悲しみの果てに、死者の群れをお願いします。

演歌・オブ・ザ・デッド 公式サイト(2005-2017©りょんりょん) ※映画感想dis blogです。かなりdisってるので、不快になられた方にはお詫び致します。

全日本プロレス観戦(横浜・東京・大阪)

 全国各地で全日本プロレスを観戦してきましたよ。

 まずは、9月10日(土)に行われた横浜ラジアントホール大会から。またこの会場に来るとは思ってもいませんでした。両国大会後、王道トーナメント前の大会として、位置付けは少し微妙ではありますが、「YOKOHAMA TWILIGHT BLUES」と名付けられたのに現されるように、通常のシリーズとは少し差別化した全日本プロレスを見せるという主旨での大会だったと思います。

 前半三試合がシングル、後半三試合がタッグの試合と分けられた大会でしたが、どの試合にも、全日本プロレスのキャッチフレーズである「明るく、激しく、楽しい」プロレスの味が染み込んでおり、素晴らしい大会になったと思います。客入りについては、前回観戦(1年前)よりもちょっと少ないよなとは思いましたが、私の中では横浜ラジアントホール大会はクオリティが高くなる大会というイメージが定着してきています。

 特によかったのが、WRESTLE-1 CRUISER DIVISIONの王者である吉岡世起選手と中島洋平選手のシングルでした。吉岡選手はクルーザーの王者になったばかりで他団体の選手には負けられないし、中島選手は自団体の興行で無様な試合は見せられないということで、お互いの意地をぶつけた好勝負となりました。中島選手はこういう戦い方ができるんだから、普段の試合でもこういう面をどんどんと出していってほしい。社長が許さないのかもしれないけど。

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 両国大会で世界ジュニアのベルトを落としてしまったTAJIRI選手と、重鎮の渕正信選手のシングルも、予想以上に(失礼)盛り上がった試合となりました。そんなにお互い技を出し合ったり、大きく動きあったりしていないのに、展開は盛り沢山で、こういう試合があるから大会に幅が出て、他の試合も引き立つのかなと思いました。

 大会の締めは宮原健斗ショー改めNEXTREAMショーで。野村選手と青柳選手が楽しみながら、宮原選手のパフォーマンスに乗っかってるっていう感じで、微笑ましくなりました。こういう笑顔で観客に帰ってもらうという試みは、プロレスではマニアが受け入れなかったりして難しいかもしれませんが、個人的にはどんどんと続けていってほしいところです。

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 続いては、9月12日(月)に行われた後楽園ホール大会を。この大会から王道トーナメントが開幕ということで、まずは出場選手による入場セレモニーが行われましたが、ジョー・ドーリングはボイコット。不穏を匂わせます。

 王道トーナメント一回戦各試合が注目なのは勿論のこと、諏訪魔青木篤志組VSジョー・ドーリング&佐藤光留組の現エボ軍対元エボ軍の対決も、大きな注目を集めていたかと思います。その試合は、ゴング開始前の諏訪魔選手への奇襲攻撃からジョー・ドーリング選手が一人で暴れて、さらにパートナーである佐藤選手をも攻撃し、4分足らずで青木選手を料理して終了。ジョー・ドーリング選手のイライラというか、大きな不満の発散を目の当たりにしました。迫力ありました。

 王道トーナメントというか全日本プロレスに初参戦となるヨシタツ選手は、試合巧者であるTAJIRI選手と激突。WWEから復帰後の新日本プロレスでの試合でしかヨシタツ選手は知りませんが、今回はTAJIRI選手がうまく引っ張ったなという印象。体は大きいだけに、相手選手が引っ張れる力量があると、全日本プロレスでは映えるかもしれません。

 ゼウス選手と崔選手の戦いは、一年前の横浜ラジアントホール大会での激闘が凄まじかったし(あの試合でゼウス選手は大きく株を上げたと思います)、前日の公開記者会見でも一触即発な状態となっていたりと、お互いに好敵手、手が合う相手と認識している同士でもあり、ファンの期待値もかなり上に置かれていたと思いますが、それを裏切ることのない好勝負を見せてくれました。この二人でしか見せることのできない試合だったと思います。

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 メインは宮原選手とKAI選手のシングルマッチ。今年のチャンカンでも戦っていますが、この二人も手が合う者同士の対戦で、メインに相応しい、三冠戦だと言ってもいいくらいのクオリティの高さでした。結果的にKAI選手は宮原選手に連敗してしまいましたが、今後の逆襲に期待したいです。もっと自由になっていいんだよとKAI選手には伝えたい(笑)。つか、雁之助クラッチ全日本プロレスでも解禁してくれよー。

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 大会の締めは勿論、全日本プロレスのエースであり顔である、三冠王者の宮原選手でした。私はこのパフォーマンスが見たいんだよ。これで、笑顔で帰れるし、また観戦したいと思うんですよ。

 最後は地元大阪エディオンアリーナ第二競技場での大会を。王道T二回戦二試合と、世界ジュニアの防衛戦が組まれた大会となりました。席(列)がこれまでよりも間引きされていたりして、後楽園ホール以外の集客には実は苦戦してるんじゃないのかな。横浜もほぼ満員とはいえ、席数は以前観戦したときよりも少なかったですし。

 それと、9.16北本大会でもそうだったらしいのですが、大会半ばでの休憩がなかったのです。台風の影響とかで観客に配慮した結果(帰りの交通手段の早めの確保?)なのかもしれませんが、それならそうできちんとアナウンスした方がよいと思います。試合時間が短いものもあり、手抜きだと思われてしまいます。そういう意味では全日本プロレスはきちんと観客の方を見るということがまだ不得意な団体なのかもしれません。厳しいことを書きますが、今までそうやって運営してきて、倒産寸前まで追い込まれたりしたでしょうに(前の運営会社は休眠状態みたいだし)。

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 大会は休憩時間がなかったこともあり、約2時間6分程度で終了しました(そのうち、宮原健斗ショーは10分くらいだw)。ただ、確かに短い試合もありましたが、どの試合も面白かったですし、セミファイナルのゼウス対石川修司、メインの宮原健斗ヨシタツはかなりの熱闘、好勝負でした。

 OKDこと岡田選手の気迫も素晴らしかったです。まだ、それがきちんと色々なものに連動していないもどかしさはありますが、存在感は既に十分で、しかもまだ新人ですからね。長い目で彼の成長を見れると思うと、楽しみで仕方がありません。

 ウルティモ・ドラゴン選手とビリーケン・キッド選手の世界ジュニア戦は、どうも二人の相性が悪いのか、噛み合っていない、なんとも乗り切れない試合でした。悪くもないんだけど、よくもないというか、二人ならもっと素晴らしい試合ができたんじゃないのかなって思ってしまいました。

 セミのゼウス選手と石川選手は、シングルは初対決なのかな。二人とも真正面からぶつかる激闘で、ゼウス選手はこういう試合をさせると凄く光る素晴らしい選手になったと思います。試合後、勝者の石川選手がゼウス選手に握手を求めましたが、ゼウス選手はその石川選手の右手を叩いて退場。諏訪魔選手は石川選手に握手を要求してフラれ、石川選手はゼウス選手にフラれと、三角関係が出来上がってしまった模様(違うw)。

