disっていないとは思いますが、少しネタバレはしてるかな。
新宿ピカデリーにて鑑賞
濃い味付けの内容かと思いきや意外と薄味であっさり風味な展開でした。怪獣プロレス映画が好きな方は楽しめる映画でしょう。
薄味になったのは、これまでよりも組織内や組織間の駆け引きといった人間ドラマ部分がほぼないためで、その分怪獣バトルに資源を集中しており、頭空っぽにして存分に楽しめると思います。
あっさり風味なのは、ゴジラ（とモスラも）がゲスト扱いでほぼコングが主人公として立ち回るため絡みが少ないのと、ゴジラにしてもコングにしても途中の怪獣との戦いで決着した（倒した）場面を見せないという内容であったためです。苦戦してるんかと思って画面が切り替わったら勝ってたというパターンです。
ジャンプのバトル漫画的な展開で、コングが一度ラスボスに敗退するもののパワーアップ装置を手に入れ、ゴジラを味方につけ敵を倒すという流れです。まぁ、ラスボスが強かったというより古代の冷気を吐く怪獣が強かったということなんですけどね。最後は仲間になるし。おそらく次作では噛ませ犬になるでしょう。
ゴジラファンは物足りなさがあるかもしれませんが、一応凶暴で劇中ではおそらく最強・最凶なので、そこは溜飲が下がるのかなと思います。それに、ローマのコロシアムを棲家にして眠るゴジラがきゃわゆいです。
世界の各都市が破壊されまくるので、復興が大変やろうなぁと何故か心配になりました。
モナークの探査機ヒーブがかっこよかったです。いいデザインだなーと。
ゴジラがコングにブレーンバスターをやっちゃいます。エジプトのピラミッドの所で。
風呂敷を広げすぎてどうしようもなくなったけど怪獣プロレスに注力することで今回はなんとかなったとは思うのですが、次作以降どうしていくのか難しいよなとも感じました。本作の監督の発言では次作はゴジラが中心とか言ってたようですが、次作くらいで今回のシリーズは一度終了させるのがモアベターな気がします。
