悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2018©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

ナイト・チェイサー

ネタバレしてますし、disっているかも。

 

 


 未体験ゾーンでやってたのか。未体験から卒業したので知らなかった。ツイッターで評判がよくて、NETFLIXにあったので鑑賞しました。吹き替えしかなくて、そこはゲンナリでした。吹き替え反対。

 凄く奇妙な映画です。終盤まではよくある展開の映画です。ただ、その終盤の展開がかなり明後日の方向に舵をきりまくっているというか。この映画を初見で、終盤はこうなるって当てることができた人は、この世界にはいないと思います。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』みたいな変化と言えばイメージしやすいでしょうか。

 英国人のクリスは2年ぶりにフランスのパリに帰ってきます。2年前までクリスはパリで暮らしていたようですが、留学生だったんかな。で、パリ在住の友人のリュックと元恋人に出迎えにきてもらいます。クリスは元恋人とヨリを戻したかったのですが、元恋人はリュックと友達以上恋人未満な関係になっていました。そのことにクリスはリュックに対して怒りますが、2年前にお前が彼女に何も告げずに英国に帰ったのが原因だろうと言われると、反論しようがありません。

 このクリス、主人公だからなのか、「自分は自分は」って自分の気持ちだけを相手に押し付ける奴で、人の気持ちを推し量ったり、受け入れたりすることができないタイプです。相手が自分を受け入れてくれることしか頭にないタイプです。リュックはそういうクリスを受け流して自分のペースに持ち込むのがうまいので、だからこそ、クリスとリュックは親友になれたのかもしれません。

 リュックは、クリスをパーティーに誘い、クリスはなんだかんだ言ってもリュックは親友なのでパーティーに同行します。元恋人とも色々あり、クリスはパーティーから帰ろうとしますが、リュックは別のパーティーにクリスを連れて行こうとします。

 やっとタクシーを捕まえて目的地付近で降ろしてもらいますが、リュックは料金を払わずにとんずらこきます。リュックの行動をクリスは責め立てますが(一緒に逃げてるくせにw)、リュックは取り合いません。そうこうしているうちに、料金を踏み倒したタクシーに付けられていることに気付きます。そのタクシーの車内には、踏み倒しはいけないよ、負債は払わないとダメよっていう注意書きが書いてありました。

 向かっていたパーティーをやっている部屋に逃げ込みますが、そこは実はヤクの売人達のところで、リュックはヤクの売人の下っ端みたいな感じで、お金を納めているのでした。そのお金は、パーティーに向かう途中で、不正刑事達によって盗られてしまっていたので、その釈明をリュックはタクシー運転手に盗られたという嘘で売人達に話しますが、当然のように売人達は信用しません。

 そこで、リュックを助けるかのように(笑)タクシー運転手が登場。いきった売人のボスは日本刀片手にタイマンを挑みますが、一撃でノックアウトされ殺されちゃいます。その他の売人達もタクシー運転手に部屋に乗り込まれて全員日本刀で殺られてあぼん。クリスとリュックは非情にもその隙に部屋からスタコラサッサと逃げちゃいます。

 それでも追いかけてくるタクシー運転手。途中でまた不正刑事のグループに遭遇し、クリスとリュックが売人達を殺した容疑者にされていて逮捕されかけますが、そこにまたもやリュックを助けるかのように(笑)タクシー運転手が登場し、不正刑事達を殺します。唯一、袖の下を拒否した刑事だけは生かします。ここがミソです。

 クリスとリュックはまた逃亡しますが、タクシー運転手はクリスの元恋人を拉致。助けに行きたいクリスとこのまま逃げたいリュックは掴み合いの大喧嘩をし、クリスは助けに、リュックは電車に乗って逃げようとします。そのパワーをタクシー運転手にぶつけろよ。

 映画によく出てくる廃墟っぽい元工場みたいなところで拉致されている元恋人を発見したクリスは、タクシー運転手に果敢にも挑みますが、劣勢です。主人公ですが補正はなく、勝ち目はありません。元恋人となんとか逃げようにも、何故か出口がありません。タクシーに追いかけられまくります。なんとかタクシーが入ってこないような場所に逃げても、タクシー運転手が追いかけてきます。そこへ、なんとリュックが登場し(なんか画面が暗くて、応援に来たことが最初は分かんなかったよw)、二人掛かり(元恋人も入れて三人ですねw)で挑みますが、あっさりと撃退されます。

 うん、普通の映画なら、この主役二人の共闘でタクシー運転手が倒されるのですが、圧倒的な力の差は如何ともし難く、ここからどうなるのかなって思っていたら、タクシー運転手がリュックだけをタクシーに乗るように指示して、クリスもタクシー運転手の耳元への囁きによって納得し、リュックは連れ去られて行きます。

 リュックは、まっぱにされ牢獄みたいなところに入れられます。そして、死なない程度に食料が補給されます。暫くして、ある手帳が渡されます。そこには、タクシー運転手の過去や、英仏戦争の頃から受け継がれている、悪いことを許さない人達の系譜の最初の物語がアニメーションで流れます。この系譜の元はどうやら日本みたいです、マジで。

 タクシー運転手は元は刑事でしたが、暴力的で、配偶者にも暴力を振るう奴でした。そして、先代のタクシー運転手にボコられ、まっぱでリュックが投獄されているのと同じ牢獄に閉じ込められ、これまたリュックと同様に死なない程度に食料を与えられ、自己を省みることを促されます。負債を払えということです。

 なんという急展開。ええええって感じです。最後は、そうやって受け継がれてきた、負債を払うことを余儀なくされ、悪人から善人にジョブチェンジした人達の集団が運転しているであろうタクシーの大群がどこかに向かうところでエンドです(エンドロールの途中に挿入されています)。

 クリスとリュックは2年前に酔っ払ってホームレスに絡み、事故ではありますが焼死させてしまったのです。それで、クリスは英国に逃げ帰りました。そりゃ、逃げるわ。クリスは主人公ではあるので、自分のしたことは反省はしているのですが、そこで終了な奴なんですよね。まぁ、最後は元恋人を助けようと奮起してタクシーの運転手に挑み掛かるので、そのことで負債はもう払ったという形に映画的にはなるんでしょうけど。クリスが主人公だったのに、サブ主人公ポジのリュックがまさかの適任者とは。まぁ、リュックは負債を返してないという判断なんでしょうね。

 タクシー運転手がクリスの耳元で囁いた言葉は、「お前はもう負債を返した。リュックはこれから返す必要がある。自分の後を継いで」というような感じだと思います。だから、クリスはリュックを行かせたのでしょう。タクシー運転手も先代に連れて行かれるときに、配偶者に先代が耳打ちしますが、同じような内容だったのでしょう。