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 メインは、ワールドフェイマスのヨシタツ選手を、宮原選手がどう活かすのかというのがポイントでしたが、ヨシタツ選手をきっちりと持ち上げ、その上で勝利するという、エースとしての試合を見せ付けられました。ヨシタツ選手は、この調子ならこのまま継続して全日本プロレスに参戦してみるのも面白いと思います。以外と合ってるんじゃないのかなー。

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 大阪大会も勿論、宮原健斗リサイタルショーで幕を閉じたのは言うまでもないでしょう(笑)。

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Triple Crown #15

THE UNCROWNED / Amiliyah / シェーンベルク / (O.A)VELATRIA

 THE UNCROWNEDの1st CD『REVIVE』の完全再現ライブ(しかもバンドにとって初の60分のライブ)ということと、よく目にする「吉祥寺クレッシェンド」というライブハウスで行われるということ、そして、この期間は某新興宗教(マジでそんな感じw)のイベント(じゃなくて集会だな、あれはw)のために東京にいるということで、種々の条件がうまい具合に揃ったので突撃してきました。

 吉祥寺クレッシェンドですが、住宅街の普通のハイツっぽい感じのビルで、中に入ってみてさらに驚いたのが予想よりもかなり狭かったことです。勝手に300人は入るところだと思い込んでいました。実際には100人も入らないでしょうか。大阪の西九条ブランニューと同じくらいかな。アメ村のキングコブラや、名古屋の今池スリースターより小さいです。

 そして、最初からかなりの苦言ですが、質が低いライブハウスでした。店員の質も低いし、音響も場所によって違って聴こえたりと狭い箱の割には何も考えらえてなかったり。

 店員の質で言うと、受付にかかる時間が長かったり(途中から改善されましたが)、満員なのに客を客とも思わない対応で自分の都合で押し退けて(いつもの自分の動線を頑なに守っているのかな)通ろうとするし。周りに目を配れよ。特にロングの金髪の女性店員さん、あなたですよ。反省して、今後は改善してください。上から目線ではなく、人として当たり前の行動ですから。できないのなら、無人島にでも行ってください。

 音響の点については、ボーカルが特に悪かったというか、今回は偶然か女性ボーカルのバンドばかりで、それが原因だったのかどうか不明ですが、繊細に歌われるような箇所の強弱や波みたいなものをきちんと捉えてきれていなかったようです。バンド全体の音にマスキングされてしまったりしてましたし。

 ということで、バンドごとの感想を。

 まずは、オープニングというかトップバッターのVELATRIAから。平均年齢19歳のバンドということですが、演奏がうまい。若い割には高いレベルで手堅いというか。逆に若さでハジけていないという言い方も可能ではありますが、音のまとめ方とかを含めて、相当練習してるような印象を受けました(練習してるかどうかは不明ですw)。特にギターソロのプレイと音色がよかったです。ギターソロ大好きな自分としては、かなりの好印象でした。

 なので、シングルCDを買ってしまいました。アルバムがあっても買ってしまっていたことでしょう。曲もいいんですよ。ぶっちゃけ、シングルの曲よりもライブではいい曲を演奏していたような(笑)。ボーカルがもう少し声量を増して、自分の声をもっとコントロールできるようになれば、さらに凄いことになりそうですし、そうなるような気がします。

 二番手はシェーンベルク。CDを買うだけ買ったんですが、まだちゃんと聴いてなかったのでライブを楽しみにしていたのですが、ギター、特にソロにキレがなかったり、バンドの演奏もダンゴになってるような感じで、ゴチャっとしている印象でした。

 三番手はAmiliyah。うーん、見た目とか演出は頑張ってるとは思うけど、それが外に向いてないというか、内輪向けに終始しちゃってるような。それをどう外向けに出すのかっていうところまで思いが至っていないというか。いや、付いてこれる人だけ付いてきてっていうことなのかな。それは悪いことではないけど。でも、スベってたなー。世界観の設定もよくある厨二病全開なものだったし。人間界とは違う世界なのに、どうして人間的な感情が支配する世界観になってるんだよ。

 シェーンベルクにしてもAmiliyahにしても、音楽以外の表現方法も含めてのシアトリカルな世界観でのステージを行いたいのなら、ライブハウスは場違いな気がします。場違いというか、合ってないというのが合ってるかな。これくらいのバジェットでやっても映えないと思いますし、表現の場を音楽という枠に拘らなくてもいいのになって思いました。

 トリはTHE UNCROWNEDです。前回の今池スリースターでのライブを最後にベースのNaoki氏が脱退。今回からサポートとして、ElupiAのベースプレイヤーであるMats氏を迎え(ドラムは松崎氏が続投)、新生THE UNCROWNEDとしての初めてのライブともなりました(このメンバーで新シングル「TEARS」のMVも収録みたい)。

 前任者のNaoki氏のときの演奏と比べると、重みと安定感が増したように思います。逆に、スリリングさと派手さは薄くなり、軽めだからこそすんなりと入ってくるようなPOPっぽさはなくなったように思います。どちらがいい悪いではなく、大きな特徴が変化したということです。個人的に想像以上に印象が変わったなと感じました。勿論、THE UNCROWNEDとしての範囲内ではありますが。

 誤解を恐れずに言うなら、曲調は無視して、LAST AUTUMN'S DREAM(マルセル・ヤコブがベースを弾いてる時代限定です)からMR.BIGに変わったような感じです。感触的に。Naoki氏はマルセル・ヤコブ系に近く、Mats氏はビリー・シーン系に近いという感じで、その両者の違いが演奏にも大きく出ているように思いました。Naoki氏もかなりのテクニシャンでしたが、今回のMats氏も負けず取らず凄いテクニシャンです。まだまだこんな凄いベースを弾く人がたくさんいるんだなぁ。私もこんな風にベースが弾けるような人生を送りたかった。

 アルバムからの全曲を今回演奏しましたが、私が1stの中で一番好きな曲であり、今まで一度も演奏していなかった「BLUE MOON」が聴けて嬉しかったです。アンコールは、中森明菜さんのヒット曲「DESIRE -情熱-」でした。SHAL姉さんのボーカルは憧れの中森明菜さん系の情念系にどんどんと近付いてきていて、これからもどんどんと突き進んでほしいと思いました。自分はまだまだ下手だとおっしゃられていましたが、かなりの速度でうまくなっていってると思います。確かにまだ完成されてはいませんが、完成されていないことを魅力にする力があると思います。

 10月に発売されるシングルが楽しみです。11月のライブが一週間早ければ参加できたのになー。残念です。

 THE UNCROWNEDの演奏から想像したのですが、今回のライブの音響のセッティングって、THE UNCROWNEDというかSHAL姉さん向けだったので、その他のバンドのボーカルには合わなかったのかな、と。繊細に歌うような部分はよく聴こえなくなったのはそのせいなのかな、と。VELATRIAのボーカルの人は、SHAL姉さんに近いというか、情念系の部分も少し持っていたので、まだよく聴こえたのかもしれません。

パターソン

disってません。褒めちぎってます。

 


 映画の監督が誰かというのは、私にとってはそれほど重要じゃありません。映画が監督のものだなんて思ってもいないし(そういう映画もあれば、そうじゃない映画もあるし、普遍的にそう捉えるのは間違っているという考えです)。でも、この映画の監督であるジム・ジャームッシュは、私にとっては別格なのです。

 映画は監督のものではないとは思ってはいますが、好きな映画監督はいます。ジム・ジャームッシュ小津安二郎、ジャン・リュック・ゴダールの3人です。勿論、彼らの作品が全て好きというわけではないですが(特にゴダールだよw)、彼らの世界観というか、作品感というか、感触みたいなものが大好きなのです。それは私にとって、ジム・ジャームッシュから紡がれた流れなのです。

