしょう。
本大会は、ちょっと激しさはなかったけど、明るく楽しいプロレスを堪能できました。会場もなんか多幸感があり、いい大会だったと思います。ただ、いつものように外には屋台もあって、選手もいたりと楽しめる空間を提供してるのですが、客の民度が低いというか。平気で横入りしてくる奴や、座席を勝手にいじって変える奴とか、はっちゃけ系の奴とか。こういう客は要らないとは思うのですが、排除できるだけのパイもないわけですからね。私にとっては残念な現実です。そういったこともあってか、私は何故かヨシタツ選手のTシャツを買っていました。どうしてだw