 うん、この映画は、終盤の急展開が受け入れられるかどうかで、好きになるか、嫌いになるか、が決まると思います。ええ、私はかなりdisりながらも気に入っておりますよ。

 

目撃者 闇の中の瞳

ネタバレしまくってますし、disってまっせー。

 

 

 後出しジャンケンな映画。映画の技法に溺れてしまって、面白い映画を作ろうという意識が希薄になってしまったのかなという感想です。

 ラストのネタバレは、台湾の怖いお話を主人公<ワン・イーチー>(シャオチーとも呼ばれています)が語りで、その語りを聞いた主人公の先輩(大学でも会社でも)の女性<マギー>と主人公の表情のアップで終了です。お話の内容は、1,000台湾ドルで売っている怖いお話の本は、書店の店主によると最後のページが一番怖いとのこと。で、その本を買って好奇心から最後のページを見たら、本の定価15台湾ドルと書いてありました、というものです。

 主人公は、新聞社のインターン(みたいなもんだよね)の頃、大学生のときに教えてもらっていた教授で、新聞社に勤務の(その後大臣にまでなった)<チウ・ジンカイ>の昇進祝いを途中で抜けて車で帰宅途中、その車がエンコ。で、いつの間にか車内で眠ってしまっいて、ふと目を覚ますと車の衝突事故があった模様。その事故現場をスクープしたりしました。

 事故を起こした側の車は、チウ・ジンカイとマギーが乗っていた車で、主人公も参加していたチウ・ジンカイの昇進祝いからの帰りでした。この二人、不倫関係になるんですが、多分このときはまだなっていないというか、これをきっかけとしてなったのでしょう。車を運転していたのはマギーでした。

 ぶつけられた側の車には、少女を誘拐して身代金をせしめた男女(女性は<シュー・アイティン>)が乗っていました。身代金をゲットしてシュー・アイティンらが戻ってきたときに、身代金と引き換えに返すつもりだった少女を、もう一人の仲間<ウェイ>が少女がうるさいからという理由で殺しちゃってたんですね。で、シュー・アイティンらは何やっとんねんって言いながら、車で逃亡するわけですよ。で、ちょっと走ったところでマギーの運転する車に追突されちゃったわけですね。

 主人公は、事故った車の中にお金がいっぱい入ったバッグを見つけて、そこから200万台湾ドルばっかしを拝借しちゃいます。逃げたシュー・アイティンらを追ってきたウェイも事故の現場に到着して、お金の入ったバッグだけ持って逃げます。しかも、その後にちゃっかりお金を数えて、200万台湾ドル分少ないことを把握しております。

 シュー・アイティンは助かりますが、男は死亡。そして、意識を取り戻したあと、搬送先の病院から脱走します。そりゃするよね。誘拐犯だし、しかも死んだ男は恋人だったけど、ウェイは恋人が連れてきた奴で自分はよく知らない奴だったし(の割には3Pとかしてそうだったけどw)、うるさいっていう理由で少女を殺しちゃうイカれた奴なので会いたくもないですしね。

 ウェイは、シュー・アイティンが病院から逃げたことを知り、彼女を探すために警察官になります。なんという志望動機(笑)。足りないお金を取り戻したかったのと、裏切ったことを許せなかったんでしょうね。

 車をぶつけたチウ・ジンカイとマギーは、チウ・ジンカイが懇意にしてる自動車整備工の経営者のおっさん<ジー>のところへ、ぶつけた車の処理をお願いしに訪れます。最初は断っていたジーですが、二人の気持ちに押されて証拠隠滅を請け負っちゃいます。

 これが9年前の事故の出来事なんですが、9年後の登場人物達が、主人公がやらかしちゃうことで炙り出されたり色々としていくというお話で、結局、最終的には主人公が一番おいしいところを持っていったのかなって感じです。

 分かんなかったところを挙げていきます。画面が暗かったっていうのもあって、見逃してるのが多いせいかもしれませんが。

 ジーは自殺なの?他殺じゃないの?チウ・ジンカイが殺したわけでもないの?罪の意識に苛まれていたとしても、最愛の家族がいるのに自殺はしないでしょと思うのですが。

 シュー・アイティンは、どうしてお金を持ってたの?アパートの大家さんにもなってたし、東方美人っていう高いお茶を現金で買えるだけのお金を所持してるし。結局、身代金は主人公とウェイが持ってたわけだし。誰か(事故の件でチウ・ジンカイ?)をゆすってたこと?

 ウェイは、どうして主人公を結局は殺さなかったのか。挙句に逆に殺されてしまうし。ダルマにしたシュー・アイティンを見せたかったのか。

 主人公は、9年前の事件で自分がお金を事故車から盗んだことがバレていないかどうかを確認したかったから、改めて調べていたと思うのですが、シュー・アイティンがウェイに監禁されてようが助ける義理はなかったんじゃないのかなー。シュー・アイティンが自分のことを見ていたから(映画の冒頭のシーン)覚えてると思い込んでいたんだろうか。ウェイの正体が分からなかったから、疑心暗鬼になっていたのかな。

 メインキャラクターの顛末は以下のようになりました。

 主人公は1か月前に買った車が事故ってしまったけど、実はその車は9年前の事故のときの車で、何かの運命だと思って探りを入れます。映画冒頭のスクープの内容が誤報だったことで会社をクビになりますが、チウ・ジンカイのコネ(9年前の事故のことや、マギーとの不倫、ジーの死亡というネタでゆすったんでしょう)で、最終的には内務省の広報主任に。そして、ウェイを結果的に殺したことになりますが、それによって9年前の少女誘拐事件も解決されたことも、主人公の評価にプラスされている模様。

 マギーは、(チウ・ジンカイとしては内務省の広報主任は彼女の予定だったんですが)主人公に蹴落とされて、今はテレビ局のプロデューサー(だったかな)に。実は、主人公が会社をクビになったのは、マギーがそう進言したからです。チウ・ジンカイを嫉妬させるために主人公と関係を持ったことを後悔していたのか、追い出したかったっぽいです。

 チウ・ジンカイ、大臣のままっぽい。よかったね。

 ジーは、最愛の家族を残して死亡。上にも書きましたように、自殺なのか他殺なのかよくわからないです。

 シュー・アイティンは、事故の影響で右足が不自由に。でも、お金には不自由してない模様。家族にも会いに行かずに名前も偽って隠れて過ごしていましたが、主人公のはっちゃけのお陰でウェイに見つかり監禁されて、最後はダルマ状態に。生死不明ですが、多分お亡くなりになったと思われます。