 ジム・ジャームッシュが大好きになって、彼が影響を受けたのが小津安二郎ゴダールだと知って、彼らの映画を鑑賞しました。小津安二郎の映画(『麦秋』でした)を初めて観たときは、「ジャームッシュじゃねーかよ」(笑)と思ったくらいです。ゴダールについては、元々ヌーベルバーグの作品群が大好きだったので、あー、この映画はゴダールが監督していたのかーって感じでした。ジム・ジャームッシュの監督した映画のちょっと破天荒になりかける部分や、なんとなく流れる日常の底にある不安定さというのは、ゴダールの影響がかなり強いような気がするのです。

 ということで本作ですが、これまでたくさんの映画を観てはきましたが、映画の魔法にかけられるというのは、こんな感覚なんだっていうのを初めて知りました。

 リリカルで(詩を題材にした映画だから当然ですが)、マジカルで、どうしてジム・ジャームッシュはこんな映画を撮れるんだよって。こんな素敵な映画を撮れるなんて。羨ましい。

 あ、ゴダールと言えば、初期のゴダールと後期のルチオ・フルチはかなり似ていると思います。作風もそうだし、展開もそうだし(ハチャメチャなところねw)、整合性とか考えてもないところだったり(でもゴダールの映画は物語の展開的には整合性が必要ないように作ってると思う)、それから世界観が。と、何故かゴダールの話で締めるのでありました。

 

君の膵臓がたべたい

この映画のネタバレだけではなく、ワンダーウーマンネタバレすらちょっとしちゃってます。

 

 

 

 


 タイトルから察して、ゾンビ映画とかそういう系統の映画かなと思いつつ、邦画のゾンビ映画ってつまんないものがほとんだしなー(言っちゃったよw)、どうしようかなーと悩みつつ、私自身が急性膵炎で緊急入院したことがあったり(初めての入院でした)、知人が膵臓癌で亡くなられてしまったということもあったりして、「膵臓」という単語には敏感にはなってしまっているので、どうにも気になるのなら鑑賞しようと思い立ち、公開から1か月ほど経ちましたが、やっと突撃してきました。いやー、俺の涙腺を刺激するなよ、攻撃するなよ、バカヤロー、でした。

 ヒロインが余命幾ばくもない青春モノは最近は幾つかあったりして、私が観た映画についてはどれも面白く鑑賞させていただきました。この映画もご多分に漏れず傑作だと思いましたが、鑑賞後の余韻に浸っていると、原作未読ではありますが、この映画が面白かったのは元々のお話による力が大きいのかなと。最近、全く小説は読んでないのですが、この原作は読んでみようかな、なんて思っています。

 他の似たような映画との違いは、ヒロインは病気で死ぬのではなく(劇中でも語られるように、余命を全うするのではなく)、連続通り魔に襲われて死ぬ(殺される)ということです。映画の最初の方でそういうネタ振り(伏線)はありましたが、まさかこの系統の映画でそんなことはしないよなって思っただけに、ちょっと衝撃が強かったです。

 ヒロインの浜辺美波さんは、親父キラー(日本の親父限定だと思いますがw)になる素質満々です。きっとなられることでしょう。ちなみに、ワンダーウーマンはゴッドキラーです。

 実際にこういうヒロインが私の近くにいたら、私はウザいと思って、かなり距離を置いてしまいますね。たとえ外見が浜辺美波さんであっても。

 小栗旬が結構いい役者になってきているような気がします。少なくともこの映画で銀さんの面影はなかったですが、なんとなーくルパン三世の面影はあったように思いました。

 そして、ガム君。使える、というか、素敵な奴。まさかのヒロインの親友と結婚という結果とは。つか、高校生時代と現代の役者がシンクロしてないだろ(笑)。「ガム食う?」というセリフが脳裏から離れません。そして、いつも主人公に「ガム食う?」と尋ねて主人公が断ることによって単なる挨拶レベルになっていた行動が、終盤で主人公がガムをもらったことに面食らう場面が最高ですよ。凄くいい関係性の描き方だったように思います。

 観ている間は、現代版の小栗旬が孤独な感じで描かれているので、ヒロインはやはり膵臓の病気で死んだんだろうなっていうのはわかるのですが、もうお話がグダグダになってもいいから、実は今も生きていて、主人公と結婚していましたっていう内容でもいいや、っていうか、そういう結末であってほしいとさえ思ってしまいました。

 つか、12年間も他人から託された遺書を図書館の中にほっとくなよ。って言っても、あることさえ知らなかったんだから、しょーがないよね(笑)。それにしても、よく12年間も誰にも見つからずにいたよなー。

 劇中で、「真実か挑戦ゲーム」をしていますが、truth or dareっていうゲーム(遊び)は米国映画ではたまに出てきますが(そういう同名のホラー映画がありましたねー。http://ryonryon.hatenablog.com/entry/2012/05/19/101421)、日本でもやってたんかーって思ったけど、なんかとって付けたような感じがしました。

 

ダイバージェント FINAL

映画のネタバレじゃなくて、原作のネタバレをかましてしまってるかもしれません。

 

 

 前作の内容をあまり憶えていない状態で観ました。それでもシリーズの中では一番楽しめました。ただ、シリーズを一度も観たことがないという人は、お話自体に付いていけなくて、楽しめないように思います。前作だけでも事前に観ておけば、すんなりと本作のお話には入っていけると思います。

 原作を前後編に分けて映画化したみたいですが、どうやら本作が本国でコケてしまって、後編の製作が立ち消えてしまったみたいです。ただ、本作は続編を作る気満々だなっていう終わり方ではありますが、これはこれで終わりでもいいのかなという締め方でもあります。一応の脅威みたいなものはなくなったと思われますしね。評議会が攻めてくるとも思えないし。って、こういう映画って、管理社会、監視社会、評議会とかっていう設定が大好きだよねー。

 前後編に分けて公開するのは百歩譲っていいとしても、撮影は一緒に終わらせておくべきですよね。こういう事態になって一番被害を被るのは、ファンですからね。

 シェイリーン・ウッドリーの演じる役が主人公ではありますが、本作ではテオ・ジェームズの演じる役がどちらかというと主人公っぽいです。まぁ、最後のおいしいところはシェイリーン・ウッドリーが掻っ攫っていきますけどね(笑)。原作では、シェイリーン・ウッドリーの役が殺されてしまうらしいです。また、本作は原作とかなり変更されているようで、そういった影響もあったのかもしれませんね。

 テオ・ジェームズはかっちょいいんだけど、どうも永遠の二番手に甘んじてるようで、そこがもどかしい。

 

WRESTLE-1 TOUR 2017 FLASHING SUMMER 8.11東京・後楽園ホール大会

 レッスルワンの生観戦も4回目となりました。そのうち、後楽園ホール大会での観戦が2回となります、大阪市民なのに(笑)。今回は、レッスルワンの年間最大ビッグマッチである9.2横浜文化体育館大会前の最後の後楽園ホール大会となりました。

 一番びっくりしたのが、至近距離でCheer1の皆さんを拝見させていただいたのですが、尾崎礼香さんが映像よりも実物の方が数億万倍かわいかったことです。はい、試合内容とは全く関係ない感想ですね、ごめんなさい。

