悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2024©りょんりょん) ※(主に)映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。ごめんなさい。

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対抗戦?には反対ですね。その2

 今回もツイッターにて書き散らかしたものをまとめたものです。私は特にプロレス団体間の団体対抗戦というものに対して批判や非難等をしたいわけではなく(UWFインター新日本プロレスや、ゼロワン対全日本プロレスは好みでした)、今の全日本プロレスには必要ないのではないか、少なくとも私は今の全日本プロレスに団体対抗戦を望んでいないというだけです。勿論、それを望んでいるファンを攻撃したいという意図もありません。あくまでも私の今の全日本プロレスに対するスタンスを発散したかっただけです。

 いきなり例え話で恐縮ですが、プロレス界をお寿司屋さんとしてみて、今の全日本プロレスはお寿司全般を取り扱う店ではなく、バッテラとかちらし寿司とか、特定の商品(しかも一番需要がありそうなにぎり寿司や手巻き寿司ではなくちょっぴり特殊系な商品)に特化して販売しているお店だと捉えています。

 それはお店の特色を出すという部分では効果があると思われますが、特化している分、それがこけた時(例で言うとバッテラ等自体に需要がなくなった時)の負のリスクが大きいとも言えます。

 ただ、競合他社が多い現状、老舗ローカルマイナー団体である全日本プロレスとしては、自社の売りを再認識しそれに特化した売り出しをする方法しかないとも思います。大日本プロレスもそういう意味では全日本プロレスと共通している運営方法でしょう。

 今の新日本プロレスのように、例で言うとお寿司の全品目を取り扱いますというような手法は、企業体力面で取れないという現実もあるかと考えられます。老舗の和菓子のお店がいきなり洋菓子をメインで手掛けて売りにしようとしても大変ではないですか?という意味合いです。

 一見鎖国のようにも見えますが、そういう姿勢というのは全日本プロレスの創業時からあった伝統でもあると思います。その時代の雰囲気や所属レスラー、環境、そういった様々要因によって変化したり、何かに特化したような施策ではなかった時期も当然あるかと思いますが(過去の全日本プロレスはほぼ知りませんのでイメージで書いています)、2014年に元々の運営会社から、秋山準選手を社長としたオールジャパン・プロレスリング株式会社に全日本プロレスの看板を引き継いだ時に、秋山社長(当時)は意図的にそういう形にしたと思います。団体の色をより明確に打ち出すために。

 元の運営会社の創業者である故ジャイアント馬場氏も、プロレスラーは大きくないといけないという持論を持ち、大きい選手を中心とした団体運営を行なっていたと思いますので、原点回帰による立ち位置の確認と、それによる伝統の復活、継承を試みたのでしょう。

 お好み焼き屋さんにお好み焼きを食べに行って、焼きそばならメニューにあって出されてもOKだけど(焼きうどんと、とんぺい焼きまでは可)、カツ丼を出されたりとかピザを出されたりしたら、それを食べたくてお好み焼き屋さんまで来たわけじゃないんだけどなってなりませんか(カツ丼とか出されて食べたくなったりすることもありますよw)。人によっては、お好み焼きの具にピザの材料とか入れるのも毛嫌いすることもあるでしょうしね。

 特に特化した専門性を売りとして明確に打ち出している場合は、それ以外のモノを売りに出されても客(ファン)としては困惑してしまうのではないでしょうか。

 プロレス界全体が交流しようとする雰囲気の中、乗り遅れてはいけないという気持ちや危機感が、選手やスタッフにはあるのでしょうか。一部選手による参戦したりされたりという関係はいいですが(今もフリーの選手をはじめ、大日本プロレス、GLEATからも定期的に参戦していただいたりしています)、全日本プロレスというプロレス団体として他の団体と明確に面と向かって対戦するというのは、今の全日本プロレスには負のリスクが大き過ぎやしないかという心配なのです。

 色々と書きましたが、全日本プロレスには全日本プロレスという団体が提供する試合を望んでいる、ただそれだけなのです。