 ウェイは、警察官になり、9年かけて身代金をロンダリング。その間に警察の力も利用しシュー・アイティンを探していましたが、主人公のはっちゃけで偶然にも発見。シュー・アイティンを監禁し、ダルマ(手足を切断)にしちゃいますが、そこに主人公が登場。激闘の末に主人公をやっつけますが、ダルマにしたシュー・アイティンを主人公に見せたかったのか、その上でお金のありかをゲロさせたかったのか(主人公はシュー・アイティンのダルマ状態を見て本来のゲロを吐きましたがw)、殺しはしませんでした。で、主人公の逆襲にあってしまい、自分が殺されちゃいます。しかも主人公は正当防衛で無罪です。あ、ウェイが主人公にお金どうこうって言ってたから、シュー・アイティンが思い出して、その事実を吐いていたのかもしれないですね。うーん。

 で、だからどうしたの?っていう感想を最後に抱いたのは、何を言いたかったのかよくわかんなかったからです。

 

8年越しの花嫁 奇跡の実話

ネタバレもしてませんし、disってもいません。

 

 


 やっと観ました。うん、素晴らしい映画です。鼻をすするお客さんがかなり多かったです。過度にエモーショナルならずに、淡々と描いていたのがよかったのではないかと思います。ただ、最後に映画のタイトルが出て泣かせにかかるのですが、そこだけ、この映画のテイストに違っていて、日本の映画でよくある感動させよう、泣かせような映画になってしまったのが残念。マジで泣きそうになってた気持ちが吹き飛びましたもん。まぁ、大人の事情でそうせざるを得なかったんでしょうけどねー。

 で、この映画、かなり不穏な空気を感じたのも事実。佐藤健は最初は悪人顔で、張り詰めたような雰囲気だし。土屋太鳳が意識不明でベッドの上のときは、そんなリアルっぽい描写でいいのかっていうくらい体当たりだし。顔パンパンでちょっと怖かったですよ。

 脇役も曲者が揃えられていて、北村一輝をはじめ、杉本哲太とか、堀部圭亮とか、古舘寛治とか、薬師丸ひろ子まで、いつ、佐藤健と土屋太鳳に襲いかかるのかと、ハラハラドキドキしながら観てましたよ。実際は全員が主人公達にごっつ協力的で、悪人なんて出て来ない映画でしたけどね。襲いかかってきても、佐藤健も土屋太鳳もかなりのレベルで動けるので問題ないでしょうけど。つか、実は襲いかかってほしかったし、佐藤健と土屋太鳳に迎撃してほしかった(笑)。

 

ガーディアンズ

ネタバレしてます。ちょっとdisってるかもです。

 

 

 ロシアのヒーロー集合もの映画。能力者が集まるということで、X-MENっぽいのかな。メンバー構成からだと、ファンタスティック・フォーが近いのかな。

 さくさくとお話が進みます。ガーディアンズの面々が数十年振りに揃ってチームを結成するのに、10分程度しか要しておりません。チームに合流するのに、躊躇なんてありません。あっさりと仲間になります。この映画、ずっとこのスピード感を保ちます。素晴らしいです。

 チーム(そうそう、チーム名が「ガーディアンズ」です)を集めて指揮を執るという立場からか、ロシアの国防省の少佐の女性が主人公っぽい感じです。現場にも出ますし、この人もなかなか人間としては戦闘能力が高いです。

 ガーディアンズの皆さんは弱いです。マジで。最初のラスボスとの戦いでは、捕まったり、半殺しにされたりと、ボコボコにされましたからね、ガーディアンズの皆さんは。ラスボスが強過ぎるのか。ラスボスの兵隊(ラスボスのクローンらしいです)までもが強過ぎるのか。ラスボスを倒すのも、みんなのパワーをオラにくれ的なかめはめ波みたいな技で倒します。つーか、あれ、ラスボスは死んでないやろ。

 ガーディアンズの皆さんは、実験の影響か外見は実験されたときのままのようです。そして、実験の副作用なのか、熊に変身する人はだんだんと人間に戻るのが難しくなってきているという悩みを持っていますし、透明になる女性の人は1978年以前の記憶がないそうです。あ、この熊に変身する人と透明になる女性の人は、多分ですが、恋人同士で結婚間近だった模様。ただ、透明になる女性の人はそのことを覚えておらず。可哀想な熊さん。

 続編は当然狙ってるようです。ガーディアンズはほかにもいるそうです。っていうか、そいつも探せよ(笑)。というか、このお話の間には見つからなかったっていうことかな。

 ロシアのCG技術は、ロボットとか機械は独特の味があっていいんですが、動物とか人間とか、それらの動きはなんかアサイラムクオリティです。重さが感じられないんですよ、昔のCGよりも。
 映画の開始前に、製作会社のアイキャッチみたいなものが流れますが、10回くらいありました。多くないですか。

 エンディングが終わったあとに、少佐が誘拐されるけど、誘拐した人をタコって自力で逃げるという3分程度のお話があってからエンドロールになりますので、ご注意ください。

 

ジオストーム

ネタバレ、最高!

 


 「ジオストーム、最高!」と、全日本プロレス宮原健斗選手のように言ってしまいたくなるような映画でした。いやー、面白かったー。こんなに、上映時間中ずっと映画にのめり込んで鑑賞してたって、かなり久しぶりな感覚です。

 観終わったあとに何か残るかって言われたら、残りませんって答えるしかない映画です。ストーリーはありきたりで、人物描写も表面上しか描かれてないし(見た目で判断してねっていうスタイル)、CGを含め細かいところもおいおいってところもあるけど、だからどうした?っていうパワーが凄まじいんですよ。

 これは、俳優やスタッフや撮影時期等の様々な絡みがミラクルな関係で起きた奇跡だと思います。同じ俳優、同じスタッフが集結しても、この映画と同等の興奮を与えるような映画は作れないと思います。

 ジェラルド・バトラーが天才科学者の役、ジム・スタージェスが政府高官の役で兄弟という設定なんですが、誰もが逆だろって思うでしょ(いや、ジェラルド・バトラーに政府高官の役も違うかw)。うん、ただね、それだからいんですよ。この映画は筋肉でできていますっていう宣言なんですよ。脳筋映画ですよっていう雄叫びなんです。エド・ハリスアンディ・ガルシアが出て来た時点で、こいつらのうちどっちかがラスボスというか黒幕だよなって分かるという親切設計(正解はエド・ハリスが黒幕でした)も含めて。勿論、ジェラルド・バトラー脳筋だけではなく、演技力も高いですけどね。

 ジム・スタージェスの、大統領のシークレットサービスに所属している彼女役の人(アビー・コーニッシュ)もごっついいんですわ。もしかして、この人も敵なのかな?と思わせるような雰囲気で、実は当然味方で大活躍ですし。

 ジェラルド・バトラーがトップクレジットで、主人公ではあるんですが(勿論そうなのですが)、どちらかというと、ジム・スタージェスがより主人公っぽい立ち位置でした。ジム・スタージェスポール・マッカートニー顔だと思っていたんですが、ちょっとこの映画では馬面っぽくなってたような。