 Cheer1の才木玲佳さんは、プロレスラーとしても大活躍中ですが、本大会においても、一番プロレスラーらしい戦う風貌、雰囲気を纏っていて、既に貫禄もあったように思います。かっこよかったです。一言で言うなら、オーラが凄かったということです。ただ、技を出す迫力やテクニックはまだまだ低いと感じさせられました。ここらへんのバランスが取れてくると、もっと大化けするんじゃないかなと思いました。(←またもや上から目線)

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 大きな動きとしては、WRESTLE-1チャンピオンシップ王者の芦野選手、NEWERAというか稲葉選手を裏切った(笑)児玉選手、Pro-Wrestling ACEの立花選手が「Enfant Terribles」という厨二病全開の名前を付けた新しいチームを結成しました。意味は各自でググってください(恐るべき子供、無思慮な人という意味のようです)。つか、プロレスのユニット名やチーム名って、ダサい、げふんげふん、厨二病全開のものが多いような気がします(←フォローになってないw)。

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 大会自体はかなり面白かったです。試合も品質が高いものが多いと思います。でも、どうして観客動員に結び付かないのだろうかって、一ファンが考えることではないのかもしれませんが、思ってしまったりするのです。本大会で三富選手が試合後に「レッスルワンは矛盾が多過ぎる」という発言をしていたのですが、私もそこが一番の要因ではないかなと思いました。

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 よい試合はしている、大会もゴージャス感があったりして楽しめる、映像配信も頑張っている、と考えたときに、では観客を増やすことにそれらは効果的に動いているのだろうかという考察をしていないように思うのです。取り敢えずやってますレベルで終わっているように思うのです。それぞれクオリティが高くても、それらが混ざり合っておらず、プロレスファンでWRESTLE-1は知ってるけどっていう層までもリーチアウトしていないというか。プロレス村内ですら届いていないのかなと。

 それと、Pro-Wrestling ACEの人達への悪口になってしまいますが、実質、その中で使えるというか、プロレスラーと言えるのって、伊藤選手、タナカ岩石選手、木村花選手くらいだと思うのです。その他の皆さんは、選手というよりもまだ練習生程度の実力だと思います。それが、レッスルワンの事情で選手扱いされ、しかもメインやセミにも絡むという状況は、よい試合を提供していても、彼らが絡む以外はよい試合展開なのになっていう不満を観客が抱いてしまい、結果的に会場への足が遠のくことになっているように思うのです。

 全日本プロレスも、野村選手、青柳選手、ジェイク選手で同じことをしていました。彼ら自身は練習生から出発して選手としてデビューしていたということ、彼らの努力や、ファンのこういう状況だから仕方がないよねっていう気持ちでの見守り感の提供もあって、今ではメインに出ても違和感はあまりなくなりました。レッスルワンもこれを狙っているのかなとも思いますが、Pro-Wrestling ACEの出身者が上記の全日本プロレスのときと比べて人数が多いというのもありますし、練習生からの出発ではなかったという拒否感が観客にあり、その結果、受け入れられない、納得できないという感情になってしまってるんじゃないのかなと思いました。

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 なんか、最後は大会の感想ではなくなってしまいましたが、楽しい空間を作ろうとしていて、それがなんかうまくいかない風景からの脱却を期待しています。次のレッスルワン生観戦は、神戸サンボーホール大会です。

 

2017 SUMMER EXPLOSION (開幕戦])~神戸開港150年記念大会~ 8.6 兵庫・神戸サンボーホール大会

 2週続けての全日本プロレス観戦となりました。先日の大阪大会でエヴォリューションからジョー・ドーリング選手が脱退、8.3新木場大会では佐藤光留選手も脱退という事件のほか、ジェイク選手の怪我による欠場により世界タッグが返上となり、挑戦が決まっていた大日本プロレスの関本選手と岡林選手のチームに、王者だった野村選手がパートナーを見つけて王座決定戦を行うことが決まり、そのパートナーに秋山社長、大森取締役、フリーのKAI選手が立候補し、KAI選手が野村選手に選ばれました。と、なんか、ここのところ両国決戦を前に激動の流れに入ってしまったかのような全日本プロレス。この神戸大会でも何かが起こるのだろうかと想像したりしましたが、大きなことは起こりませんでした。でも、大会はとても楽しかったし、興奮しましたし、素晴らしかったです。

 第一試合は、エヴォリューションを脱退したばかりで世界ジュニアベルトを失ったばかりの佐藤光留選手と、エヴォリューション広島支部のレイ・パロマ様のシングルマッチパロマ様はエヴォリューションのT-シャツを着て入場です。私の予想では、不意を突いての丸め込みでパロマ様が勝つかと思ったのですが、佐藤選手の横綱相撲で終わりました。

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 第二試合は、ほぼ地元(らしい)の岡田選手と田中選手のシングルマッチ。少年グループが観戦に訪れてるなと思ったら、岡田選手の応援団でした。彼らは「岡田コーチ頑張れ」と応援していましたが、岡田選手は何のコーチだったんだろう。応援に背を押されてか、岡田選手は田中選手を追い詰めましたが、最後は地力の差が出たのか、逆転負けしてしまいました。いやいや、田中選手は岡田選手の技量を見極めようと合わせていただけで、まだまだ実力差はありました。ただ、岡田選手はまだ技とかも制限されているだろう中で、試合運びのうまさが目立ちます。1年後は、ジュニア戦線をかき回す存在になってるのではないかと思いたいです。岡田選手はセコンドのときがかなりうるさいので、そこはもう少し黙っててほしい(笑)。

 第三試合は、世界ジュニア新王者のTAJIRI選手とビリーケン・キッド選手、世界ジュニア次期挑戦者のウルティモ・ドラゴン校長と中島洋平選手とのタッグマッチ。中島選手は、SUSHI選手の跡を受け継いで、このままジョバーの役割をさせられ続けるのでしょうか。うーん、もっと自己主張して貪欲に突き進まないと、今以上に埋もれてしまうと思いますよ、中島選手。GAORA TV王者の頃は、もっともっと突き抜けていたように思います。

 第四試合は、ワイルドバーニングというか役員組と、マッシモ選手と新たな外国人選手のダニー・ジョーンズ選手とのタッグマッチ。マッシモ選手は足が長いけど、そのせいで腰が引けたような立ち方になってて、ちょっと強さを感じられないんですよね。また、ダニー・ジョーンズ選手も線の細さが目立ってしまって、同じく強さを感じられませんでした。二人とも大きいのだから、もっともっとその大きさを使ってプロレスしてくれれば、迫力が出ると思うのです。それに、全日本プロレスのリズムに慣れてほしいですね。二人ともドタバタしてるだけにしか見えません。

 第五試合は、エヴォリューションに留まっている?諏訪魔選手と青木選手のコンビと、岩本選手と青柳選手のジュニアコンビとによるタグマッチ。岩本選手に対する諏訪魔選手の攻撃が、今の鬱憤を晴らすかのような激しい攻撃で、古舘伊知郎氏風に言えば「正当な八つ当たり」というものでした。「このクソガキ」と以前は宮原選手に言ってたことを岩本選手に言い出す諏訪魔選手。最後は、右腕の怪我後初の豪快なラストライドで岩本選手を沈めた諏訪魔選手。これからどういう動きをしていくのでしょうか。

 メインイベントは、宮原、野村、KAIという世界タッグ王者決定戦に出るタッグチーム with 健斗という組み合わせと、三冠王者の石川選手と、ゼウス、ボディガーという元世界タッグ王者+現三冠王者という組み合わせでの6人タッグマッチ。今の全日本プロレスが詰まったかのような試合でした。最後は、健斗のシャットダウンスープレックスホールがボディガー選手に炸裂。形は崩れてしまいまし、ボディガー選手の肩は浮いておりましたが、だからといってこの技を返すわけにはいかず(こらこらw)、決着がつきました。

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 大会を健斗がマイクで締めようとすると、野村選手がそのマイクを奪うという、最近定番になりつつある展開が繰り広げられました。野村選手の抱負のマイクのあと、やっと健斗がリングにぽつんと置かれたマイクを持って、最高ですか締めで終了。健斗が名実ともに全日本プロレスのエース(顔)になっているのを改めて確認した大会でもありました。少し前までは、三冠王者であることを武器にしていましたが、今はベルトがなくても宮原健斗というレスラー自体が武器になってんだなぁと、しみじみと思いました。

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 今回の大会もクオリティが高く、興奮し、楽しめました。だからこそ、いくらスポンサー様の社長様であっても、バトルロイヤルであっても、日本で知名度のない(というか世界で知名度がないか)ベルトであっても、ほぼ素人の方(メキシコでライセンス取得しているそうですが、そのライセンスも語弊を恐れずに書けば誰でも取れるみたいなもののようですし)が挑戦するようなことを、全日本プロレスのリングではやってほしくなかったですね。

全日本プロレス 7.30大阪大会(2017 SUMMER ACTION SERIES 最終戦)

 エディオンアリーナ第二競技場で行われました、全日本プロレスの大阪大会に行ってきました。今回は、かなり楽しめました。前回、5.12守口大会ではクオリティの低さにちょっと辟易としてしまいましたが、今回は前回と打って変わってメインがど迫力の展開で、これぞ私が求めている今の全日本プロレスだよっていう試合であり、大会自体も大変満足できるものでした。やればできるじゃないか、全日本プロレスさんよー(上から目線w)。

 エボ軍がゴタゴタしている中、健斗・諏訪魔・ゼウスという全日本プロレスを引っ張る所属の3選手(そこ、専属フリーとか言わない)と、三冠王者の石川選手・ジョー・ドーリング選手・ボディガー選手(子供のファンからボディボディと呼ばれていました)のレギュラー外敵?3選手による豪華6人タッグマッチ(ジョーもボディボディも所属扱いみたいなもんですが)がメインの試合でした。なんか起こるかなとは思っていましたが、起こりましたよ、試合後に。

 試合中は、何故か諏訪魔と絡むことを嫌がるジョー。石川選手もボディボディもそんなジョーにちょっと不信感。それでも、連携攻撃は普通に仕掛けます。逆に、健斗、諏訪魔、ゼウスのトリオはやはり連携はなし。個々に戦ってるという感じです。健斗はいつものように声は掛けていましたが。試合展開は徐々にそういう差が出たのか、孤立した健斗が石川選手にやられてしまいました。

 試合が終了してから、ジョーに詰め寄る諏訪魔ジョーは頑なに、お前とは戦わないと言い続けます。なおも縋る諏訪魔に、とうとうジョーラリアット。止めに入った青木選手にもエルボーからのラリアット一閃。倒れている諏訪魔へのストンピングの嵐。そして、ジョーによるエボ終了のお知らせ。これから、いったいどうなっていくのでしょうか。楽しみです。

 そして、一つ気になったことが。ゼウス選手が所在なさげな感じなのです。世界タッグも失った今、これといって全日本プロレス内に照準を定める相手がいなくなっているというか。ここは王道T優勝をかっさらって存在感をアピールしないと、今の全日本プロレスではどんどんと取り残されてしまいかねません。未だシングルでは未勝利諏訪魔選手や(諏訪魔選手の首を獲るとも言ってましたよね)、三冠王座への挑戦という目標があるはずなので、貪欲に狙っていっていただきたいです。

 そう言えば、KAI選手も小さくまとまった、じゃなくて、納まってしまったなぁ。真霜選手と世界タッグを奪取したのはよかったけど、真霜選手が怪我による長期離脱で、これまた立ち位置が揺らいでしまって、KAI選手もこれからどうしようかわからなくて迷っているといった印象を受けました。再び自由だーと爆発してみればいいんじゃないかなと、無責任に言ってみます。と書いてたら、ジェイク選手の欠場で返上に伴う世界タッグ王座決定戦の野村選手のパートナーに立候補しましたね。

 まぁ、これって、全日本プロレスのファンからしたら贅沢なことですよ。2年前では想像もできなかった、選手層の厚さからくる感想ですから。

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 新外国人選手のマッシモ選手はでかいのはいいのですが、動きがギクシャクしていて、強さをあまり感じさせないのが難点です。全日本プロレスの試合のリズムに慣れてないからだと思いますが、慣れればジョーのように迫力ある選手になってくれるかも。その前に、股間もっこりがくっきりし過ぎているので、もうちょっと隠してください……。

 世界ジュニアは、TAJIRI選手がグリーンミストからの押え込みでベルト強奪。TAJIRI選手は、日本のメジャーなベルトは初戴冠となるようです。次の挑戦者は、両国大会でウルティモ・ドラゴン選手との戦いに決定。

 ということで、両国大会の決定カード等をおさらいしてみます(ついでに予想もしてみますw)。現段階で9試合かー。昨年の両国大会の悪夢が再びということにならないように、スポンサーに気を使った余興は短くした方がいいかもですね。

1.三冠選手権(おそらくメインイベント)
王者:石川修司 VS 挑戦者:宮原健斗
宮原健斗選手の勝利三冠王座奪取

2.スペシャシングルマッチ(おそらくセミファイナル)
諏訪魔 VS 小島聡新日本プロレス
諏訪魔選手の勝利

3.世界タッグ選手権 王者決定戦
野村直矢&X VS 関本大介岡林裕二
※関本&岡林組の勝利世界タッグ王座二度目の戴冠。ジェイクのここにきての怪我での欠場は痛いけど、焦るだろうけどじっくりと治してほしい。XはKAIが秋山社長に直訴で社長もいきたいっぽいし、大森さんも色気あり。

4.世界ジュニア選手権
王者:TAJIRI VS 挑戦者:ウルティモ・ドラゴン
TAJIRI選手の勝利で世界ジュニアベルト防衛

5.アジアタッグ選手権
王者:青木篤志佐藤光留 VS 挑戦者:ブラック・タイガーⅦ&8月3日に発表のX?
※挑戦者組の勝利アジアタッグ王座奪取。変態自衛隊は仲間割れ。

6.スペシャシングルマッチ
青柳優馬 VS タイチ(新日本プロレス
※青柳選手の勝利

7.シングルマッチ
カリスティコ VS エル・ディアマンテ
※カリスティコ選手の勝利。というか、この試合を全日本プロレスの両国大会でやる意味が不明。

8.タッグマッチ
ドリー・ファンク・Jr.&ヒロ斎藤 VS 渕正信ザ・グレート・カブキ
※渕&カブキ組の勝利。というか、こういう介護プロレスはいらないんだけどなー。

9.!BANG!TV世界ヘビー級選手権試合 バトルロイヤル
王者:西村修 VS 佐野直&メールで選ばれた挑戦者
※バトルロイヤルはあるやろうと思っていたら、この方法を再びかー。