 世界の異常気象を救うための機械(ダッチボーイという名称w)が故障してパニックになり、それをジェラルド・バトラーが直して世界を救う系の映画だと思っていたんですが、どちらかというとサスペンス要素の方が強い映画でした(故障は実は米国国防長官のエド・ハリスが自分が次期大統領になるために仕掛けたことが起因)。

 と言いながら、みんな大好きロケットランチャーも発射されますし、カーチェイスもあります。ジェラルド・バトラーの宇宙での活躍と、ジム・スタージェスの地上での活躍が交互に映し出されますので、ディザスタームービーというよりも、パニックアクション映画という面が強いと思います。

 

WRESTLE-1 TOUR 2018 SUNRISE 大阪・東成区民センター大会

 東成区民センターは初めて行ったのですが、結構天井も高くて、いい会場だと思いました。駅からも歩いて2分程度ですし。千日前線今里筋線という、大阪市営地下鉄(もうすぐ市営じゃなくなるけど)の中では客数が少ない2大路線の乗換駅というのもポイントが高いです(マテ)。

 本日は、380人くらいの動員だったでしょうか(公式発表は418人)。って、こういうこと書くと、WRESTLE-1ツイッターアカウントからもブロックされるぞ(笑)。そう、某プロレス団体のようにね。ちなみに、某プロレス団体運営会社の社長(兼レスラー)のツイッターアカウントからブロックされております。多分、そこの団体のメインスポンサーの社長がたまにプロレスの試合に出られるのですが、それをdisったのが原因のようです。まぁ、仕方がないよね。あの団体は褒めることしか許さないから。これ、マジです。

 WRESTLE-1の運営会社の代表取締役である武藤敬司会長が、同日開催の全日本プロレス甲府大会に参加して、こちらには来ていないっていうのもどうなんだろう。しかも、武藤敬司全日本プロレスの看板を捨てた張本人なのに。プロモーターやスポンサーの意向という大人の事情なんだろうけど。呼ぶ団体も団体だよ。

 某団体のことはもうどうでもよくて、WRESTLE-1のことですが、本大会は各試合平均点以上なんですが、どうもそこで止まってしまっているというか。平均点以ならいいやんって言われそうですが。また、所属以外の選手も参加していましたが、攻防がズレるというか、手の内が合わない箇所が随所に見受けられました。ここは課題点ではないでしょうか。

 セミファイルはリザルト王座戦で、王者の伊藤選手に挑戦するのはダイナ御堂選手でしたが、特に二人に因縁や関係があったわけではなく(そうですよね?)、いささか唐突なマッチメイクだなぁと思っていましたが、昔のアメリカのプロレスって、全地域をサーキットする大きな団体の王者(NWAとかAWAですね)がその地区(テリトリー)のトップ選手と防衛戦を行うっていうのがパターンでしたので、そう考えると懐かしさも少しばかり感じました。

 芦野選手が無差別の王者になって、挑戦者もほぼ一周で一掃してしまって、これからの展開が行き詰まっているのを象徴しているのか、メインの試合終了後にイケメン選手がリザルトのベルトでやりたいことを思いついたので挑戦したいと表明。伊藤選手も快諾し、次回(2月14日?)の後楽園ホールのメインでタイトル戦が決定しました。これは楽しみです。おそらく、イケメン選手が王座奪取すると予想しますが、多分、このベルトを使って他団体(DDTや全日本もかな)に突撃しちゃうんじゃないかなー。

 選手の中で、団体としてのこれから先のことを考えて行動に移そうとしてるのって、イケメン選手しかいないように見えるのはかなり不安。自分のことは勿論大事だけど、今の団体状況としてそれだけでは不十分だなと思うのです。

 あ、そうだ、今度、全日本プロレスのJBOGのリーグ戦に副社長が参戦しますが、WRESTLE-1という団体としては、ここはアンディ・ウー選手を出す方がよかったように思ったり。まぁ、副社長は諏訪魔絡みとか、その他の要素もあるんだろうけど。

 吉岡選手は今はクルーザーの王者だし、WRESTLE-1でもグルーザーフェス(8選手によるトーナメントです)が開かれ、その優勝者が次のクルーザー王座の挑戦者になることから、他団体のリーグ戦に出すのは難しいんですよね。

 そう考えるとやっぱしアンディ選手が適任だったように思うんだけどなー。アンディ選手も元は全日本プロレスでしたしね。副社長は自団体のクルーザーフェスには出ずに、他団体のJr.のリーグに出るのか。うーん。

 なんか、かなりdisっちゃってるような気がしますが、ファンクラブ会員に入ろうかどうか迷っていたりするんですよ。どうしよう。入ろうかなー。

 

ブリムストーン

少しネタバレしていますし、disっています。

 

 

 こんな内容の映画とは思わなかった。お話はかなりヘビィだし、救われないようなラストだし。主人公の最後の微笑で救われたという表現なんだろうか。

 お話を要約しますと、ドSで変態でロリコンで執念深く全ての元凶の牧師である主人公の父親が、自分の娘(←主人公のことです)と結婚したいよーって駄々こねる映画です。挙げ句の果てには、孫娘でもいいよーなんて言い出します。最後は娘(主人公です)に焼かれながら射殺されますが、それまでに娘の幸せをかなり奪っております。なんていう親だよ。そんな父親役を、ガイ・ピアースが熱演しております。

 主人公の娘役はダコタ・ファニングなんですが、彼女の目力は凄かったけど、個人的にはミスキャストじゃないかなって思いました。なんか浮世離れしている雰囲気があって、地に足が着いていないような感じがしたのです。ただ、彼女じゃないともっと悲惨な内容というか、衝撃が重かったんじゃないかなって思うと、彼女で正解だったのかもしれません。

 主人公の娘が母親(主人公のことね)を、色々と立ち向かうタイプの女性だったとかナレってるんですが、いやいや、単に流されるだけの女性だろって。父親との最終決戦でも、義理の父親の家に着いて、そこで一回は父親を自ら出迎えて戦おうとしたけど、その裏をかかれて義理の父親が殺されて、挙句にそこで逃げようとしたりして、ええええ、立ち向かえよって思ったほど、流されるタイプですよ。

 あ、でも、住んでる家に来られた後に、父親の寝込みを襲いに行ったな、うん、ごめん。結局、裏かかれて住んでる家を逆に襲撃されていて、配偶者が襲われてしまったけど。でも、基本は流される女性だったと思っています。

 羊とかの動物や人間の死体の描写はリアルで、グロ好きの方はそれを見るために鑑賞してもいいかもですよ。人が燃やされる場面も何気にリアルっぽいし。でもね、なんか、映画のトーンが統一されてないような気もしました。重厚に写実的に描きたかったのかもしれませんが。