 試合が決まっていない所属選手は、ゼウス選手と秋山選手と大森選手くらいですか。あ、岡田選手もだ。なんか、秋山選手と大森選手との間で今度行われるGAORA TV王座にゼウス選手が挑戦とかありそうだなぁ。ジョー選手、KAI選手、崔選手、ボディボディも出場するだろうから、全12試合くらいありそうですね。

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 次は、8月6日の神戸サンボーホール大会を観戦します。一年振りのサンボーホールだー。

 

パワーレンジャー

一部ネタバレしていますし、少しdisってるかな。






 大味というよりも薄味というか、薄く広く引き伸ばした映画という印象です。戦いもほぼ終盤だけですし、そこは盛り上がるとはいえ、それまでが長いので集中力も途切れがちで、少し乗り切れなかったなという感じです。半分くらいの長さがちょうどいい内容ではなかったかなと思います。

 米国の映画を観ていていつも思うのは、米国の学校っていじめしかないんだろうかということです。なんか悲しい世界だなって思いますし、この映画もそういう描写があります。個人的にはかなり辟易なんですよね、そういう場面や展開って。

 パワーレンジャーになるまでの仲間5人の葛藤や関係性を一応描写しているのですが、ただ薄味と冒頭に書いたように、表面的に描いているだけで(この方法自体が悪いわけではないのですが)、特に深く掘り下げようともしていないので、気持ちの盛り上げ方に戸惑うというか。

 終盤のバトルは面白かったですし、変形ロボットが敵の巨大黄金グニャグニャ(どう言えばいいのだろうかw)を投げっぱなしジャーマンで投げ捨てる場面は最高です。ここはよかった。

 ただ、ロボットもスーツとかも、トランスフォーマーの影響から抜け出せないのでしょうか。これが世界のトレンドなのでしょうか。トランスフォーマーと言えば、バンブルビーの変形前の車を敵への攻撃に使って、バンブルビーって呼ぶ場面があります。

 まとめますと、悪くはないんだけど、何度も観たいかって言われると、薄味ながら一回でお腹いっぱいになって、特に何回も観たいとは思わないなという映画でした。

 続編作りたそうだったけど(次はグリーンを6人目として登場させるっぽい?)。今回の敵は前のレンジャー裏切り者という設定でグリーン担当だったので、今回の敵を再登場させる布石というのもあり得るかな。敵は最後は変形ロボットのビンタ(マジですw)で宇宙にぶっ飛ばされて凍っただけで、倒したとは言い難いですし。

 

WRESTLE-1 TOUR 2017 SYMBOL 7.16大阪・平野区民ホール大会

 7か月ぶり、3度目のレッスルワン生観戦。かな。平野区民ホールには初めて訪れましたが、暑い日差しの中、地下鉄の駅から一直線ではありますが、思った以上に歩いて汗だくになりながら到着。結構いい会場だったと思います。客入りは240席前後くらいかな。

 試合前に、土肥熊Tシャツを買って、土肥選手と熊ゴロー選手にサインを書いていただいている間に、(その日タイトル戦のある)土肥選手には「応援しています」、熊ゴロー選手には「応援していませんが頑張ってください」と伝えたところ、熊ゴロー選手にツッコミを入れられる展開(笑)。

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 本大会はタイトルマッチがUWA6人タッグ、リザルト、クルーザーと3つあり、リザルトとクルーザーの挑戦者にとっては地元開催という流れでした。また、NEW ERAを裏切った児玉選手と、一方的に言い寄られフラれた形の稲葉選手との絡みもあり、大変楽しみにしておりました。

 大会は、最初はちょっと熱気がないなと思っていましたが(個人的には落ち着いて観戦できるので悪いとは思いませんが)、試合が進むにつれて徐々に熱気が伴ってきました。

 エキシビジョンとしてダークマッチで、練習生の佐藤さんとPro-Wrestling ACEの皇選手との一戦がありましたが、佐藤さんは練習生じゃなくてもうプロの選手としていけるんじゃないかと思いました。逆に、既に一応はプロとして活動している皇選手の方がもうちょっとなんとかした方がいいんじゃないかな、なんて思いました。

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 リザルトは土肥選手を応援していたのですが、地元出身(大学が地元だったっけ?)の伊藤選手の圧巻のジャーマンで、伊藤選手がシングル王座戴冠。普通に堅く土肥選手の防衛だろと思い込んでいたんですよね。

 この伊藤選手の活躍は凄いものがあります。一部では、素人をリングに上げるなとか言われたりしていますが、プロレス学院出身だろうが、キャリアが短かろうが、試合数が少なかろうが、伊藤選手はもう立派なプロレスラーだと思います。決め技のジャーマンも素晴らしい、蹴りもいいし。タナカ岩石選手もそうですが、もうレッスルワンになくてはならない選手になっていると思います(Pro-Wrestling ACE所属だけどなw)。

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 クルーザーは、どう転ぶかわからない展開でしたが、MAZADA選手が余裕をぶっこき過ぎたのか、王座から転落。アンディ選手が勝利者賞を貰う前に、段取りを知らなかった吉岡選手(笑)が登場して次回の挑戦をアピール。これまた楽しみです。

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 個人的に、前に座った方が座高がかなり高くてリング内の攻防が見え難い状況での観戦となり、楽しみも半減。運が悪かったと言えばそのとおりなのですが、かなりモヤモヤ。なので、10月8日(日)に開催の神戸サンボーホール大会のチケットは最前列を購入してしまったじゃねーかよー。奮発しちまったじゃねーかよー。

 チケットを購入したあと、観客をお見送りしていた熊ゴロー選手と再度握手をしてもらい、土肥選手が負けたのは自分の責任でしょうかと尋ねたところ、熊ゴロー選手から(熊ゴロー選手も含めて)応援しなかったからだという返答をいただきました。ごめんなさい。土肥熊を応援するべきでした。

 土肥選手は何気にシングル三連敗?かな。これからの巻き返しに期待したいです。

 櫻田愛実さんはかわいかった。凛々しかった。

ライフ

ネタバレしてますし、ちょっとdisってもいるかな。







 真田広之が出ていたのにびっくり。知らなかったんだよぉー。そして、結構おいしい役。終盤まで生き残っていたし。主人公とヒロインを残して死んじゃったけど。そのポジションまで生き残っていたのは予想外でした。

 司令官をはじめとして、科学者とか、判断がトロかったり、うっかりが多かったりという描写が頻繁なせいで、緊迫感が全くなく、ダラっとした感じで、ギャグ映画かとも思ってしまったり。そう言えば、宇宙ステーションの中という閉塞空間なのに、閉塞感もなかったなぁ。

 司令官が宇宙ステーションの外でカルビン君(火星の生物の名前です。アメリカのとある小学校の名前から付けられました)に巻き付かれて、宇宙ステーションのハッチまで必死に逃げてきたのに、ハッチを開けずに閉めてカルビン君と心中しようとする場面で、えっ、さっきまで必死に生き延びようとしてたのに、急な心変わりは何?って感じたんです。この映画、心象風景なんて描こうともしていないので(それは問題ないんだけど)、そういう心変わり的な描写は?が連発するだけだと思うのですが、なんかそういうチグハグさが目に付きました。

 ほかには、科学者がカルビン君に殺されるのを、主人公、ヒロイン、真田広之が眺めていて、科学者が息絶えたあとにすぐに逃げればいいのに、真田広之だけぼぉーっとしていて、結局、そのせいで主人公とヒロインとはぐれてしまうし、カルビン君を結果的に助けてしまうことになるし。と、登場人物が間抜けにしか描かれていないのは意図的なんだろうか。科学者と真田広之との間に特別な関係性があったわけでもないし。

 カルビン君を地球に入れてはいけないと何度も劇中で言われていたので、カルビン君には地球に是非入ってほしいと願いながら(笑)観ていたのですが、最後の最後、主人公とヒロインが脱出ポッドで脱出し、主人公はカルビン君と一緒になって地球に行かずに反対方向に行く、ヒロインは地球に戻るという流れになって、これは主人公とカルビン君は地球に行くフラグだよなって思ったら、本当にそうなって笑いました(いい意味でね)。

 ラストは本当によかった。バッドエンドですが。それに、ヒロインが逆に宇宙を彷徨うことになるのもスパイスが効いていてよかったと思います。

 アジア?のどっかの海に主人公とカルビン君が乗った脱出ポッドが落ちて、近くにいた小舟に乗った地元の人がわらわらやっていて、開けるなと叫んでいる主人公を尻目に脱出ポッドのハッチを開けた場面をロングショットで捉えているのもよかった。続きが観たいまでは思わなかったけど。

 うん、この映画、ラストだけはよかった。

 

ジョン・ウィック:チャプター2

ネタバレしてますし、disってもいます。悪くはない映画なんですが……。




 前作同様、アクションはいいし、キアヌはかっちょええし、ガン・フーもいいんだけど、どうも肩透かしを喰らったような気分なのです。

 いい場面は結構あるし、部分部分はノレるんだけど、どうして諸手を挙げて楽しめなかったのかって観終わったあとに考えたのですが、これ、『仮面ライダー555』のライブ感(そこ、ここは笑うところじゃないぞw)を醸す作り方に似てるからだわって思いました。555も、一週間という間が空いての1話ずつの鑑賞なら、毎回ノリノリで続いていくのでテンションも上がって面白いのですが、DVDとかで一気にまとめて鑑賞すると、どうも細かいところの辻褄や(整合性)や、設定があやふやなところがメチャクチャ引っ掛かってしまうというのと同じ印象やわと。

 ジョン・ウィックは、マフィアや裏稼業の人達の間でリビングレジェンドになっているのに、思ったほど強くはないという描写も、最強オヤジ系を見慣れた今となっては引っ掛かるといいますか。確かに世界トップクラスというか、単体での実力はトップなんだろうけど、彼に匹敵する能力の人も何人もいますからねー。リビングレジェンドなんだから、そこはもっとぶっちぎりじゃないといけないと思うのですよ。特に映画ではそうしないと、うまく観客に伝わらないと思うのです。

 確かに5年ほど引退していて、能力は衰えたんだろうとは思いますし、前作はそういう感じで作っていたとは思うのですが、その説明というか提示の仕方が下手というか。それはジョン・ウィックがあまり喋らないというキャラクターということで、なかなか難しいのは分かるのですが。狂言回し的なキャラクターもいないですし。

 もう一つ、ジョン・ウィックの強さも、場面毎に微妙に設定レベルが違うのかなと思ってしまうこともあるのも、ノレない要因の一つでもあります。これは、映画としてこの場面はこういう形がかっちょええよねっていうことのみを実践してしまって、全体のバランスを見ていないからそうなってしまってるんだなと思います。それをやるには、もうちょっと映画全体のパワーを付けないと、細かいアラはかき消されないのではないでしょうか。先ほどは555に例えましたが、ジョン・ウィックの強さの提示のゆれって、ライブ感を押し出してしまっているから生じてしまう悪い副作用となってしまっているのではないでしょうか。

 また、この映画は世界観の設定には結構こだわって、細部まで作りこんでいるのではと推測しますが、それを劇中に反映させる作業が甘いようにも思うのです。この映画の世界は、バットマンゴッサムシティみたいなもので、現実世界をベースにはしてるけど、お伽話な世界なんですよっていうのを、もうちょっと分かりやすくした方が、もっとジョン・ウィックというキャラクターや、他のキャラクターも活きてくると思うのです。スーツだけで銃弾が貫通しないとかさ、もろお伽話でしょ。それを作劇的にも隠さざるを得ないのは、『47RONIN』の呪いなんだろうか(笑)。

 ラスト、ジョン・ウィックは最初は歩いて公園から去ろうとするのに、徐々に小走りになっていって、すぐに結構本気の走りになるのは、組織連合体から(ということは全世界の裏組織の人達から)狙われるようになってしまったジョン・ウィックがビビってるっていう演出なんだろうけど、そういう風に見せてしまったことで、ジョン・ウィックの強さの提示が更に消えてしまいました。ジョン・ウィックすらビビる組織という意味かもしれないですが、マイナス効果しかないと思います。しかも、キアヌの走り方がなんか滑稽だから、奇妙な場面としかなってないのも問題なのです。

 ちょっと色々とdisってしまいましたが、悪くはない映画だと思いますし、キアヌを含めてのバトルアクションは素晴らしいです。躊躇のないヘッドショットは最高です。続編に期待したいです。

 

YASHIRO 1st ソロ・アルバム「ASTRAIA」リリース記念ワンマンライブツアー ”Colors of ASTRAIA” @KING COBRA(2017年7月8日)

 アメリカ村でのKING COBRAというライブハウスで行われました、YASHIROさんのソロワンマンライブに参加してきました。YASHIROさんのギタープレイは勿論のこと、バックバンドのメンバー、ライブ自体、そしてお客さんまで含めて、全てがうまく絡み合って、素敵な時間と空間が作られていました。いやー、行ってよかったー。

 

 YASHIROさんを知ったのは、この前の5月10日に発売されたソロCD『Astraia』に関連して、BURRN!誌(そこ、笑うとこじゃないぞw)にインタビューが載っていたからでした。ギタープレイヤーのソロアルバムは大好物だし、何気に美人だし(写真とかでは美人タイプですが、実際は可愛いタイプです。いや、タイプとかじゃなくて、マジ可愛い)、ちょっと聴いてみようかなと軽い気持ちでアルバム紹介のトレーラーをYouTubeで見たのですが、曲もそうですが、ギタープレイがかなり好みだったので、翌日速攻で買いました。

 

 同時に、ソロライブツアーを行うということも知り、最近ライブハウスに行くことがまた増えてきたので、躊躇なく行く決心をしたのでした。デジタルチケットってあるんですね。これは便利だわー。

 

 CDを聴いていて思ったのは、TUBEの春畑道哉さんの初期のソロ活動でのギタープレイになんとなく似ているということ。春畑さんのギタープレイは、ギターを弾くのが楽しいんだろうなぁって思わせてくれるのですが、YASHIROさんのギタープレイもそれに似ているように感じるのです。それに、ギターの音が凄くいい。抜けがいいというのか、聴きやすいし、耳障りもいいし、それでいて印象に残る音で、没個性になっていない音。と書くと褒め過ぎですが、そう思ってしまったもんはしょーがない(笑)。

 

 BURRN!のインタビューでも仰られていましたが、サーフィンしていた頃のサトリアーニにも似ているように思います。特に曲のメロディの解釈というか弾き方が。あの頃のサトリアーニが好きな人も気にいるかもしれません(私はあの頃のサトリアーニしか知らないけど)。

 