 ダコタ・ファニングは彼女の存在自体が浮いてるし(演技が悪いとか彼女が悪いという意味ではありません)、ガイ・ピアースは変態だけど超人的ということで役柄的に浮いてるしと、メイン二人が浮いてるのに、その他の人物や背景等の描写は重厚で写実的であるというね。私にとっては重くて奇妙な質感の映画でした。

 

牙狼〈GARO〉神ノ牙-KAMINOKIBA-

ちょっとネタバレしてますし、ちょっとdisってるかもです。

 


 生身(鎧召喚前)のアクションは素晴らしかったです。鎧を着てからのアクションは、CGになるのはいいのですが、カクカクとした人間的な動きじゃなくなってしまって、生身でのアクションとかなり差というか、違いがあるんですよね。鎧装着後の魔戒騎士の動きはこうなんですよっていう提示でもなさそうですし。

 黄金騎士というか、騎士が3人揃って間抜け過ぎて泣ける。そんな簡単に鎧をパクられるなよ。

 ネタ切れ感が画面から漂うくらい充満してました。テレビシリーズも含めて、伝説とかなんとかが多過ぎるというか、古代の人達(ホラーも含む)はやらかし過ぎですわ。

 南里美希さんは相変わらずお美しい。彼女のクレジット順からあんまり登場しないのかなと思っていましたが、全編に渡って活躍します。そう、魔戒騎士よりもね(笑)。

 ジンガはいいキャラクターだと思うけど、あんまし使い勝手よくしてたら、ジンガの魅力がなくなっていくとは思います。

 アミリも復活しましたが、彼女がテレビシリーズでジンガにされたことの復讐で裏切る展開なのかなって思ったら、全くそんなこと関係なかった。やっぱ、器だけアミリの姿を模しただけだったんだなぁって。しかし、魔戒にいたのは本当のアミリだと思うのですが、テレビシリーズでジンガに裏切られているのに、まだ付き従うのかなー。元夫婦とはいえ、どうなるんだろう。

 最後、エンドロールが終わってから、魔戒にいるジンガが何故、ホラーの始祖メシアにジンガは戦いを挑んだんだろう。ジンガをゲートにメシア復活がポシャったから、メシアさんが激おこなんでしょうか。っていうか、ジンガも黄金騎士も、ノリがドラゴンボールになってましたよね。

 

キングスマン:ゴールデン・サークル

一部ネタバレしています。癖でdisってしまっています。

 

 

 

 傑作以上の映画でした。楽しかったし、面白かったです。上映時間は2時間半近くあったようなのですが、そんなに長くは感じませんでした。これから観ようと思われている方は、まずは予告編はもう観ない方がいいです(笑)。また、時間に余裕があるのなら、前作を観直して(または観て)おいた方が、より楽しめると思います。

 ただ、引っ掛かる部分も多々ありました。コリン・ファースが復活した方法とか(今回のラスボスポジのウィスキーさんもそれで復活するんですが)。いやー、頭打たれても死なないって、もうゾンビ映画なら絶望じゃないですか(笑)。

 それと、ステイツマンのメンバーであるウィスキーさんも暗い過去を持っていて、主人公達の行動を阻止しようとしたことも、(映画的には)正当な復讐ではあるんですが、そこはあっさり風味でスルーされて悪人認定されているところとか。頭打たれても死なない世界設定になっちゃったので、ウィスキーさんは最後は人間ミンチにされてしまいます。それもまた切なさもなく、ドライな感じで殺されるんですよね。そういう意味で泣ける。

 ウィスキーさんが裏切り者だというのは、スキー場の場面でエグジーとリフトに閉じ込められて転がっているときに、武器の投げ鞭で窓ガラスを切断したときの形がゴールデン・サークルのマークっぽくて、もしかしてウィスキーさんはゴールデン・サークルの一員で敵なのかって思ったんですよね。

 直後の山小屋の場面でコリン・ファースがウィスキーさんは敵だと言ってヘッドショットをかましたので、やっぱりそうだったんだって思ったら、実は個人の恨みで動いただけで、ステイツメンを裏切ったわけではないし(行動的には裏切った形にはなったけど)、ゴールデン・サークルの一員ではなかったということで、どうして敵だと分かったのか、観客は分かってないような気がします。はい、私は未だに分かっておりません。

 それから、キングスマンをあっさりと壊滅に追いやる今回の悪の麻薬密売組織のゴールデン・サークル(本部のポッピーランドはカンボジアの山奥です)ですが、ステイツメンの支援を受けてるとはいえキングスマンの残党に、以外とあっさりと壊滅させられちゃうところとか。敵側の恐ろしい組織であるという重みがなくなってしまってるんですよね。

 ラストバトルが少し薄味ですし、ほぼ予告編に入ってるのがなんともかんとも(苦笑)。エルトン・ジョン(ご本人w)が活躍したり、ロボット犬も楽しいのですが、どれもが淡白というか。全体的に薄味で、全てのイベントを項目化して消費するだけという内容でもあるわけです。だからこその速いテンポ感で楽しめたという側面もあるのですが。難しいところですね。

 チャニングもちょこっと絡んではきますが、すぐに退場で、本当に本作ではゲストって感じです。ただ、続編やステイツメン絡みのスピンオフでは彼が中心になるのかなっていう感じもありますし、今回は顔見せ程度で次回に期待ということでしょうか。

 楽しかった、面白かったって冒頭で書いてるのに、どうして私はdisってるんだ(笑)。いや、まー、これだけ欠点があってもなお面白く楽しませる映画だったっていうことですよ。ほんとにまた観たいと思っていますし、書いていったdisりポイントも、実はどうでもいいんです(爆)。

 ポッピーランドを作りたい。あそこに住みたい!

 

3時間/THREE HOURS

新年早々、ネタバレしています。disってもいます。

 

 

 NETFLIXにログインしたら、いきなりこの映画が大きくデデーンと登場していたので、興味をそそられて鑑賞しました。

 子ども(女の子の赤ちゃんです)の誘拐から3時間以上かかっとるやん(笑)。原題(『NEVER LET GO』)はそういうタイトルじゃないからですが、『96時間』問題なんでしょうね、これも。

 大きなお話の流れは面白かったと思います。ただ、誘拐犯を追い掛ける主人公じゃなくて、異国の地で誤解を受けながら逃げる主人公の行動がメインなので、『96時間』的なものを期待する向きには(私ですよw)、かなり物足りなく感じるかもしれません。見せたい方向性が違うんですよね。

 主人公と主人公の母親が同年代にしか見えないのがなんとも。セリフから母と娘というのは分かるのですが、どう見ても同年代。主人公はもっと若い役者さんの方がよかったんじゃないかなと思いますが、動ける人がいなかったのかなぁ。折角、動ける役者さんを配したんだから、もう少し格闘アクションがあればよかったのにねー。

 主人公、色々なことが幼少期から(主人公のやらかしだけどw)あり過ぎてトラウマを抱えているようで、護衛?していた政治家と不倫の挙句に子どもも生まれて、幼児誘拐とかある国にバカンスに行くという、元CIA(でしたっけ?)としたら、病んでるでは済まされないバカっぷり。

 主人公の子どもの誘拐は、主人公の不倫相手の政治家の計画で、子どもを名実共になかったことにしたいからでした(選挙期間中なうえ、正式な配偶者が絶賛妊娠中だからです)。主人公が元々幼少の頃から父親が死んだことにトラウマを抱えていることも知っているし、自身との不倫関係の末に子どもが生まれたという経緯もあって、産後鬱的になっているのも知っているので、それを利用して主人公を嵌めようとしていたのでした。

 この政治家はずっと他国(主人公が訪れた異国)で幼児誘拐を斡旋していて(元締め?)、助けようとした元同僚もラスボスなのに現場まで出向いて撃ち殺すという自ら手を汚すタイプなのです。色んな意味で、かなりの行動派です(笑)。

 この政治家が黒幕なんですよっていうのを、最後のどんでん返しとして見せたいがために全体を設定していったと思うのですが、プロならもっときちんと構成しないと。そのために、子ども(赤ちゃん)がいるっていうのは主人公の妄想なのかっていう展開を入れたりしているのに、それがうまく連動していないし、映画自体のテンポの悪さにも繋がっているし。観客もそれに巻き込みたいのか、そうじゃないのかがはっきりしていないんですよね。

 脚本も監督が一人で手掛けたようですが、一人が無理なら数人でやらないと。それが、プロです。アイデアはいいんですけどね。

 誘拐された直後、犯人グループを追い掛けて、実行犯3人中2人を躊躇なくぶっ殺したところは面白かったんですよ。もうちょっとコンパクトにまとめて、いる要素、いらない要素の取捨選択をして、格闘アクションを増やしてくれたら、大好物になってたかなーって。

 

2017年映画館鑑賞記録総括

 2017年の映画館での鑑賞回数は138回(対前年比+8回)、鑑賞本数は134本(対前年比+11本)、鑑賞代金は177,800円(対前年比+22,900円)、交通費の合計額は47,308円(対前年比+6,550円)となりました。1回あたりの鑑賞代金は約1,288円約(対前年比+97円)、1回あたりの交通費は343円(対前年比+29円)で、交通費も含めて映画1回鑑賞につき約1,631円(対前年比+126円)の費用がかかった計算となりました。交通費って結構重要です。

 2017年に最初に観た映画は『ドント・ブリーズ』を大阪ステーションシティシネマで、最後に観た映画は『スター・ウォーズ/最後のジェダイIMAX 3D)』をTOHOシネマズなんばで、でした。

 映画館別の鑑賞回数は以下のとおりです。2017年は、25箇所の映画館で映画を鑑賞させていただきました。ありがとうございます。

○TOHOシネマズなんば:26回(対前年比13回増)
なんばパークスシネマ:25回(対前年比1回減)
シネマート心斎橋:13回(対前年比4回減)
○シネ・リーブル梅田:13回(対前年比2回減)
シネ・ヌーヴォ:9回(対前年比5回増)
第七藝術劇場:8回(対前年比3回増)
○テアトル梅田:7回(対前年比1回減)
○あべのアポロシネマ:7回(対前年比5回減)
大阪ステーションシティシネマ:6回(対前年比6回増)
○立川シネマシティ:5回(対前年比3回増)
○シアターセブン:2回(対前年比1回増)
○109シネマズ名古屋:2回(初)
○TOHOシネマズ新宿:2回(対前年比1回減)
テアトル新宿:2回(対前年比2回増)
梅田ブルク7:1回(対前年比1回減)
○TOHOシネマズくずはモール:1回(対前年比1回減)
ユナイテッド・シネマ岸和田:1回(初)
角川シネマ新宿:1回(対前年比同)
ヒューマントラストシネマ渋谷:1回(対前年比1回増)
○吉祥寺オデヲン:1回(対前年比同)
○新宿シネマカリテ:1回(対前年比1回増)
○ケイズシネマ:1回(初)
○TOHOシネマズ渋谷:1回(対前年比1回増)
○ユジク阿佐ヶ谷:1回(初)
新宿武蔵野館:1回(対前年比1回増)

 今回のトップスリーは、1位がTOHOシネマズなんば、2位がなんばパークスシネマ、3位が同点でシネマート心斎橋とシネ・リーブル梅田となりました。TOHOシネマズなんばは、IMAX上映での選択はほぼここ一択になっており、それが回数増に繋がりトップに躍り出た結果となっています。

 第七藝術劇場シネ・ヌーヴォは、2016年よりもかなり鑑賞回数は増やしました。ここ数年、増やしたいと言いながらなかなか有言実行できませんでしたが、2017年はやりましたよ(笑)。これで、一歩シネフィルに近付いたかなと思います(別にどうでもいいw)。

 映画館で複数回鑑賞した映画は、『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』(2回)、『ジャスティス・リーグ』(3回)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2回)でした。『ジャスティス・リーグ』は、もうなんというか、好みというか、観ていて楽しかったです。アベンジャーズ以来、ヒーロー集合モノが大好物になっているようです。

 映画監督で観る映画を決めるということはほとんどないのですが、ジム・ジャームッシュは私にとっては別格で、彼が監督した『パターソン』は、カイロ・レンが闇落ちする前の日常を描いた映画として、とても楽しめました(嘘w)。いや、マジで『パターソン』は最高でした。素晴らしいを通り越した映画だと思っています。

 2018年も、あまりペースとかそういうのを考えずに、観たい映画を観たいタイミングで観ることができればいいなぁと思っています。映画館での鑑賞環境を考えると、費用対効果の面でも、ネット配信でもいいかなと思いつつあるので、映画館での鑑賞回数は減るかもしれません。最近、映画館が観客に対して、映画を快適な状態で上映することを提供するという意味を忘れているように感じてることもあるからです。と、何故か暗い感じで総括を終了してみます(笑)。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

微妙にネタバレしていますし、disってもいますが、映画としては面白かったです。嫌いな映画ではありません。

 

 

 1回目と2回目(1回目は通常、2回目はIMAX 3Dで鑑賞)でかなり印象が異なりました。1回目は、単体の映画としては面白いけど、スター・ウォーズという看板というか宿命を背負った映画としてはダメかなと思いました。2回目は、1回目の大まかな感想は変わらないのですが、なかなか考えて作ってるようで、実は綻びがいっぱいあるっていうのが、手放しで褒められない映画に結果的にはなってしまったのかな、という感想です。でも、2回目は1回目よりもかなり楽しめました。というか、好きな映画になったかも(笑)。