 さて、ライブですが、YASHIROさんのギターの音は素晴らしいし、プレイも同様。サポートメンバーのギターの方のソロのときの音は、結構キンキンしてて、細くて、グチャグチャになってたんですが(disってすみません)、余計にYASHIROさんのギターの音のよさが目立って聴こえました。

 

 先にも書きましたが、写真とかではYASHIROさんって美人系なのですが、実際は可愛い系でした。MCから想像するに、この人は天然系かなと思いました。ご自身でも仰られていましたが、かなりなブラコンらしてく、確かに妹キャラな感じでもあるよなーと。ギタープレイからは想像もできませんけど。

 

 歌も、CDではまぁアイドルが歌ってると思ったら許せるかなレベルでしたが、ライブでは、これまで歌の練習をしてきたのか、CDのときに比べると、かなり声が前に出るようになっていると思いました。自分の歌声の性質と歌い方のコツを掴んだのかな(上から目線になってしまいました。すみません)。

 

 某ビリー・シーンが組んだバンドの曲(財団J対応の表記ですw)を演奏して歌ったのはビックリでしたよ。あのリフを聴いて、えええええと心が踊ってしまったのは、まだあのバンドを好きでいたいからなのかな。いや、あの当時のあのバンドが好きだっただけだ、きっと(また脱線しようとしてるw)。

 

 ライブから帰ってきて勢いで書いてみましたが、本当に素敵なライブでした。YASHIROさんのソロライブがあればまた行きたいです。いや、行きます。

 

http://www.kurosawagakki.com/yashiro/colors-of-astraia/

 

ディストピア パンドラの少女

ネタバレしています。disってはいない、かな。

 

 

 

 

 

 邦題がネタバレしてるっちゃーしてますね。まぁ、だから何って程度ですけどね。一応、感染系のゾンビ風映画で、感染者達は劇中では「ハングリーズ」と呼ばれています。無駄にかっちょええ呼称だ(笑)。ゾンビ風と書いたのは、死者ではないというか、死んだらなるっていう系統じゃないからです(おそらく)。噛まれたら、傷の度合いにもよりますが、数秒から数分でそれに変化してしまいます。

 

 実際にあるキノコ(どんなものだったかは失念、公式サイトによるとタイワンアリタケ)が原因で、人類のほとんどが人を喰らう思考能力の低下したハングリーズになった世界(マタンゴみたいだ)。この世界の描き方はよかったです。プリピャチ(チェルノブイリ原発事故のあった付近の閉鎖された都市)でもロケをしたみたいです。こういう映画には、確かにあそこはうってつけのロケーションポイントかもしれません。

 

 母親が妊娠している状態で感染して生まれた第二世代の子供達からワクチンを作ろうとしている軍や科学者達。母親が妊娠している状態で感染ってブレイドかよ(笑)。というか、この映画、色々と新しい試みをしているように見せかけて、色々な古くからあるものを組み合わせて新しいものとして提示しています。

 

 第二世代のお子さん達は、一見ごく普通の人間のようにお話もしますが、食べるのは虫(ゴカイだったかな)だったり、人間が肌と肌の触れ合う距離程度に近付くと匂いが誘引となるのか興奮状態になり本能のままに活動するハングリーズに変化します。そのため、人間はブロッカージェルを皮膚に塗って、ハングリーズを刺激しないようにしています。日焼け止めクリームを塗るみたいなものです。

 

 一応、主人公ポジの女性教師が、マッツ・ミケルセンに似てるんですよ。で、情が深いのはいいのですが、それによって多数の人が迷惑になるかもってことまでは頭が回らない、リアル世界では厄介な人とレッテルを貼られるタイプです。

 

 主人公達のいた基地がハングリーズの襲撃に耐え切れずに崩壊。主人公達はロンドンを突っ切って別の基地(ビーコンという基地、ここが本拠地なのかな)に向かいます。この逃避行は、画面は凄く面白かったのですが、お話の転がり方がちょっとテンポが悪かったというか。この映画は、テンポをよくするために人間関係とか人間模様を結構軽く描写しているのですが、だからこそ、テンポが悪くなるとスッカラカンになってしまうんですよね。

 

 パンドラの匣には災難とか色々なものが入っていましたが、最後に匣の中に残っていたのは希望でした。この映画でも人類で生き残ったのは女性教師だけでした。これは第二世代の少女メラニーにとっての希望が女性教師であり、ハングリーズがこれから生きていくための教育(=希望)を与えるために匣から解放されずに残されてしまったっていう解釈でいいのかなー。

 

 ハングリーズが植物化?(胞子化?)して、大木となり、そこから胞子を撒き散らして人類全員ハングリーズ化してやるぜっていう設定は面白かったです。でも、人間が全員ハングリーズ化したら、人間を喰えなくなるよって思ったのですが、動物ならなんでもいいみたいだったから、逆に人間からの進化というか変化という扱いだったのかもしれないですね。

 

コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝

ネタバレしてします。





 ヒロインだと思っていた人が、序盤が終わった辺りで教え子の児童と共にラスボスのルイス・クーに銃殺されるところで度肝を抜かれました。緊張感のないアホが真っ先に殺られていく展開は大好き。そういうところも含めて、この映画のあっさりと人が殺されていくところが妙にリアルだったりするんですよね。お話はファンタジーなのに。

 主人公は自警団の団長のおっさんなんだけど、もうかっちょええしか言葉が出ない。まっすぐで、でも他者をきちんと労わり、他者の気持ちも汲み、それでも自分の信じた正義、良心に従って生き抜くという姿勢は見習いたいというか、しないとダメだよね、人間なら。

 団長の配偶者は普通の人かと思ってたら、これまた武術の達人なんだけど、中盤で敵と戦闘中、あっさり敵をやっつけてドヤポーズしてるときに、後方から敵にやられた転がってきた味方にぶつけられて足を痛めるアクシデント。なんで、ここで笑わせポイントを持ってくんねん(笑)。でも、最後まで足を引き摺ってたから、ガチのアクシデントで足を怪我して、そういう設定に変更したのかなと思いました。

 守る価値のない村人という設定といい、展開自体もよくあるものでしたが、テンポを大事にするために人間関係が希薄になっているという弱点はあるけれども、120分をダレることなく楽しませるということを第一に置いて製作した結果だと思いますし、個人的にはダラダラと人間関係を描くよりも好みなので、この割り切り方が私には合っていたように思います。

 もう一人の主人公ポジの人の陰が薄くなりがちだったし、ウー・ジンが演じるキャラのお陰でかろうじて観客に忘れ去られなくて済んでたけど、予告編からはこの人が主人公だと思っていたというのもあり(実際、映画の中でも団長と共に中心人物なんだけど)、余計に本編では存在感が薄かったと思ってしまいました。

 最後は、主人公の攻撃を凌ぎきって生きているルイス・クーでしたが、村人達によってたかって刺されたりなんやかんやされたりでお亡くなりになります。このラスボスの倒され方には賛否両論あると思います。個人的には、こういう倒され方の方がこの映画の雰囲気には合っていたように思います。ただし、守る価値がないと認定されてしまった(映画的にね)村人達が、自分達が団長達を裏切ったことをすっかり忘れて被害者ヅラして(まぁ被害者ではあるねw)ルイス・クーに憎悪をぶつけるという展開はリアルでもあるんだけど、なんかモヤるね。

 トンファー使ってる人はサモ・ハン・キン・ポーのご子息とのこと。似てねー。