 よかったところを挙げていきます。

 ライトセーバーをレイから渡され、暫く見つめたのちにポイっと捨てるルーク。笑った。ルークがジェダイというのものを封印というか、自身が最後のジェダイになるんだという覚悟が出ているいい演出だったと思います。

 ルークのジェダイのこれまでを否定するかのような発言。これは、これまでのスター・ウォーズのファンならほとんどの人が思っていたことだと思う。これを、ルークに語らせたのは、重みがあるけど、演出としてはあっさり風味で、結果的に説教臭くならなかったことで、これまでを批判しているという雰囲気にならなかったところですね。あくまでも事実を語っているだけである、という感じで。

 戦闘機と艦隊の戦闘場面は全体的によかったと思う。最初の戦闘場面は、IMAX 3Dでは通常の上映とは迫力と奥行きが段違いというか、別の映画のように思えました。まぁ、IMAX 3Dでよかったなと思ったのはここだけで、あとは通常上映との違いは感じませんでしたが……。

 悪かったところを挙げていきます。

 前作から時間経過は1か月も経っていないとは思うのですが、数年は経過したような描き方になっているところ。実際の撮影がそうであっても、そこは映画の嘘をつかないとダメでしょうに。

 カイロ・レンとレイという新シリーズの主人公二人がかりで、ロイヤルガードごときに苦戦するとは。人数差はあったけど、そこは圧倒的に勝とうよ。それに、アクションがへぼいというか、キレがないというか。これも肝心要の部分なんだから。旧三部作をこういう部分でオマージュしちゃいかん(笑)。

 ルークがライトセーバーを持つときに、左手を上に右手を下にしていたんですが、普通とは逆なので、なんか気持ち悪いんですよね。その持ち方に意味があるわけでもないでしょうし。いや、思念を送っていたということでわざとやったんだろうか。違うだろうなー。EP6で既に義手になってるけど、右手上、左手下でライトセーバーを持ってますしね。

 ポー・ダメロンの序盤からのダメな描き方で(ギャグではないw)、終盤にポーがダメなところを理解してやり方を改めるというか、自分の経験に吸収して肥やしにするという演出はよかったとは思うのですが、ただ、反面教師となるべきレイアや代理司令官の作戦もグダグダなところで、結局、どっちの手法もダメだったじゃんという結果になってしまってるのは、説得力がないんですよね。ここが、最初に書いた綻びの一つですね。

 笑えたところを挙げていきます。

 スノークさんが、あっさりとカイロ・レンの策略にやられちゃうし。弱くねーか(笑)。やられ方は最高でしたけどね、小物感充満で。スノークさんって一体何者なんだろう。ファーストオーダーの最高指導者で、かなり強力なフォースを使ってるんだけど、シスでもないようだし。その割には闇とかなんとか言われてるけど。フォースを理解しているような印象ではあったけど。威厳もあったのに。まぁ、あっさりやられちゃったので、全て台無しですけどね。

 やってはいけなかったところを挙げていきます。

 ルークが、あんな弱いカイロ・レン(ダークサイドに堕ちてもあの程度の強さ)に恐怖を抱くという過程みたいなものが映画として描かれていないのはダメだと思う。だから、ルークが単なる老害と認定されるだけになり、過去のキャラクターをないがしろに結果的にしてしまっている。
 本作が、スター・ウォーズの映画じゃなかったら、よしんばスター・ウォーズの映画であってもローグワンのようにスピンオフでルークじゃないキャラだったら、別に本作の描き方でいいんですよ。偉大なジェダイマスターが、弟子の指導に失敗して、その弟子が暗黒面に堕ちるという内容で。

 しかーし、本作に登場するのは、あのルーク・スカイウォーカーなんですよ。これは、感情論とかではなくて、受け入れる(受け入れられる)、受け入れない(受け入れられない)とかでもなくて、確立しているキャラクター、しかも、世界最大の映画シリーズの象徴的キャラクターを使うという意味を履き違えてしまったということで、やってはいけないことでした。これをやっても許されるのは、ジョージ・ルーカスだけです。いや、彼ですらも許されないかもしれない。そんなレベルのことなんですよ。

 まだ、カイロ・レンがダークサイドに堕ちるまで、ルークが指導に失敗するまでの過程をきちんと描いていたのなら分かるのですが、本作でも前作でもきちんとは描いていません。過程を端折って結果だけ示しただけです。

 本作での全体としてのルークの描き方の平均点を出せば、悪くはない結果が出るとは思います。しかし、0点も多く、その0点を取ってしまった項目が大きな問題となってしまう、そんなキャラでもあり、映画シリーズでもあるのです。

 個人的には、EP6の後のルークは弟子なんて取らないと思いますし、ジェダイの復興も求めてないように思います。レイアの頼みでベン・ソロをジェダイに育てることに同意したとしても、ベン・ソロの心の中に闇があったとしても、ルークは例え魔が差しても寝込みを襲うようなことはしないでしょう。父親であるアナキンを助けて、フォースにバランスをもたらした男が、そんなことをしてしまっては、いや、させてしまってはいけなかったと思うのです。

 本作は、次回のEP9にとんでもない豪速球のビーンボールを投げつけて、EP9はそれを場外特大ホームランにしないといけない宿命を背負わせてしまったと思います。

 

TEARS OF TRAGEDY FIVE STARS CHRONICLE FINAL

 2017年12月17日(日)に吉祥寺CLUB SEATAで「FIVE STARS CHRONICLE FINAL」と銘打たれたTEARS OF TRAGEDYのワンマンライブに参加してきました。本当に、楽しいでは言い足りないくらい楽しいライブでした。

 

 今回は、幸運にも若い整理番号のチケットをゲットすることができまして、最前列の真ん中という位置に陣取ってしまいました。ファン歴が1年という短い私なのにごめんなさい。でも、わざわざ大阪から来たということで許してください。遠方ということでは、鹿児島から来られたファンの方もおられました。また、両隣の方と面識がないにも関わらず、開演前にお話をさせていただきました。楽しかったです。ありがとうございました。

 

 ライブが始まる前に、映像でメンバー全員によるカレーの大食い大会の模様が流されました。これがまた爆笑もので、優勝は見事アイドルオタクのYOHEIさんが獲得されました。おめでとうございます(なのかw)。企画はボーカルのHARUKA様でした。

 

 バンドの皆さんの演奏は素晴らしく(HAYATOさんがまたミスってたことは内緒だw)、特にTORUさんのギターの音は毎度のことながら素晴らしかったのですが、キーボードソロが聴こえにくかったり、ボーカルがところどころ消えたり(ゲストの道元さんのボーカルなんてあんまり聴こえなかったし)と、バランスが悪かったです。私の場所が悪かったのかどうか分かりませんが、そこは残念でした。

 

 でも、それを補って余りある、バンド一丸となってみんなを楽しませようという気迫と言っていいようなものがダイレクトに伝わってきて、本当に、本当に楽しい3時間弱の時間を過ごせました。ありがとうございます。ますます、ティアーズのファンになってしまいました。

 

 今回のワンマンライブの特別企画として、ゲストを招いて3枚目の「Curse Bride」と2枚目の「Prison Of Abyss」もライブで演奏されました。ゲロりますが、2曲共長い曲ということや、最初に聴いたときにピンと来なかったということもあり、実はいつも聴くときはこの2曲は飛ばしてしまってるのですが、今回改めて素晴らしい曲であるということを認識しました。過去の自分を折檻したい(折檻はダメw)。この2曲はアルバムと同じく、窪田道元さんとNeneさんをゲストに招いて演奏されました。これもワンマンライブならでは試みですが、大成功だったと思います。

 

 2018年に4枚目のアルバムを出すと、リーダーのTORUさんがおっしゃられておりました。期待して待ちたいです。

 

 最後は、ドラムのHIDEYUKIさんのヘビーメタル一本締めで終了しました。って、ミンストティアーズ以外のライブでもやってもよかったんだろうか(いいんです!)。

 

 HAYATOさん作曲の夏の曲(新曲)が披露されましたが、TUBEっぽくないとご本人にお伝えしたところ、シャムシェイドっぽい感じを狙ったというお答えをいただきました(笑)。

 

 ということで、なかなか東京には行けませんが、今回は思い切って行ってよかったです。大阪でもワンマンしてくれないかなーと、身勝手な思いが湧き上がりますが、是非お願いしたいところです。

BRAVE STORM ブレイブストーム

書いてたらかなりdisってしまったけど、パンフレットは買ったし、MX4Dで鑑賞したんですよ。ネタバレもしてるかもしれない。

 

 

 

 特撮は、ところどころ立体感に乏しかったり重量感がなかったりしたけど、頑張ってたとは思う。素人に頑張ってたと思うなんて言われるのって、本来凄く恥ずかしいことなんだけど、この映画の製作陣は多分それを理解していないと思う。その意識を変えないと、なんだけど、これってはるか昔から言われ続けてるけど変わらないっていうことは、もう無理なんだろうね。これが限界なんだろうね。だから、劣化パシフィック・リムにすらなっていないんですよ。

 大筋の話はいいんだけど、細かいところが雑というか、考えてなさ過ぎて泣ける。お話を作るにあたって、こういう場面を撮りたい、こういう状況にしたいといったことから構築していったんだと思いますが、それがこの映画の緊迫感や迫力をかなり薄めてしまった大きな原因だと思います。そういう作り方が悪いわけではありませんが。具体的には、32年後(35年後か)の世界からやって来た孫にしては、年齢設定が高過ぎませんか。こういうところがダメなんですよ。

 シルバー仮面が弱過ぎ(苦笑)。また、等身大ヒーロー時のアクションにキレがなかった。

 最終決戦のレッドバロン対ブラックバロンの決着の仕方も、散々操縦者の主人公がプロボクサーって前振りがあったのに、デビルビームみたいな攻撃で終わらせるって、なんかスカっとしないというか。散々パンチ攻撃かまして、ボロボロになってからのビームでエンドならまだ分かるんだけどね。

 最後、アイアンキングの相棒の人が出てくるんですが、こういう続編やりたいですっていうスケベ心は大嫌い。というか、この映画を観に来た人をバカにしてるだけだと思うんだけど。もっとスッキリさせてほしい。

 レッドバロンシルバー仮面のデザインはよかったと思います。レッドバロンは動いてる部分もかっちょよかったし。だからこそ、悔しいというか、なんというか。

 MX4Dでの鑑賞は消極的選択でしたが、何度か試しましたが、私にはこの方式は合わないですね。どうしても、アトラクションを楽しみにきたのではなく、映画を楽しみにきたんだって思ってしまいます。もっと、映画と連動するような動作デザインの設計をしないとダメだと思う。

 

STAR SAND — 星砂物語 —

ちょっとdisってるかもしれないけど、パンフレットは買いましたよ。物語のネタバレはしていませんが、映画の思惑のネタバレはしています。

 

 


 現代編のヒロインの吉岡里帆さんが自然な感じで、存在感が際立っていたように思いました。気怠い感じの女子大生の役なのに存在感っていうのもなんですが(笑)。つーか、ごっつきゃわゆい。卒論のためとはいえ、対象の人物(=主人公)に最初は面倒臭くて会いたいとも思っていなかったのに、段々と会いたいと思う心情の変化は、もっと丁寧に描くべきだったと思います。この映画で一番重要なポイントでしょうし。

 私が鑑賞した回は監督の舞台挨拶があって(全く知らなくて、上映が終わったので帰ろうとしたら誰も立ち上がらないし、場内の扉も開かないので???でしたよw)、質問を受け付けておられたので質問してしまいました。私の質問は、1945年(物語の主な舞台の年代)と、2016年(現代)のトーン(画質とか雰囲気とか)がガラっと別の映画みたいに違うのは意図的かどうかという内容で、監督の答えは意図的にそうしたとのことでした。

 また、これは私以外の観客の方の質問への答えに付随したお話からと、パンフレットにサインをいただくときに確認したことですが、最後の場面、年老いた主人公が、現代のヒロインに星砂の瓶をあげるところで、主人公がこれを貰ってもどうしたらいいのか分からず困惑した表情をするのですが、これはわざとこういう演出にしていて、観た人がそれぞれどうしたいかを考えてほしいという気持ちでそうしたとのことでした。わざとだとは思ったのですが、どうにも確信が持てなかったのですが、これってかなり重要なことなので、監督の説明がなくても映画を観て簡単に分かるようにはすべきだったように思います、商業映画であるならば。と、上から目線でごめんなさい。

 悪くはない映画でしたが、役者の演技というか演出が平準化されていなかったように思うのです。特に、寺島しのぶさんの、大阪が空襲され娘さんを亡くされたことを語る場面の演技は鬼気迫るものを感じましたが、この映画の全体のトーンからは悪い意味で逸脱していて、そのせいなのかこれまた悪い意味で滑稽にしか感じなかったというか。監督自身が(監督自身が原作者でもあります)これは寓話(ファンタジー)だと仰っておられましたし、私もそう思いますが、だからこそ余計にそう感じたのかもしれません。

 脱走した日本兵の兄の役を三浦貴大さんは演じられていますが、満島真之介さんが演じられた日本人の脱走兵の役の方を三浦貴大さんが演じても面白かったかも。とは思いつつ、ちょっと寓話的要素が薄れて、現実っぽくなってしまうかなーとも思い直したのでした(笑)。